JR幕張駅を発着する乗降客1日1000人のバス路線、運転手不足で廃止…千葉市は路線維持要請「地域の死活問題」
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路線バスを運行する千葉シーサイドバス(千葉市花見川区)が、1日あたり約1000人の乗降客がいる路線を9月末で廃止すると、国土交通省関東運輸局に届け出た。沿線住民は困惑し、千葉市が路線維持を要請する事態となっている。
同社が廃止を届け出たのは、いずれもJR幕張駅を発着する、八千代台線(八千代台駅―幕張駅間)、幕張駅南口線(幕張駅―海浜幕張駅間)と、花島公園線(花島公園―長作町―幕張駅―海浜幕張駅方面)のうち、花島公園―幕張駅間の計3路線。同社は取材に対し、「運転手不足が原因。誰かが休むと運行に穴をあけてしまうかもしれないという危機的な状況にあり、路線を維持できなくなった」としている。
同社によると、八千代台線と幕張駅南口線の1日あたりの乗降客数は1~10人だが、花島公園線の花島公園―幕張駅間は約1000人。市は、特に利用者が多い花島公園線について、廃止による地域住民への影響が大きいとして路線維持を要請している。
2日と11日には市と同社が地元説明会を開いた。市交通政策課によると、同社は、花島公園線の廃止を来年3月末に延期し、今年10月以降は日中の便に限って運行する意向を示したが、利用者が多い朝晩の便については運行の見通しが示されていない。市は朝晩の便の運行継続と、同社が幅が狭い道路環境も廃止の一因としていることから、運行経路を見直して路線を維持することを要請している。
神谷俊一市長は9日の定例記者会見で、「廃止は地域にとって死活問題。事業者の運転手確保を支援し、路線維持に向けて働きかけていく」と話した。