お口がぽかん 子どもの口腔機能発達不全症が全国で増加 昔ながらの遊び減少も原因に
小学校に通っている子供の虫歯の割合は2015年度は50.76%と2人に1人は虫歯がありましたが、昨年度は過去最低の30.83%にまで減少しました。 【写真を見る】お口がぽかん 子どもの口腔機能発達不全症が全国で増加 昔ながらの遊び減少も原因に 昨年度の虫歯の割合は、高校で4割、中学校で3割、幼稚園で2割を下回るなどいずれも過去最少となっています。 このように、子どもの虫歯の割合は年々減少傾向にある一方で、「食べる」「話す」などの口の働きが発達していない「口腔機能発達不全症」が全国的に増加しています。その背景を取材しました。 ■口の周りの筋肉が弱いとか、育っていない。噛む力が弱い (矯正・小児ひまわり歯科 柿崎陽介院長) 「例えば、口の周りの筋肉が弱いとか、育っていない。噛む力が弱いということにもつながる」 子どもの口の異変についてこう指摘するのは、宮崎市にある矯正・小児ひまわり歯科の柿崎陽介院長。 「食べる」「話す」などの口の働きが年齢にあわせて発達していない状態の「口腔機能発達不全症」が全国的に増えていると言います。 こちらは、口の機能が発達していない子供の歯の写真。正常に発達している子供と比べて、あごが小さく発達していません。 また、こちらの子どもは、口周りの筋肉が発達しておらず、ろうそくの火を吹き消すことができません。 ■口の機能が低下しているその原因は・・・ (矯正・小児ひまわり歯科 柿崎陽介院長) 「現代は食べやすいものが多くなってきた。柔らかいものが増えてきた。あるいは外遊びをしなくなったとか、昔ながらの口遊び、風船を膨らますとか、あるいは風車とか遊びもなくなってきたので、子どもたちの口が育ってないというのが問題になっている」 ■しっかり噛んで、唾液を出して、飲み込んで こうした中、矯正・小児ひまわり歯科が運営している保育園では、1日2回、遊びの中でトレーニングを取り入れています。 また、子どもたちが食べる昼食やおやつにもこだわりがあります。 (サンキッズ保育園管理栄養士 横山和加子さん) 「しっかり噛んで、唾液を出して、飲み込んで、その一連の動きを小さいうちからしていくことがとても大事だと思うので、噛むことを意識して、あとは栄養バランスを考えて作っています」