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映画『配信犯罪』より
映画『配信犯罪』より

「ジェンダーステレオタイプ」を描くことは避けたかった

実は、ジュヨン監督には最後の最後まで悩み抜いていた描写があったという。それは、「加害者=男性、被害者=女性」という構図だ。

「韓国ではやっとフェミニズムが進み、映画業界を含めビジネスの役員に女性が名を連ねるようになりました。いままさに、男女平等が実現しようとしている時代です。そんな時代に、“性犯罪の加害者は常に男性で、被害者は常に女性”というジェンダーステレオタイプを描くことは避けたかった

映画では、チャットルームを運営するジェントルマンは男性だが、ドンジュを面白半分に追いつめたり、チャットルームを閲覧したりする人々のなかには女性も登場する。「誰もが加害者になり得る」というメッセージを伝えたかった監督は、この映画をジェンダーではなくヒューマニティの問題として描いたのではないだろうか。最後に監督はこう語った。

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「この映画は、人間の倫理を問う物語です。この映画を通してどうしても伝えたかったことがあります。それは“性犯罪は絶対に被害者の過ちじゃない”ということ。そして、性犯罪を見たり聞いたりした人は、“自分に関係ないから”と絶対に背を向けないこと。誰かの痛みは自分の痛みになり得ると感じてほしいです」

『配信犯罪』より
配信犯罪』は10月13日(金)よりシネマート新宿、10月20日(金)よりシネマート心斎橋にて公開
配給:ファインフィルムズ
(C)2023 Triple Pictures Inc All Rights Reserved.

【参考】
※1……16歳の息子が韓国史上最悪のネット性犯罪「n番部屋事件」の実態を知り感じたこと - FRaU web
※2……1カ月間に実現した6つの法改正/怒りが変えた韓国社会 - 特定非営利活動法人Tansa
※3……撮影罪とは?弁護士がわかりやすく解説 - 弁護士法人 デイライト法律事務所

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