都心16年ぶり積雪10センチ超 関東など417人けが
日本列島は8日、南海上を急速に発達しながら進んだ低気圧の影響で、東京都心(大手町)の積雪が17センチを観測するなど、関東甲信を中心に記録的な大雪となった。都心で10センチを超える積雪は1998年1月以来、16年ぶり。東日本や東北では9日にかけて大雪が続く所があるという。
雪の影響とみられる歩行者の転倒や車のスリップ事故などが7日夜から相次ぎ、共同通信のまとめでは埼玉県と石川県で3人が死亡、関東中心に417人がけがをした。羽田空港で発着便の多くが欠航。東海道・山陽新幹線に大幅な遅れが出たほか、高速道路の通行止めなど首都圏を中心に交通網が大きく乱れた。
気象庁は関東甲信などに大雪警報を発表。風も強まり、千葉県全域と横浜市、川崎市などには暴風雪警報も出た。関東では埼玉県熊谷市25センチ、千葉市19センチ、横浜市14センチの積雪を観測。甲信では甲府市で41センチ、長野県松本市で49センチに達した。
都内では一部の私立大が入学試験の開始時間を遅らせた。東京スカイツリーは昼前から展望台の営業を中止。東京競馬場のレースも中止された。
気象庁によると、都心で8日午前、今季最低の氷点下0.9度を観測。各地で未明から気温が上がらず、日中も氷点下の厳しい寒さとなった。
福島県の一部や宮城県全域にも大雪警報が出た。東北の太平洋側は、9日夜遅くにかけて広い範囲で雪が降る見通しで、9日夜までの24時間予想降雪量は多い所で50センチ。東日本と東北の太平洋側は海上中心に非常に強い風が吹き、海は大しけになる。
8日昼ごろまでは関東より西でも広く雪が降り、最大積雪は名古屋市で5センチ、高松市で3センチ、広島市や京都市で2センチだった。西から徐々に天気が回復した。〔共同〕