「THE W」が終了! 阿佐ヶ谷姉妹、3時のヒロイン輩出も打ち破れなかった「賞金に見合わないレベル」「低視聴率」の壁
■審査員に「粗品」を起用も視聴率は上がらず 「他の主要な賞レースと比べて、審査基準が不透明であるという批判も根強くありました。審査員のコメントがどうしても当たり障りのない表現になりがちで、視聴者が感じる面白さとのズレが目立っていたのです。昨年はそうした停滞感を打破するための切り札として、霜降り明星・粗品を初めて審査員に起用。粗品は『賞金1000万円にしてはレベルが低い』『正直、1秒も面白くなかった』などと忖度のない厳しい言葉を連発して話題になりました。しかし、それでも視聴率の劇的な回復にはつながらず、最終的に番組を終了させるという判断を下す最後の一押しになってしまった」(芸能記者) 日本テレビの定例会見で岡部智洋常務執行役員が述べた「役割を果たした」という言葉は、裏を返せば、これ以上の成長やビジネスとしての拡大が見込めないという現実的な判断でもある。 「日テレは現在、読売テレビと共同で、男女関係なく漫才とコントの二刀流で競う新たな賞レース『ダブルインパクト』を開催しており、今後は性別にかかわらず全ての芸人が同じ舞台で競い合う場に注力していく方針を示しています。『THE W』という独自の枠を設けて女性芸人を保護し、育成するフェーズは終わり、実力で男女平等の勝負に挑む時代が来たと言えます。今回の終了は残念ですが、お笑い界全体がより健全な競争環境へと移行するための必要な新陳代謝だったと受け止めています」(バラエティー関係者) SNS上でも「M-1などに比べて学芸会のように見えてしまうことがあった」「本当に面白い人は男女混合のレースでも売れていくから」といった、終了に対して納得している声が多く見られる。 「THE W」の幕引きは、賞レースが乱立する現代のお笑い界において、コンテンツの淘汰(とうた)と整理が本格的に始まったことを象徴しているのかもしれない。 (泉康一)
泉康一