マインクラフトの老舗アナーキーサーバー「2b2t」のワールドを保存する大規模アーカイブプロジェクト「2b2t.place」が、合計約15TBに達する世界最大のマインクラフトワールドデータを一般公開しました。データはTorrentでダウンロードできるほか、ブラウザ上で閲覧したり、専用サーバー上で実際に探索したりすることも可能です。
1M² WDL - 2b2t.place
https://2b2t.place/1million
2b2t.place
https://github.com/2b2tplace
How 1 Million² Minecraft Blocks Were Downloaded on 2b2t - YouTube
2b2tは2010年から運営されている世界最古級のマインクラフトサーバーで、ほぼルールのない「アナーキーサーバー」として知られています。15年以上にわたって世界中のプレイヤーが建築や破壊を繰り返してきた結果、広大な人工構造物や遺跡が点在する独特の世界が形成されました。
今回公開されたアーカイブには、2025年12月から2026年4月にかけて取得した一辺102万4000ブロックのオーバーワールドに加え、過去に取得した一辺51万2000ブロックのオーバーワールド、一辺25万6000ブロックのエンド、一辺10万ブロックのネザーが含まれています。圧縮後でも約15TB(13.7TiB)という巨大なデータセットとなっており、公開されているマインクラフトワールドとしては過去最大規模です。
プロジェクトはPhook氏とCrane氏を中心に始まり、当初はプレイヤーの拠点やアイテム保管庫を探すことが目的でした。しかし、チャンクを追跡するボットを開発する中で「それならマップ全体を保存してしまおう」という発想に至り、最終的には2b2tそのものを歴史資料として保存するアーカイブ計画へと発展しました。
このプロジェクトでは、28個のマインクラフトアカウントをクラウドサーバー上で24時間稼働させる独自開発ボットを使用しています。ボットはエリトラによる耐久値消費なしの飛行手法を利用して自動巡回し、取得したチャンクを中央サーバーへ集約する仕組みで、保存効率を高めるために「zvcr」という独自のワールド保存フォーマットも新たに開発されました。
プロジェクトは1年以上に及ぶ開発期間を経て実現し、100万ブロック四方のダウンロード自体には109日を要しました。優先接続料金やクラウドサーバー代などを含めると総費用は約3000ドル(約44万円)に達しており、開発チームは現在、寄付によって継続的なアーカイブ活動を支えています。
ダウンロードしたデータは単なる保存用ファイルではなく、付属ソフトウェアを利用することで任意の地点を自由に探索できます。また、「Wayback」機能を備えた専用ビューアーでは、過去に取得された複数時点のワールドを切り替えながら同じ場所の変化を確認でき、Google Earthの過去画像やWayback Machineのように2b2tの歴史をたどることが可能です。
さらに、取得したデータを解析した結果、サーバー全体に存在する人工ブロックやネザーポータルの分布、極めて珍しいブロック配置なども調査されました。開発チームは今後もデータマイニングを続け、2b2tの歴史的資料として保存・公開を続ける方針を示しています。
外部リンクGIGAZINE(ギガジン)
関連情報(BiZ PAGE+)
/https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/f/9/f90ef_1726_02986141_a6973900-m.jpg)
/https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/8/0/80631_28_276bbf2b_4dee42ec-cm.jpg?v=20260716110445)
/https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/c/2/c2c31_1399_a6583597_aae93d88-m.jpg)