メナシの世界(北海道出版企画センター)参照ですが、アイヌ語のメナシという地名は原則的にスムと対になって、二股の川の太平側では川上に向かって右がメナシ、左がスムで、オホーツク海側ではその逆だということです。メナシはその歴史が登場した初期からラッコをもたらす地域として広範囲を指すように見えますが、実はスムと対になって狭い地名として存在したということで、広範囲のメナシは和人の区分ではないかとの指摘があります。アイヌ語で東はチュプカ(太陽の・上)なのです。和人社会ではメナシは東隅という意味で通用。メナシは古代日本のあづま、みちのく観を受け継いだ地域の可能性があります(諏訪大明神絵詞の日ノ本もそうか)。
北海道にはアイヌの3集団がおり、さらにそれぞれは北海道の外の3集団と繋がりがあるという、この構図は興味深いところですね。
五大と言っていますが、もうひとつ青森に残っていた集団を加えて6グループに分けられると思います。