夏の高校野球愛知大会 横須賀、大成3回戦へ…瀬戸が逆転、栄徳破る
夏の甲子園への切符をかけた第108回全国高校野球選手権愛知大会の2回戦が11日、愛知県内各地の球場で行われた。横須賀や大成などが勝ち進む一方、春の県大会に出場した栄徳は瀬戸に敗れた。12日は、7球場で16試合を予定している。 大成4―1豊田北 念願の野球スイング磨く 豊田北(3年)堤響鳳介選手 「振らないと勝てない」。高校で本格的に野球を始め、大会前にレギュラーをつかんで迎えた初の打席でそう言い聞かせた。しかし、この打席は三振、五回は2球目を左飛に打ち取られた。直後に仲間と交代した。 小学生の頃からテレビで野球を見るのが好きだった。「プレーしてみたい」と思ったが、地元に少年野球チームはなく、中学校には野球部がなかった。あきらめきれず、学校から帰るとすぐに父親とキャッチボールや素振りをする日々を過ごし、高校でやっと念願の野球部に入部できた。 最初は細かいルールを覚えるのに苦労した。「三塁ランナーで、ツーアウトなのに走らなかったり、フライなのに走ったり……」と三輪俊太郎監督は振り返る。仲間はいやな顔せず、何度もルールや動きを教えてくれた。 プレーをするうちに「長所は打撃」と気づき、練習の合間に1人でティー打撃をしてスイングを磨いた。自宅でのトレーニングも欠かさなかった。春の地区大会で初めての背番号「17」をつけ、1回戦、2回戦と代打で出場し、ともに安打を放った。 大会前に三輪監督から「守備は目をつむる。2、3打席お前のスイングが見たい」と言われ、「9」を背中に背負って出場。守備でミスはなかった。チームは敗北したが、「最後までやり切れて良かった」とすがすがしい表情で語った。 (小此木日向花)