リクエストありがとうございます!
アンチ上手く書けなくて設定ちょっと変えさせてもらいましたm(_ _)m
それでは本編へどうぞ🐤
ー太智sideー
最近、ありがたいことに仕事が増えていた。
バラエティー番組の出演に、雑誌の撮影、LIVEの打ち合わせ。
スケジュールが重なる日も増えてきて、
毎日があっという間に過ぎていく。
嬉しいはずなのに、
少しだけ、余裕がなくなっているのも分かっていた。
────
「スケジュール更新しました。」
マネージャーの声に、みんなスマホを開いた。
共有アプリに並ぶ予定をスクロールする。
上から下まで埋まっている通知。
一瞬だけ指が止まる。
でもすぐに画面を閉じて、顔を上げた。
M!LK「了解です」
いつも通りの声。
柔「うわ、太ちゃん詰まってるね」
柔太朗が心配する口調で小さく呟く。
勇「最近みんな忙しくさせてもらってるじゃん」
勇斗が落ち着いた声で言う。
舜「それな、幸せだよね俺も昨日帰ったの遅かったし」
舜太が軽く伸びをする。
少しの間、みんなそれぞれの大変さを口にする。
だからこそ、軽く笑った。
「まあでも、ありがたいじゃん」
勇「それはそう」
勇斗がうなずいてから、
少しだけ間をあけて言う。
勇「太智なら大丈夫そうだけどね」
そのあと、軽い調子のまま続ける。
勇「…でも無理しないでよ?」
ほんの一言。
重くならないくらいの、いつもの言い方。
だから同じ温度で返す。
「してないって」
短く笑う。
本当は、全然そんなことないのに。
その日の収録中、
立ち位置、動き、表情、全部ちゃんとやる。
できているはずなのに、少しだけ体が重い。
仁「太智、水」
仁人がペットボトルを差し出してくる。
「ありがと、けど大丈夫」
仁「いや飲めって」
軽く押しつけられて、少しだけ飲む。
仁「顔、ちょっと疲れてる」
「気のせいだって」
笑ってごまかす。
帰りの車。
舜太と勇斗が盛り上がっていて、
柔太朗はそれを見ながら時々ツッコむ。
俺も時々会話に参加する。
でも、少しだけ会話が遠い。
勇「太智、静かじゃね?」
勇斗が振り返る。
「え、そんなことないって」
勇「いやあるって」
「気のせい」
そう言って笑う。
その横で、仁人だけが何も言わずに俺の事を見ていた。
その日から、「大丈夫」は少しずつ増えていった。
忙しいのはみんな同じ。
だから、自分のしんどさは後回しでいい。
そうやって、2週間が過ぎた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。