自殺示唆する女児のノートに担任「花マル」…地裁が賠償請求棄却 「女児に頼まれつけた」

担任が花マルを付けて女児に返したノート(代理人の三橋和史弁護士提供。黒塗りは三橋弁護士による)

奈良市立小学校で令和3~4年、同級生からいじめを受けていた女児の自殺を示唆するノートの記載に担任教諭が「花マル」をつけるなど、学校の対応が不適切だったとして、女児側が市に約250万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、奈良地裁(和田健裁判長)は16日、請求を棄却した。

判決理由で和田裁判長は、「わたしは死ねばいいのに」と記した女児のノートの記載を見て教諭が驚き、女児と対話したと指摘。女児が実際に「死にたい」とまでは思い詰めていなかったことを確認した上で、女児をばかにした児童に謝罪させるなどしており、職務上の義務違反はなかったとした。

いじめ受け自殺ほのめかす女子児童ノートに担任が「花マル」「You can do it」、損害賠償求め学校側を提訴

また、ノートの花マルは女児から頼まれて書いたもので、女児を励ましたい気持ちから、さらに「You can do it!!」と記したと認定し、助けを求める女児の気持ちを踏みにじるような違法行為は認められない、と結論づけた。

判決を受け、両親は「大きな驚きと、深い戸惑いを感じています」とのコメントを出した。

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