堂々とハラスメントを行う人間が、ハラスメント条例を県議会で審議
罰則付きとなると、とても厳しいものになることは間違いない。人権にも関わる。
だが、少し待ってほしい。そのハラスメント条例を審議するのが、私の知る県会議員なのだ。誰もが認める常識を「非常識」として罵り、ハラスメントがいかなるものであるのか、知らないし、理解できない。自分のしていることがハラスメントであることもわからない地方議員が審議するのだ。それで真っ当な議論ができると言えるだろうか。
無論、県議会議員のすべてがそうであるとは言わない。しかし、全国レベルの一般常識が通じない輩が、人を罰するような条例を採決していいものだろうか。
カネでポストを買う。それが慣例であり常態化していたと言い訳するのなら、一般市民感覚と大きなズレがある。それにもまして、人を差別したり貶めたりするような地方議員が、人に罰を与えるハラスメント防止条例を審議、採決することのほうが、よほど末恐ろしい。感覚や価値観のズレなんてものではない。裁かれる側が、裁きを下すようなものだ。県民にも直接の影響が及ぶ。
三重県知事は罰則付きカスハラ条例を県議会に上程する前に、このような状況で審議を進めるべきなのか、県民に信を問う必要があるのではないだろうか。
ほんとうに怖くてたまらない。
(文中一部敬称略)