福岡のケースに重なる筆者の実体験
「まるで、あなたのケースと同じだね」
この金銭授受報道が広がって以降、そういった声が相次いで私のもとに届く。政治への批判とも、私への信頼と寄り添いを込めた言葉にも聞こえる。私もかつて出馬した衆議院選挙で同様のことを言われた経験を持つからだ。
「選挙をやりたいんなら、カネを持って来い!」
そう恫喝されたのだ。そのことは、今年2月の衆議院選挙に関連して、体験談としてこのサイトでまとめている。
(参考記事)【衆院選出馬顛末記1】「カネ持ってこい!」前回選挙に落下傘候補として立憲から出馬した私が受けた理不尽な扱い(2026.2.5)
それを精読している読者の正直な声なのだろうと私は解釈している。
詳細はすでに配信されている連載記事にある通りだが、ここで少し私の場合を述懐しておく。
私が立候補したのは、2024年10月15日公示、同月27日投開票の第50回衆議院議員選挙だった。私はその選挙に三重県第4区から、立憲民主党の公認で立候補した。
きっかけは三重県在住の知人から声をかけられたことだった。私は候補者公募に応募した。当初の希望の選挙区とは違っていたが、三重県第4区を提案された。
いうなれば、国政政党の公募による落下傘候補だった。
それから活動の拠点を当地に移して、そこでの私の陣営によるいわゆる歓迎会の席上でのことだった。忘れもしない、2023年11月24日のことだ。場所もいまでもはっきり覚えている。
私の選挙対策委員長は三重県南部選出の県会議員が務めていて、当日は私の隣に座っていた。それが突然、私にこう言い出したのだ。
「カネの切れ目が縁の切れ目」
そこから事務所の収支の話になったかと思ったら、いきなりあの言葉が出た。
「選挙をやりたいんなら、カネを持って来い!」
「お前、カネ持ってないんだろ!」
どうしてそんなことを言われるのか、理解ができなかった。