皇室典範改正法案が参議院を通過し、成立しました。22年間に及ぶ言論活動とロビー活動の成果が一応は出たことになります。本来でしたら祝杯の一つでもあげたいところですが、そのような気分には到底なれません。結果は「1勝1敗」あるいは「0.7勝1敗」といったところです。
不要な第一案が入り込んだほか、第二案では養子の条件が付加されたことにより、リスクを抱え込んだだけでなく、実現性が制限される内容になっています。
政治は妥協の産物なので、こうなることも想定の範囲内でしたが、それにしても、百地章氏が、最初からガス抜き目的で第一案を了承するように麻生太郎氏をはじめ自民党中枢を説得したのは諸悪の根源です。肉を切らせて骨まで断たれてしまわないか、心配でなりません。学者の功名心は恐ろしいものです。
今日から、新たな戦いが始まりました。第一案のリスクを限りなく低減しつつ、第二案の実効性を確保していかなくてはなりません。