「通勤時間に給料が出ないのか!?」
って話は昔からよく出てくるんですけど、もし本当に通勤時間が給料の出る「労働時間」になったら、たぶん困る人が増えると思うんですよね。
まずメリットとしては、通勤時間に給料が発生するので、長距離通勤でも満員電車通勤でも、「今の時間もお金になってる!」と思えばまあ報われますわね。
あと会社としては、通勤自体がコストに直結するので、テレワークがより推奨されるようになるでしょうね。
その他は全部デメリットになるかなあ。
・通勤中も勤務時間になるので、会社の指揮命令下に置かれ、自由がなくなる。通勤中も仕事を命じられ、寄り道もできず、本を読んだり音楽を聴いたりもできなくなる
・会社は人件費を抑えるため、オフィス近くに住む人を優先的に採用し、長時間通勤者は採用されにくくなる
・通勤時間分が労働時間に上乗せされるので、長時間通勤者ほど労働時間の上限に達しやすくなり、残業や副業が制限されてしまう
さらにその影響として、会社に居住エリアを指定されたり、通勤経路が最短か厳しく精査されたりすることになるだろうし、そうなれば都心部の地価や家賃がさらに上がったり、都市の消費行動そのものが大きく変わり、コンビニや駅ナカの店、小売外食産業やジムフィットネス業界、習い事、スマホアプリ、広告などの事業者はネガティブな影響を受けてしまうかもしれませんね。
実は日本のみならず、多くの国の労働法は、「給料を払うかどうか」より先に、「その時間、会社がどこまで従業員を拘束してるか」を重視してるんです。
なので、「通勤時間に給料は出るのか?」という議論は、賃金の問題であると同時に、「自由時間をどこまで会社の時間にするか」という問題でもあるんですね。
もちろん、極端な長距離通勤や、会社都合で遠距離通勤を強いられるケースなど、見直しを検討すべき論点もあるわけですが、「通勤時間に給料を払えば解決!」というほど単純な問題じゃないことは、知っておいて損はないでしょう。
確かにリモートワークが普及した今、「通勤時間も給料がでるのでは?」という議論は必要だよな。
仮に通勤時間も給料が出るなら、リモートワークはもっと普及するわけで。