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当製品は車体の基本部分のみのキットであり、動力・各種ディテールは“おまかせ”となりますが、ぜひ各自の創意工
夫でお楽しみ下さい(プロトタイプ通りに組む場合の別途購入品目は本紙裏面右側参照)。
・パーツの切り離しは、歪みが出ないよう注意深く行ってください。材質は真鍮、板厚はt0.3となっておりますので、
相応にデリケートな扱いが必要です。工具はマイクロタイプのニッパー、エッチング鋏、爪切りを推奨。
・板の折り曲げの際、スジ彫りが内側とならないケースもありますので注意して下さい。
・組立にはハンダ付を推奨しますが、場所によっては瞬間接着剤/エポキシで代用しても差支えありません。
・タップ立てが必要な箇所があります。M1.2・M1.4のタップをご用意下さい。
・屋根の折曲げ加工には、万力ないし咥え部分の長いヤットコ(タミヤ エッチングベンダー等)が必要です。
・手スリ・配管類の取付に0.3mm・0.4mm・0.5mm、ヘッドライトの取付に1.0mm or 1.1mmの孔アケが必要。ま
た床板等の取付孔の一部を1.2~1.5mm程度に拡張する必要があります。各々の径のドリルや先細の丸ヤスリをご
用意下さい。
・部位によっては、リベットやモールド切除のためヤスリ(ペーパー)仕上げが必要です。
・キャブや機器室などの裏面には、手スリの追加工や打出しリベットのためのポンチマークがあります。
・塗装は脱脂洗浄、プライマーで下処理ののちおこなってください。実物の色は軽便時代は黒一色、改軌後は青灰色
一色→赤+黄の塗分け(時代によりボンネット・屋根上の色や全体の色調に変化あり)ですが、いずれにしても、好み
の色で仕上げてみて下さい。
栗原鉄道
E
D
1
8 (栗原電鉄ED20) 車体エッチング板
※注意: このキットは製品の特性上ある程度の経験者向けであり、小さなお子様や工作知識
のない方には適しませんのでご留意下さい。
© 軽便鉄道模型祭事務局 2024-2025
メール keibenfes@gmail.com
公式ブログ http://keibenfes.exblog.jp/
設計・製造 アルモデル 協力:くりでんミュージアム
G=9mm
このたびは第20回軽便鉄道模型祭記念エッチング板をお買い上げいただきありがとうございます。
今回の題材は、軽便祭記念エッチング板では初の電気機関車です。栗原鉄道の18t級B-B凸電・ED18形。昭和
25/1950年に同社の電化に合わせて3輌を製造。しかし僅か5年で762mmから1067mmへと改軌され形式名
もED20に変更、その後30年以上に渡って軽便譲りの小さな機体のまま第一線で活躍しました。最終的に平成
7/1995年まで車籍を有し、現在も2輛が静態保存(ED202:細倉マインパーク前駅跡、ED203:くりでんミュージ
アム)されていることから、改軌後の『栗原電鉄』時代の姿を直接ご覧になっている方も多いことでしょう。
製品は基本的には軽便時代(スケール:HO/ゲージ:9mm)としての組立を前提としていますが、動力廻りの工夫さ
え厭わなければ、12mmゲージでサブロク時代のED20に仕上げることも可能です。
Ratio 1:87
第20回軽便鉄道模型祭記念 参考:1067mm改軌後の姿(栗原電鉄 ED20形)
側面は2-1位(非公式側)
*762mm時代の塗色は黑
青灰色
(1955~1977年)
側面は1-2位(公式側)
公式側のみ、
・ʼ70年代頃より側扉窓に
保護棒あり
・ここの点検扉無し
赤・黄ツートン
(1977~1990年)
側面は2-1位(非公式側)
※12mm改軌は上級者向です
くわしくは
特典資料の
p37を参照
G=12mm
G=12mm
Ratio 1:87
パンタ廻り配管→
(軽便時代も同様)
↓赤+⻩時代の天面
屋根と機器室上面は明灰色
(1990年夏以降のED201は紺色)
↑1-2位
キャブインテリア
配置
↓2-1位
パンタ上下作用
空気シリンダーへ
パンタ枠へ
パンタ枠へ
ホイッスル
改軌後
パンタの舟は広幅
φ9.8
φ9.8
連結器 (図では省略) は
自連を端梁に取付
改軌後 側面ステップ
3ヶ所とも狭幅化
★機番別ディテールの詳細は
PDF特典資料p30~参照
石越→
側窓枠色の変遷
*1977〜83頃:外枠
外周のみ白(左上)
*1983頃〜90:外枠
縦桟も白に(側面図)
*1990〜:ED201のみ
サッシも含め白(左下)
*現在の保存車
(202/203)は赤一色
★本紙はWEB一般公開版につき、下記の特典資料のリンクは有償販売サイト(BOOTH)のものとなります
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パーツ一覧表
上の図はエッチング板のランナーとゲート(バリ)を除いた状態を示しています(治具として必要な部分は残してあります)。これを参考に、位置決め用の突起をバ
リと間違えて落とさないよう注意してランナーから切り離して下さい/・赤文字は9mm版用パーツ、青文字は12mm版用パーツ、茶文字は共通パーツです/・パーツ名に
併記の使用個数は1輛分です。また、◆印パーツは任意使用。/・赤いマーキング
■の部分は、スジ彫り(凹部)が外側になるように折り曲げます。/・黄色の丸印
●
にはM1.4、橙色の丸印
●にはM1.2のタップを立てます。/・特に記載のないパーツは予備・おまけ(カプラーピン、リンク等)です。
別途購入が必要なもの
■動力
・全軸駆動化の場合:アルモデル B4021 ア
ルパワーN20B×2個 + B4023 ボギー動力専
用床板
・片台車駆動の場合:アルモデル B4020 軽
便ボギー電車他動力セット
■機能部品
・パンタバネ:
アルモデル C3083 パンタバネ[1]
・カプラー:
マイクロトレインズ(N用ケーディー) #2004
〔キット:#2003 or #2001のショートシャン
ク〕or 各社朝顔型(アルモデルB3001/イモ
ンHOE001/MWロスト製等)*朝顔型はポ
ケット後部切除要
・ビス M1.4x2:4~8本、M1.4x3:6本、
M1.4x4:1本、M1.2x4:2本
*動力台車の床板への取付:アルパワーに付
属のM1.4x2.5でもよいが可能ならM1.4x2の低
頭タイプ(エコー B1421U or イモン)推奨
・φ0.4位の極細リード線(アドラーズネスト ANE- 0190等) → 動力がアルモデルB4021x2個+
B4023の組合せの場合必要
■ディテール
・ヘッドライト:
イモン SL294 ヘッドライトLP42×2個
イモン SL296 反射板LP42(好みで)
*ヘッドライト代用品: イモン BD2003 or
BD2004 ヘッドライト中型〔旧フクシマ品 背面削
正など若干加工要〕)
・円筒(カンテラ)型テールライト:
イモン SL010 標識灯 or
エコー 1001 標識灯
(改軌後含め全時代使用可 軽便時代は2ヶ
使用/改軌後青灰色時代は4ヶ使用)
・ホイッスル:
エコー 3611 ホイッスル 他
・ブレーキシリンダー:
イモン EC035 ブレーキシリンダー
・台車間床下エアータンク:
イモン BD5017 エアータンク 釣合空気溜
・アルモデル B3045 φ8スポーク輪芯板
・線材(真鍮or洋白)
φ0.3、φ0.4、φ0.5、φ0.6(*好みで
φ0.25、φ0.35使用も可)
★12mm版のみ必要
・カプラー:イモンカプラー HO-301 蒸機フ
ロント用×2個(ポケットのスペース都合で
ケーディー及互換品の取付は要工夫)
・エアホース(エコー 3603 他)
・ガイコツ型テールライト(改軌後1970年代
後半以降):
イモン BD2103 テールライト一般旧型 or
エコー 1614 旧型テールライト
・非公式側2位寄床下エアータンク(要自作)
・φ9.8動輪(『改軌セット』不使用の場
合、各自工夫のうえ調達・加工のこと)
屋根テンプレート(外寸)
リベット
(ボルト)
押出し
練習用
パンタガイシ台
ピッチ確認治具
キャブ側面~
屋根肩テンプ
レート(内寸)
*曲げ型作
成時に使用
手
スリ曲
げ
治
具
キャブ屋根
+側板
*下が公式側
(扉窓裏面に保護
棒ポンチ孔有)
キャブ屋根
+側板 (曲げ
失敗時予備)
キャブ
妻板
機器室側面点検フタ
(ルーバー有り)
機器室側面点検フタ
(ルーバー無し)
12mm用
端梁
デッキ正面手スリ
側面部台座(4ヶ使用)
デッキ正面
手スリ
乗務員室ドアハンドル
(2ヶ使用 他予備有)
キャブ妻窓脇ステップ台座
(4ヶ使用 他予備有)
機器室
2位側
機器室
1位側
機器室正面ス
テップ上板
(6ヶ使用)
12mm版ナンバー
プレート・社紋
9mm用
端梁
9mm用ナンバー
プレート・社紋
(製造銘板は共通)
台車枠
表板・裏打板
(各4枚)
ランボード
(2ヶ)
パンタ
取付台座
(4ヶ)
パンタ イコラ
イザー(2本)
台車枠イコライザー
表板(4ヶ使用)
担バネウェイト
(8ヶ使用)
ガイシ部品(厚)
16ヶ個(2個セット状態で
8組)使用
ヘッドライト
台座(2ヶ
使用)
機器室側面
ハンドレールノブ
(12ヶ使用,予備4ヶ)
パンタグラフ
下枠(2ヶ)
*ガイシ:厚-薄-厚-台座2枚-厚-薄-厚で
重ねてφ0.8線を通してハンダ付後中央の
ランナー切り離し
パンタグラフ
上枠(2ヶ)
パンタ舟可動部1
(1ヶ使用)
ガイシ部品(薄)
8ヶ(2ヶセット状態で
4組)使用
パンタ
上下作用配管
パンタ取付脚 8ヶ(4ヶセット
状態で2組)使用
砂箱
(台車枠
横梁取付
8個使用)
ヘッドライト
ステー(2個使用)
パンタ舟9mm用
パンタ舟12mm用
パンタ本体台座
台車軸箱(8個)
台車軸受+担バネ
表板
台車軸受+担バネ+イコライザー
底板(4組)
*長円枠内:側台枠ステップ外枠・中桟
(各6個使用、中桟は他に予備1個あり)
赤枠:9mm用(広巾 近傍ランナーに『L』表記有)
青枠:12mm用(狭巾)
12mm用
カプラー
台座
(2個)
デッキ側面ツカミ
棒台座(4ヶ使用)
機器室正面
ステップ台座
(2ヶ使用)
キャブインテリア計器類台座
台車枠イコライザー
支点表板(4ヶ使用)
縦リンク朝顔台座1
(2ヶ使用)
テールライトステー
(長片と引掛け部
各4ヶ使用)
縦リンク朝顔台座2
(2ヶ使用)
キャブインテリア
取付台座
パンタ舟可動部2
パンタ舟フック
・A(片フック)
・B(両フック)
解放テコ受
(4ヶ使用)
縦リンク朝顔 柄
(2ヶ使用)
機器室
天面
フタ
(2ケ)
機器室
床板固
定ステー
(2ケ)
キャブ側板
内板(2枚)
キャブ妻窓脇ステップ上板
(4ヶ使用 他予備有)
ワイパー
(4ヶ使用)
マスコン
ハンドル
キャブ内
ブレーキ
ハンドル
縦リンク朝顔用
取付ステー
縦リンク朝顔
本体(2ヶ使用)
パンタ配管留め
(線材で自作の場合に1組使用)
ホイッスル配管留め
(1ヶ使用)
縦リンク朝顔バッファー
(2ヶ使用)
パンタ舟フック
B(両フック)
台車枠横梁 12mm版)(前・後各2枚)
台車枠横梁 9mm版(前・後各2枚)
アルパワー
付随台車用
カプラーステー
朝顔カプラー縦リンク
動力床板取付用
ワッシャ 6ヶ
予備 汎用ワッシャ
ポンチ1ヶ:内径1.0
(M1.4タップ可) 2ヶ
ポンチ2ヶ:内径
0.8(M1.2タップ可) 6ケ
床下機器取付座兼
動力装置床板継板
キャブインテリア
計器/レバー類
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車体各部の組立 手スリ類の孔アケやリベット打出しは、部品の折曲げや組立を行う前に済ませておきましょう *基本的には9mm版についての説明です。12mm改軌版は特典資料p37を参照。
機器室 キャブ本体 パンタグラフ・キャブ屋上
床板
・ステップ
軽便時代は広巾
改軌後は狭巾
端梁:
改軌後はカプラー
が台枠取付のため
形状異なる
・床板の側面の折り曲げは、定規2本で
挟んで曲げるとよい
・折り曲げ後に中央の補強2本は切除
キャブ側面内張板:
手スリ突出しを逃げる
孔を予め大きめの径
(φ0.5~0.6)であけ
ておいてからキャブ内
側に貼る。
面倒なら赤枠部だけを
切り出して貼るのでも
構わない。
★手スリ類はφ0.3(好みでφ0.25でも可)
各線材の切り出し寸法は説明書1枚目の原寸
図も参考に。折り曲げはランナーの治具の
活用を。
ヘッドライト:
イモンBD2003/2004使用の
場合は背面の突起を切除
集電舟の組立て方
(図は裏側より)
左:パンタのバネの掛け方
下:ランボードとパンタ(ガイシ)台座の
取付方
屋根の折り曲げは、青線部分(水切り上辺から0.5mm
くらい上)を万力で咥えてやや勢いをつけて曲げてか
ら、屋根天面のカーブを妻板に合わせ徐々に調整
ツカミ棒 φ0.4
パンタ上枠は
曲がりやすい
ので扱いには
細心の注意を
左:屋根上配管図。完全再現が面倒な場
合は、赤線部をキットのエッチングパーツ
を用い、ホイッスルの取付は屋根板に孔
をあけて直接挿すのでもよい
フックの片爪・
両爪は好みで
ガイシは上図のように厚
-薄-厚-取付脚-厚-薄- 厚の順でφ0.6線2本に
通してピッタリ重ねて半
田付ののちランナーを切
除し、屋根上の台座に挿
し込む。
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足回り・動力装置
キャブインテリア
アルモデルの『ボギー動力専用床板』(単品B4023 or B4020のセット同梱)は
台車中心間を調整する必要あり。
画像の通り切断し、床下機器取付座を下からあてがってハンダ付。
栗原鉄道ED18(栗原電鉄ED20)車体エッチング板 説明書 (C)軽便鉄道模型祭事務局(文責:cjm) 2025.6.14初版/2025.7.4訂補
スイッチ
ボード
組立てた台車枠を動力台車に取り付ける際は
片方の押さえ板・車輪を一旦外して嵌め込む。
台車枠の組立
右:完成状態。実物通りの連
結方法は模型としての実用
性に難があるので、コ型ピン
を上から挿す使い方が妥当。
画像の通りの組合せ
で組み立てる
右:上からみた運
転台内部の配置。
座席はエコー等の
製品を使うか適当
に自作を。
上:運転機器部分の塗装完成状態見本
下左:マスコンの筐体は適当な棒材から自作要
下右;スイッチボードは1位側妻板内壁に貼る
側面の突起8ヶ所は 6mm以下になるようカット
すべてカット
12mm
14mm
↓赤丸部6ヶ所にt0.3~0.5・内径1.4mmのワッシャを貼付
図の左が前・右が後ろ
端梁は前後で部品が
異なる (後の端梁は
『後』の刻印あり)
全体組立
キャブインテリアを搭載する
場合は、図の赤枠部に下から
M1.4でビス止め
実物に忠実にするなら
車体・床板組立後に
キャブ裾と床板をハン
ダ付固定して継ぎ目を
消す。(塗装が2色塗分
けの場合は目立たない
のでスルー可)
カプラーを含めて取付後の状態。台車枠の取
付ステーに立てるタップはM1.2。画面右手は
ブレーキシリンダ/エアタンクの取付状態。
●:M1.2タップ立てる
片側を付随台車とする場
合はカプラー取付ステー
の追加工が必要
縦リンク式カプラーの組立
:M1.4タップ立てる
アルパワーの台車枠取付ステー
(計4ヶ所)には絶縁テープを貼る
★本紙はWEB一般公開版につき、下記の『栗鉄の小さな凸電とその仲間たち』のリンクは有償販売サイト(BOOTH)のものとなります
【組立の参考に】
栗鉄の小さな凸電とその仲間たち
実物の写真を豊富に
収録した資料集です
(PDFファイル 40頁)
12mm改軌の作例も掲載
https://cjm0610.booth.pm/items/6722477
↓印刷冊子版もあります
https://cjm0610.booth.pm/items/6847199