東京都新宿区のJR新宿駅東南口広場でほぼ連日、差別反対や戦争反対を訴えている人たちが11日、「アンティファまつり」と題した集会を開き、高市早苗首相の辞任や国旗損壊罪法案の廃案などを求めた。国旗を汚すパフォーマンスや、共産党が「暴力行為を連想させ、許容できない」と否定した、日米イスラエル首脳の似顔絵を標的にした「射的」ゲームも行われた。
活動家たちは、路上で哲学を対話する場だとして「路哲」を名乗っている。かつて存在した反差別集団「レイシストをしばき隊」の系譜にあり、活動スタイルも類似していると指摘する声がある。
集会は午後6時過ぎから約3時間行われ、飛び入りの通行人も含めて300人ほどが参加した。中心メンバーの女性が「かっこいい左翼になって、ダサいネトウヨと、くそダサいファシストを倒すんだよ」と呼び掛け、参加者たちは音楽とともに「差別はやめろ」「高市辞めろ」などと叫んだ。
フランスのジャーナリストも取材に訪れた。公共の広場であるにもかかわらず、「路哲」の活動に批判的な動画配信者などが「ネトウヨ帰れ」のコールとともに、私服警察官や参加者によって排除される場面が複数回あった。
射的コーナーには「日本共産党員の方は自己責任でご参加ください。党籍にかかわる問題について一切の責任を負いかねます」との張り紙が出された。中心メンバーの女性はX(旧ツイッター)で、共産党からの離党手続きを進めていると明らかにしている。
近くの新宿駅南口前では、別のグループも国旗損壊罪に反対する集会を開き、国旗に✕印を付けた旗を掲げた。(渡辺浩)