私の育った村が被差別部落だった話。同和教育の際、私は案外真面目な学生だったので、講演の質問の時間に「この近くだとその被差別部落はどこにあるのか」と質問した。それ自体が差別に繋がるから答えられないと言われたが、認識が出来ないものに対して差別があると言われても納得がいかなかったので、調べる事にした。ようやく一冊の書物により詳しい地名がわかったが、昔の地名で記載されており今の地図が使えなかったので、更に昔の地図を入手して照らし合わせる作業が必要だった。結果的にわかったのが当時私が住んでいた村を含むエリアが被差別部落だったという事。早速両親に聞いてみるも驚くばかりで当然差別を受けた事は無いと。続いて、爺さん婆さんに聞いてみると「私達は差別を受けた事は無いけど昔はそうだったのかもね」と。もう生きている人は誰も知らない事だった。色んな所があるかもしれないが、少なくとも私のケースはそうだった。