実際に尖閣の領海警備に従事した元海上保安官ですが、「中国海警局の船は日本側よりはるかに大型で、無線では絶叫するようなやり取りが続いていた」というのは、まったくの事実誤認です。
たしかに最前線では比較的小型のPS型巡視船で規制していますが、これは運動性能に優れていて日本の小型漁船の動きに追随しやすいからです。少し離れた場所には6千トン級の大型巡視船などが複数配備されています。ですので日本側が中国側に圧倒されている事実はなく、むしろ逆です。
また、「無線では絶叫するようなやり取り」というのも事実と異なります。実際には官邸まで了承された定型の警告文を冷静かつ毅然に日本語と中国語で伝えています。決して感情的になって「絶叫」などしていません。
危機をことさらに煽るのは日中関係の改善や尖閣の平穏な管理にマイナスです。財務省への予算説明を控えている時期ですから、海保にとっては願ったり叶ったりの会合だったのでしょうが、事実はいま言ったとおりです。
領海に侵入した中国海警局船の動きがアグレッシブになるのは日本漁船が領海内にいるときです。
船舶の衝突や日本漁船員の「だ捕」などの不測の事態を防ぐには、海上保安庁法18条の発動による漁船の出港停止措置が必要です。
日本漁船の安全と平穏な管理が第一です。
高市政権は尖閣の『戦略的管理』を行う必要があります。
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