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【高校野球】苦難越え結束も惜敗/叡明


浦和麗明―叡明 8回表浦和麗明1死二、三塁、叡明の三塁手鈴木彩(左)が三直を捕球し、三塁ベースにタッチし封殺=県営大宮
▽2回戦
浦和麗明
100002000|3
000001000|1
叡明

 前回優勝校の今年の夏は、初戦の2回戦で終わりを告げた。叡明は一回に先頭打者アーチを浴びると、六回にも失策絡みで2点を献上。反撃は内野ゴロで1点を返したが、シード校の背中は遠かった。それでも粘り強さを発揮し、中村監督は「紙一重、五分五分の勝負だった。最後までよく食らいついてくれた」と、戦いぶりをたたえた。

 昨夏に甲子園を経験した選手が多く残りながらも現チームは結果を出せず苦しんだ。秋の県大会は3回戦、春は1回戦で敗退した。練習への姿勢も「次があるからミスしてもいいと、一球に対するこだわりが欠けていた」と主将の鈴木彩。集中しきれていない雰囲気を感じ取っていた。

 選手たちの目の色が変わったのは6月の抽選会。姉妹校のCシード浦和麗明との対戦が決まり、ナイン全員が「今のままじゃ駄目だ」と奮い立った。そこから1カ月、ようやくチームがまとまってきたが、「本気になるのが遅かった」(鈴木彩)。夏の戦いはそんなに甘くはなかった。

 それでも、気迫を感じるプレーを随所に見せた。八回にはライナーを捕球した三塁手鈴木彩が三塁ベースに飛び込み走者を封殺。先発鈴木隆は9回134球を投げ切った。昨夏の甲子園でもベンチ入りした鈴木隆は「一球の重さや甲子園に行く大変さを知った」と涙を拭い、新たな夢を後輩へ託した。
2026/07/11 11:00:00
記事提供:埼玉新聞

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