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  • SAITO
    無題
    2026/04/27
    UNISON SQUARE GARDENは7月15日をもって現体制での活動を終了し、活動を休止いたします。
    ここ数年なんとか三人での存続の形を模索し続けてきましたが、バンドとしての美学を貫く田淵と、個人の表現を追求する貴雄のそれぞれの正義が交わらなくなったと感じています。
    どちらもらしいなと思いますし、最後まで信念を曲げない姿を尊敬しています。

    自分自身も色々な未来を想像したのですが、身近な方々からの「ユニゾンは続いてほしい」という声にも背中を押され、解散ではなく活動休止という結果に至りました。

    三者三様にバンドのこと、音楽のこと、応援してくださる皆様のことを思いながら、長きに渡り活動を続けられたことに心より感謝しています。

    斎藤宏介
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  • TABUCHI
    小生田淵がよく喋る2024年12月
    2024/12/26

    2024年、末。

    ロックバンドの20周年のプログラムが完結した。

    来年から普通のロックバンドに戻るよ。本当に。

     

    もともと20周年をロックバンド人生の指針にしてたから、7月24日に全て結実させるつもりでいた。つもりじゃないな。結実した。

     

    だからその後もたくさんの楽しいイベント楽しいツアーがあったけど、昨日12月25日のイベントは、打ち上げパーティーみたいなものという心づもりで取り掛かったというか、半ば言い聞かせながらやっていたような気もする。

    けどいざ作って始めるとなると、せっかくだから物好きな君もさることながら、できるだけ沢山の人に見てもらいたい気持ちになれた。

    そのうち「せっかくだから」は「どうしても」になった。

    そんなイベントだった。

     

    これは紛れもなく20年を支えてくれたチームスタッフのおかげ。

    そして大阪のラジオ局FM802そして落合健太郎のおかげ。

    「最後までやれよ」というある種の叱咤激励だったのかもしれないな。

    やってよかった。

    fun time tribute。

    見たことないライブが作れて満足だ。

     

    そしてお祝いにかけつけてくれた仲間に感謝しかない。こんなの普通やりたくないだろうよ笑

    けど、本当に。尊敬して信頼してる仲間だから。

    恩返しは一生かけてする。

     

    SHISHAMO。

    フレデリック。

    go! go! vanillas。

    光村龍哉。

     

    次は彼らのライブに行こう。僕も、これを読んでる君も。

    だってロックバンドだから。ライブ行かなきゃわかんないこともあるんだよ。

     

    そんなこともずっと言い続けて走り続けた20年だった気がする。やっぱり音楽聞いてほしいし、発見してほしいし、何よりライブに行って欲しいよ。

    月1000円払えば、無限に音楽を聴けて、

    大型イベントに行けば、たくさんのバンドを手軽に知ることができる。

     

    けど、そこで終わられるのはもったいないというか、困る。

    ライブホールでライブハウスで体感しなければわからない。そういう風にできてるんだよ、ロックバンドって。

    効率は良くないかもしれないよ。お金かかるし。

    ただ体感してもらうことで、人一人の人生は簡単に変わっちゃうんだよ、良い方に。

    「いつか行けたら」じゃないんだよ。今すぐスケジュール探して手帳に書いといてよ。

     

    我々のライブにもまた来てよ。すごいから。

    というイベント総括で。

     

     

     

     

     

    ロックバンドは20年やって初めて結実する。

    そんなことを思い続けた人生にいつからかなっていた。

     

    結実できたのは、ラッキーだよ。

    こんな人生、ラッキーすぎるよね。

    けど、ラッキーを続けるには才能とセンスが必要なんだよ。あと意地。

     

    ロックバンドのやり方はこのブログに全部書いてきたし、

    伝えなきゃいけないことは7月24日に全部言ったから。

    あとは好きにしてよ。

     

     

     

    そんな結びで20年を終えて、普通のロックバンドに戻る。

     

     

     

    ありがとう。

    ロックバンドは、幸せだ!

     

     

     

    おわり。

    CLOSE
  • TABUCHI
    小生田淵がよく喋る2024年11月
    2024/11/24

    かなり時間が空いてしまった。

    意図的でもあり、何書いていいかわからなかった、というのもある。

     

    自分にとって20周年の一番の集大成である7月24日を終えて、目指していたものは完遂したので、その次の世界線にいる。

    来年のツアーも発表されたりして、すっかりその世界線を生きているのかもしれない。

    普通のロックバンドに戻って、ごく普通に続く。

     

    が、結成20周年である。

    ロマンと意地と執念のロックバンドの歴史を誇り、都合よくお祝いしてもらう1年なのだ。

     

    20周年記念全国ツアー「20th BEST MACHINE」。

    各地イベンター主催2マン「極まる」シリーズ。

     

    着々と幸せになっている。続けてきてよかった。

    そして12月25日。大阪である。

    前代未聞のトリビュートライブイベント「fun time TRIBUTE」の話だ。

     

    経緯として、実はこれ「極まる」シリーズが発端だったような気がする。

    5年前の15周年のワンマンライブを大阪で行ったのは理由があって、大阪のイベンターの長きに渡る愛に応えたかったというところがあったのだ。

    だから一番盛り上げるべき20周年も「うちでなんか特別なことやらへんか」という言外の浪花節に応えたい気持ちがあった。

    つまりは大阪が極まるのだ。

     

    ただ、ワンマンライブはもうお腹いっぱいである。でかいところでやる意味もそんなに無い。

    となると、当然共演者を想定したイベントになる。

    ROCK FESTIVALの真似事みたいなことなのだろうか。いやいやそんなことができるような器でもない。

     

    我々がそこまで長く演奏するわけでなく、

    我々のストーリーを一緒に見てきた物好きがとてつもなく満足するもの。

    お祝いしてもらいたい。

     

    我々の楽曲が聴ける。

    仲間が演奏してお祝いしてくれる。

     

    これだ。

    トリビュートはどうだろうと考えた。

     

    トリビュートとは音源でリリースすることが通例である。

    しかし音源ではない。ライブで初めてやる。

    出演する仲間が我々の楽曲をカバーしてくれる。

    それを我々は外からずっと見ている。

    これだ。

     

    大阪で何か企画を立てる際ラジオ局FM802が乗っかってくれることがある。おもしろラジオ局だ。

    我々はただ見てるだけじゃなく、幕間は全部ラジオにしてずっと出演している形にしよう。

    ユニゾンの、ユニゾンによる、ユニゾンのためのトリビュートライブ。

    これだ。

     

    ここまで煮詰まったらあとは動かすだけだった。

    もうちょっと楽したかったけど、人生に1度のアニバーサリーなのでできることはやる。

    というか、このむちゃくちゃな企画をオファーを引き受けてくれるバンドの負担が半端ない。これは申し訳なさすぎる。

    という気持ちはありつつ、「僕たちをお祝いしてください」とはこのタイミングでしか言えない。

     

    go!go!vanillas

    フレデリック

    SHISHAMO

    光村龍哉(ZION)

     

    こんな仲間が集まってくれて嬉しいことはない。

     

    しかしこの企画の前代未聞さをしっかり伝えなければあんなでかいキャパのところが埋まるわけがない。

    早めにブログを書こうと思っていたら、初回の応募で上々な滑り出しだったようで。ばかな。

    イベントの都合上配信やパッケージはできないだろうので、チケットがもし取れなかったやつがいるなら申し訳なさはあるが、君が来ようとしてくれたことが嬉しい。

     

    なんにせよ20周年最後のイベントだ。

    これをもってプログラム20th(ってそんなタイトルつけてないっけ)は全て終了となる。

    来年は普通のロックバンドに戻る。

     

    余すことなく祝ってくれ。

    派手に締めくくろう。

    12月25日、大阪が極まる。

     

     

     

     

    あと、個人で情報を発信していくべくXとinstagramを始めたのよ。

    https://x.com/tomoyatabuchiba

    https://www.instagram.com/tomoyatabuchi0426/

    興味あれば。

     

     

    それではまた。

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  • TABUCHI
    小生田淵がよく喋る2024年7月
    2024/07/02
    待たせた。
    7月24日、夜。
    UNISON SQUARE GARDENの20周年の結成日ライブ日本武道館公演を、配信で見られるようにしてもらった。
    どこにいても見れる。
    アーカイブというものもない。
    その日その時間に、君に見てもらわなければ意味がないのだ。だからできる限りを尽くした。
    期待とロマンとセオリーと意義と意味と意地と未来と、現在の話。
     
     
     
    色んな人が期待をしてくれているので、すり合わせは慎重に、かなり時間をかけた。
     
    そもそもの話、九段下では狭すぎるのでは?
    生音で見てもらうことに意味があるのでは?
    映像作品でいいものを作れば良いのでは?
    流出してしまったら終わりなのでは?
    生音でないのであればもう少し安くした方がいいのでは?
    配信ならアーカイブがあるのが筋なのでは?
     
    全ての期待、全ての優しさ、全ての正論と向き合った。わかる。
    ただ、20年続けた信念を持ってこの答えを出した。
     
    相応・不相応とか、
    便利・便利じゃないとか、
    優しい・優しくないとか、
    正しい・正しくないとか、
    そういう話じゃない。
     
    ロックバンドの覚悟の話だ。
     
    この日この時間この場所にいる我々を、君に見てもらわなきゃいけない理由がある。
    我々がロックバンドを20年やってきた、その証なのだ。
     
    それぐらい信念と覚悟をもって迎えるのが20周年の結成日、2024年7月24日なのだ。
    一度しかないロックバンド人生で、ここだけを目指してきて、その先に目指すところもない。
     
    どうせいいライブになるから、ライブ BDも必ず出す。
    それで見れば意義も歴史も、ちゃんとわかるよ。もともとライブとユーザーのスケジュールというのはそういうもんでしょ。
     
    けど。2024年7月24日18時半。
    この時間は我々のためにくれ。
     
    全員見てくれ。
     
    君に見て欲しいと言ってるのだ。
     
    https://stagecrowd.live/s/sc/group/detail/10502?ima=0008
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  • TABUCHI
    小生田淵がよく喋る2024年3月
    2024/03/02
    自分で喋るとどう取り繕って書いても品がない仕上がりになってしまうのでできれば取材とかで話したかったんだけど、情報が出たので一応現時点の生存報告も兼ねて。



    2024年、7月24日、九段下。
    約10年前からここだけを目指してきた。
    人数の多い少ないは関係ない。ここだけを目指してバンドをやってきた。
    それ以外に目標とか向上心とか野望とかもなんもない。その先になっても多分ない。

    長いバンド人生で1回こっきりの日だからさ、物好きができるだけ会場に入れるようにできるだけ頭を捻るけど、
    時間場所的に来れないやつもきっといるし、時代の技術もちょうど追いついたことだし、世界のどこにいてもその時間だけに見られるようにも最初から相談している。
    なんとかしてくれると信じている。

    なので。7月24日の夜。
    この時間だけは我々のために空けておいてくれ。
    その時間をくれれば、ロックバンドの20年を見せる。
    いや、君には見てもらいたいのだ。

    あと2日に関してもアニバーサリーにふさわしいイベントを考えた。我々にはセンスがあるからね。

    また取材があったら話すね。

    チケットある
    https://unison-s-g.com/20th/special-live/

    それではまた。
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  • TABUCHI
    小生田淵がよく喋る2024年1月
    2024/01/01
    なんか書こうとは思ってたんだけど。
     
    どかーんと出た情報でもう十分なので。
     
    変に補足していくのも、なんかね。
     
     
     
    「ロックバンドは20年やってこそだ」
    ってのを、たしか2009年くらいからずっと考えてたんだよな。
     
    となると新しい何かを書くより、このブログを過去へと遡っていくことでなんらかの答え合わせができるのかもしれない。
    俺も読んでみるか。オェーってなりそうだな。
     
     
     
    つまりは大事な1年なんだよ。
    邪魔しないでね。
     
    始まるぞ。
    CLOSE
  • TABUCHI
    小生田淵がよく喋る2023年10月
    2023/10/22
    Ninth Peel nextツアーが始まる。
    今年4月に出した9枚目のアルバムのツアーの全国2周目、という名目で説明するようにしている。
     
    「その年にふさわしいツアーをする」と「最新アルバムの曲を全部やる」は必ずしも一致しないのが僕の持論だ。
     
    だって新曲全部やると他の曲の枠減っちゃうじゃん。それだとその年に1番かっこいいセットリストは構築できないのよ。
    じゃあ曲増やせばよくね、というとそうでもなくて、最適なロックバンドのワンマンの尺というものはあるとも思ってて、記憶に新しい曲の総量が増えるとこれまたドラマが作りづらいのよ。
    新しいのもいいけど、古い曲も当たり前のようにやりたいのよ。客だってどの時代の曲にも思い入れがあるやつはいるし、そもそも「ハイ新曲です」って大量にドーンと披露されても、みんな覚えてくれてるわけじゃないの。
    どの時代の曲にも分け隔てなく、それでいて新鮮な形でセットリストは作れるのよ。センスが要るけどね。
     
    「新しい曲が必要」みたいな考えに縛られなくていいし、「アルバムを出したらツアーで全部やるのが正しい」ということにも疑問は持ってる。
    なのでアルバムツアー、そして新鮮な気持ちでできるツアーを両立させるのだ。2023年ニューアルバムを出して、この形で2周目のツアーができることをとても嬉しく思っているのである。ロックバンドのあるべき形。
     
    今回もすこぶる面白い。長く続けるとこんなことができるのねと期待は膨らむばかりだ(グング~ン)。
    毎ツアー面白くてしょうがないよ。我々は勝手に振り回して帰るだけなので、君も気楽に来て勝手にブチ上がって帰れ。
     
     
     
    さて、今回も現時点における感染症との向き合い方に関して振れねばなるまい。
     
    今回のツアーは
    「マスクの着用は個人の判断に委ねる」
    という取り決めにした。
    これはメンバーの強い意志で、というよりかは全体的な目線でここが落とし所ってことにしようよとなった次第だ。
     
    まず僕の立場で先に言っておくと。
    新規感染症が"終わった"とか"明けた"とかいう言葉には非常に違和感というか反発心が、ある。
    「気にせず声出しガンガンしていきましょう」みたいなここ数ヶ月の流れも、同意しかねる。
     
    「風邪のある社会が戻ってきて、おまけにタチの悪い風邪がラインナップに加わったのでよろしくな」ということが前提にあると思うんだけど、それの説明がどこもかしこも基本的にない。
     
    まあどうしたってかかっちゃうものはしょうがないから受け入れていきましょうやという空気なんだろうし、僕も概ねそれでいいと思っているのだが、説明をしないのは個人的には不本意だ。
    いくらか防ぐための努力はできる。ここ数年せっかく学んできた知見をわざわざ放棄することもないんじゃないの、という所感だ。
    踏まえて。ここに改めてまとめておく。
     
    ●歓声があがることは良いことだ
    まず最初に書いておきたいのだが、歓声があがるというライブ空間はとても美しい、と思う。
    なのでこれを読んで「歓声をあげるのはやめよう」となる必要は全くないので、誤解のなきよう。
    では始めます。
     
    ●風邪はうつる
    少なくとも今回、ライブ会場における感染症対策において2020年以前のものと同じにするのだが、僕が以前にも言った
     
    「風邪をひいてるやつが大声を出すと風邪はうつる」
    この超絶大前提を理解した上でもろもろを決めている。
     
    ここをおさえるために過去には発声禁止、そして基本的には換気とマスクというものが対策としてあった。なのでマスクをしてれば風邪の伝播はちょっとは防げる。
    ならしないよりした方がいい、のか?
     
    ここが個人の判断で分かれるところだろう。
    もし本当の本当に健康体な人がいたとして、まあその人は大きな声出していいんじゃないのというのはもちろん思っている(ただ、それを証明する手立てはおそらく存在しない)。
     
    ●心の自由度はどうか
    マスクをすることで心の自由度が下がるという人もいるだろう。それも理解したい気持ちはある。
    なので色々加味した上でしたくない人はしない、したい人はする。そういうルールに我々は今回からしますよということなのである。
     
    ただ、タチの悪い風邪がまだ存在するのも事実だ(なくなるなんてことあるのか?これ)。風邪をうつりづらくすることと大勢が集まって声を出すような場所というのは、非常に相性が悪い。
    とはいえ、これまでの知見をもとに常識を掛け合わせていくことでこのルールの中でもリスクを多少なりとも下げることはできるのだ。勉強してほしい。
     
    ●基本的かつ常識的な風邪対策
    大雑把にまとめると
     
    ・なんか体調が悪い気がするなら声は出さない
    ・マスクをつけたい人は、つけることを躊躇わない
     
    こんな感じ。
    声を出さなければ風邪は抜群にうつりにくくなるのだ。本当に体調が悪いなら来ないというのも尊敬に値する(お金も返してあげたいが、そこはシステム上無理かもしれない)。
    また「なんか外さないといけない気がするから」というのはとても愚かだ。つけてて悪いことなんかない。
     
    もちろんこれで完全に防げますってわけじゃないので、より強固なものにしていくには「全員喋るな」の世界に突入していくことになるのは、わかりますよね。
    ちなみに僕は昔は違ったけどライブ会場が混んでたらすぐマスクする派です。後ろで踊って「ヤー」って言うだけなので特に不自由はない。
     
    風邪ひいたらしょうがないか、のやつもいれば、絶対にひきたくないやつもいるだろう。
    だから対策はあった方がいい。
    そのあたりの常識をおさえてくれてんなら、あとは自由でいいと思うよ。
     
    ●別に「声を出せ」とは言ってない
    なので声出そうが出さなかろうが自分の自由でいいと思うんだけど、「ライブは声を出すから最高」みたいなのはいつから根付いたんだろうなという気持ちもあったりする。
    そりゃ歓声ってステージの人は多分元気が出るけど(グング~ン)、「オレ歓声あげるガラじゃないよ~」って人もいるでしょうに押し付けるみたいにしないでいいと思うんですよね。
    まあ歓声あげたい人はあげてよ。ステージの人は元気がでるし(グング~ン)。
     
    とはいえ義務感があったらおかしいよねという話。
    声出さなきゃとか手を上げなきゃとかみんなに合わせなきゃとか、マジでロックバンドのライブにとって1ミリも必要ないのよ。
    かっこいい音楽聴いてブチ上がってる自分を君が見つけられればそれでいいの。
     
     
     
    長くなったが以上が「マスクの着用は個人の判断に委ねる」ことにあたっての経緯と指針の説明である。認識はそれぞれだろうから余計な諍いは起こさず各々うまいことやってよ。
    まあ結局は我々がすごいライブやるだけだから気楽に来てブチ上がって帰ればいいよ。
     
    健やかに行きましょうや。
    それではまた。
    CLOSE
  • TABUCHI
    小生田淵がよく喋る2023年9月
    2023/09/13
    すっごい遅くなったけど、Ninth Peelツアーが終わった。
    今回も長く続けたロックバンドならではの仕掛けとセンスで発見の多いライブが作れたと思う。映像作品どっかで出るから見てみてよ。
    さっと行って、派手にやって、さっと帰る感じ。これなんだよな。
    余計なもん要らんのよ。おまけでまたどっかで会えたらあまりあるハッピーじゃんね。ヤッピー。
     
    アルバムも9枚出した。次のことはいまだになんも考えてないけど、とにかくライブを派手にやり続ける生き物としてロックバンドは続いていく。
    19年。見えてきた。大きな節目が。
    変わらずただライブをやって派手に行く。それが一番ハッピーだからね。
    ヤッピー。
     
    そんな中新曲のリリースが発表されてしばらく経つが(忘れるんじゃないよ)、その話を改めてしっかりとする。
     
    いけないfool logic。
    アニメ「鴨乃橋ロンの禁断推理」のOPテーマである。
     
    「アルバム出し終えた達成感でもう貯蓄ゼロでしばらくは何も出ませんわ…」くらいの中年いやいや期に突入している最中にひょともらえた話だったので、「立ち上がるか俺の心」と伏伏恐々(読み:ふせぶせきょうきょう 造語)としていたのだが、ディレクターやアニメチーム皆様と話すうちにおぼろげながら書くべきものが見えてきた。中年よっこらしょ期に突入である。
    ここまでキャリアを続けると曲を書くチャンスをふともらえるのは嬉しいね。
     
    そうこうして書き上げたユニゾン史上類を見ないハッピーな楽曲をどの様に世の中に出すのか。今回はその話をする。
     
    「CDを買ったやつが誰よりも早く聴ける」
    の巻。
     
    発売は9月27日。
    普通10月から始まるアニメのテーマソングは10月以降になるのが一般的だ。それを9月に発売する。
    つまりはアニメ放送第1話として楽曲がOAされる前にCDとしてリリースさせてもらえることになった。
     
    快諾してくれたアニメチームの方々には感謝が絶えない。ちなみにサブスクもアニメ第1話の放送後にスタートになるので、つまりはCDを買ったやつが誰よりも早くこの「いけないfool logic」を聴ける様にした。
     
    「CDなんていう時代遅れなものを」、と僕は必ず前置きをした上で、胸を張ってCDを作っている。
    世は配信サブスク主流の時代で、今後も加速するだろう。海外英語圏ではデジタルの売り上げで十分過去より市場が儲かってる事実があるので(日本もだっけ?)、そんな嘆く理由も実はないんじゃないのということもあるだろう。まあ日本語音楽圏だとまたちょっと事情が違う気もするんだけど。
     
    なんにせよ、基本的に時代に合わせて作り手は徐々に変化を遂げて今も音楽市場は華やかで元気なのだ(と思いたい)
    なのでまあ、CDが過去のものとして廃れていってもいいっちゃいいんだけど、なんでか残っている。
     
    理由としては、
    ・買ってもらって得られる利益が数字でわかりやすく、事実大きい。
    ・買う人の効用が確かに満たされてる(所有欲、特典あって嬉しい、等)
    ということがあるのかなと思う。その他にもある業界構造の深いところのあれこれは自分で勉強して。
     
    ということで作る側も一生懸命がんばるよということなのだが、ある一定のところで思考停止に陥っているんじゃないのとずっと思っている(自分にも言っている)。
    なのでサボらず考えられる自分でいられるか、結果「出してハイ終わり」にならないようにトライをし続けられるか、というのも個人的に大切にしているつもりだ。
     
    濃いファンの人が買って喜ぶものにするよ、素敵な特典があるよ、というのが作る側のがんばりポイントなのだと思うが、
    今回我々は「わざわざ買った物好きが誰よりも早く聴ける」という価値をつけてみた。
     
     
     
    今の音楽シーンではCDがリリースされる前に宣伝的に使われるタイミングで楽曲はキャッチできてしまう。
    YouTubeにはMVがフルで流れるし、ラジオではフルサイズが流れ、サブスクも先行配信されるというのも割と通例である。
     
    「じゃあCD発売日ってなんなの?もう最後まで知ってる曲を金出して買う意味は?」
    という問いはみんな思ってそうだが議題としてもはや上げる人は少ない気がする。
    多分宣伝としては機能しているので広く届くし、結果その方がCDが売れて利益も出ることもあると思う。
    まあ、世の中がそう言ってんだからそうなんだろうよ。つべこべ言わず再生回数とライブで稼げ。
     
    とはいえ。
    CDを買ってもらえることに対しての喜びを適当にしていいか、というとまだ冷静になりたい自分がいるのが正直な話だ。
     
    音楽の作り手が心を込めて作り上げた商品を、わざわざ一人の人間が買ってくれるのだ。こんな嬉しい報われ方はない、と作り手は思っているはずである(と思いたい)。
    なのに当たり前の様にyoutubeやサブスクで出す。なぜって当たり前なので。
     
    それで人気を出して利益に繋げるのが全くもって正攻法だ。何より時代遅れなので、CDという物体をリリースするバリューは高止まりというか低止まりというか、市場原理の中でおさまった印象だ。
     
    日本はCDという物体が世界と比べて売れてる方らしい。それでももう先のない儀式的なものになっていると、個人的に思う。
    そんな時代に生きているので考えたくもなる。
    なんでかまだ残ってるこのCDという文化を使って、「買ってもらえる喜び」「買ってよかったという喜び」双方に対する実験と挑戦をもう少し続ける。
     
    今日日インターネットさえあれば音楽には手軽にアクセスできる。物体などをわざわざ購入する必要はない。
    月額1000円を払って100曲くらい聴いている延長で気軽すぎるワンタップで、誰かの音楽は手に取れる。それが我々人類が作ってきた音楽文化の行き着いた先なので、異論はないし、まあ概ねいい時代だと思う(ここは誤解なきよう)。
     
    ただそんな中レーベルの人たちも含め我々が今回選ぶのは「CDを買ったやつが一番いい思いをする」という施策だ。
    ちなみに今回もカップリングはサブスクにはない。なんとバンド史上初めてのバンド名義作曲という、物好きにぴったりの超面白い曲ができたよ。詳しくは雑誌かなんかで喋るよ(雑誌は良い)。
     
    話が重複するが発売日の9月27日はタイアップアニメの初回放送よりも数日前である。アニメチーム皆様にはわがまま以外の何ものでもない相談をご快諾してくれた、超絶感謝である。いい作品なのでみんなで見よう。
     
    アニメの宣伝で使われるみたいなのはあると思うけど、発売日まではどのメディアにも流さない、MVもYouTubeに出すのはアニメが放送されてからになると思う。ちなみにCDを買った人はMVも「誰よりも早く見れる」様にがんばって準備を進めている(Blu-ray付は間に合わない)。
     
    別にこれで売り上げが上がることを期待しているわけではない。
    「CDを買う」というのは物好きの行為、でいいのだ。その物好きを我々はどう大事にしたり生み出したりするのよ、という話。
    だからその物好きが「買ってよかった」に少しでもなるようにもうちょいアタマ捻ってみましょうよ、それがエンターテインメントじゃないんですか、という気持ちもある。
    買ったCDは聴くのが面倒、というのももうちょい考えてあげたいけどねえ。
     
     
     
    「いつか息絶えるまで もうどうでもいいぜ順風なんざ」
    (”いけないfool logic”より)
     
     
     
    併せて、我々の最新アルバム「Ninth Peel」の全国ツアー2周目が10月31日から始まる(これ新曲表題セットリストに入れないとな流れか、悩ましいな)。
    良いアルバムなので1年中ツアーをしている。今年2回目のツアーになるが、今回も頭を捻って会場セレクトから調整に調整を重ねファンクラブの人間には1公演当てるように整えた。今回もすごいスタッフワークである(みんなで褒めてあげてほしい)。
    なんにせよ我々はライブで見ないとよくわからない団体なので、インターネットとか大型イベントで満足してないでライブには来た方がいい。
     
    それではまた。
    CLOSE
  • TABUCHI
    小生田淵がよく喋る2023年3月
    2023/03/10
    2020年から始まった新規感染症の深刻さと音楽ライブが人生にもたらしてくれる楽しさとの間でうまくやっていくために僕は「喋るな」ということを一貫して言ってきた。喋らなければ伝播は結構防げるからで、ほぼその基準の中で引き締めたり緩めたりしながら僕自身も生活している。間隔も消毒も大事なんだけど対策指標が異常に過剰な印象を受けるのもあって、これが一番重要だというスタンスを貫いてきたつもりだ。
     
    さてその時代も長く続き、今世の中はその深刻さを過去のものとして再び制限の無いあの頃へ、「元通りに」という言葉を使い音楽ライブにもその流れが来る時が来たという肌感覚でいる。
    要は「声出し」というものだ。
     
    これについて散々対策をでかい声で言ってきたこともあって(文字で)、なんらか触れないわけにはいかないだろうと思うので、書く。
    単刀直入にいうと「いやあ、許可出て良かったね」というのと「声出し無い方が楽しかったって人もいるよね」みたいな感じ。いろんな人いるから各々これからも自分の楽しみ方で居場所を見つけていきなよと、そういうところかしらね。
     
    いい音楽で感情が昂って大きな声を出すとより体に感動が伝わってハッピーになるよね、多分。なのでまあ元通りになるというのはよかったねえという気持ちではいるんだが、人それぞれいろんな音楽の楽しみ方があるというのは当たり前だという共有はしておきたい。
     
    というのもあって、声出しができるとなって、
     
    「憎き禁止がやっとなくなった!俺たちは勝ったんだ!はい元戻しー!」
     
    みたいな今の空気が個人的になんとも心地が良くない。
    こっちはこっちで音楽を守りながら「この世の中もこんなに楽しめるじゃん」というのを作ろうとしてきたつもりなので、「あーやっぱそんな感じなんだ」と一抹の寂しさを感じているのかもしれない(声出しが永久になくなれと意味じゃ無いのであしからず)。
    あんたがたこの3年間何考えてきたんだよという気持ちもある。
     
    重要なことを確認しておく。
    今回の新規感染症で僕も改めて深く学んだことでもあるのだが
     
    「風邪ひいてるやつが大きな声を出すと風邪はうつる」
     
    この事実は多分今後もずーっと残り続ける。何が終わったわけでもどこかで急に始まったわけでもなくて、昔から当たり前のことなのだ。一定のルールを課したことで風邪がうつりにくかった時期が終わるのだという、単純な話である。それが死を招くとかそういう過激な話をしたいわけじゃなく、風邪はひくよねという話なので大袈裟なことを言ってるわけではないのは伝わっていればと思う。だから体調悪いならライブは諦めて家出ないでねみたいなのは、これからも大事にした方がいいとは個人的に思う。
     
    まあウイルスのことはそれくらいにするとしても、「引き続き人それぞれの楽しみ方があるだろうから各位慮りつつ折り合いつけていこうや」ということは割と思っている。声出しがあって楽しいやつ、声出しなくても楽しいやつ、人は様々なので理解したりしなかったりでいいから、せめて自分だけの音楽の掴み方は忘れないでくれよという話。
     
    個人的な感覚を言う必要はないのかもしれないが、客としてライブに行く時に別に音楽でぶち上がるのに声を出す必要が元々そんなになかった。今もそう。
    せいぜい良い曲が終わった時の「ヤー!」という歓喜の声くらいである(恐らく僕は「ヤー!」と言っている)
    なので新規感染症時代も結構ライブ行ってたけど特に楽しさが目減りした感覚がなかった。酒飲んで、踊って、ヤーだけは言わない(恐らく僕は「ヤー!」と言っている)
     
    この自分だけの音楽の掴み方を一人一人がすればよいのだ。
    「ヤー!」でなくて「フー!」なのかもしれないし、ステージ上のメンバーの名前なのかもしれないし、何も言わずに泣くだけかもしれない。僕はヤー。
    声出しがしたい人もいれば、したくない人もいて、その度合いも人それぞれだ。音楽って超楽しいんだから楽しみ方は自分で決めなよという話。
     
    どうやら声出しが再び許容される時代になるらしい。それはまあいつかはそうなるよねという話なので、一定のルールの中で、自分が一番楽しいやり方を見つける、他の人には他の人の楽しいがあるのだと知る。全部を平和にするのは難しいんだけど、想像できた方が人生は豊かになるよ、多分。
     
    さて引き続き長くなるが、今度はステージ側目線の話になる。
    ここ数年声出しがなくて自分の立場で助かっていたのは、
     
    「余計ないさかいが起きづらい」
     
    というのがある。
    例えば隣が周りがうるせえってことがあんまり起きない。これはこれで平和。こちらもめっちゃ楽よ。
     
    「ステージの音楽をじっくり聴けるじゃん。こんな楽しいライブなくない?」
    そう考えた人もきっといたと思うし、そういう人は声出しがOKになる流れに名残惜しさを感じているだろうと思う。
     
    じゃあMC中の笑い声や曲終わりの歓声(僕でいうヤー)からなにから全部嫌ってこともないだろうから、その人も新しい時代をそれなりに受け入れるしかないのかなと思う。
     
    つってもじゃあうるせえやつが悪なのかというと別にそこまで思ってはなくて、まあよほど酷ければつまみ出すかくらいには思うけど、楽しくてやってんだから多少はいいんじゃないのと思うし、片っ端から禁止禁止としてたらそれはそれで音楽はつまんなくなると思うよ。
     
    そもそもなんでそいつがうるさくなったのかというと、「なんかライブはそういうもの」みたいに教えた誰かがいるんだと思う。だから客のせいじゃなくて文化とか、別の誰かの入れ知恵なんじゃないのと思ったりもしている、というのは余計な想像だね。
     
    昔から合唱だコールアンドレスポンスだみたいな演出を見るたびに
    「客に歌わせんなよ、お前が歌え」
    というのは客としてずっと思っていた。ロックがそういうの無いところだったのに、いつのまにかロックとされるところもそんなのばっかりになっちゃった。
    なのでまあ、みんなでなんでもかんでも声を出していくのが一番いいライブなのかというとそうは思わないっすね(ヤーとは言う)。
     
    ということで声出しがなかったことで余計ないさかいが起きづらかった時代も間も無く終わりを迎えるらしい。
    それでもうライブに来なくなる人だっているのかもしれない。
     
    でもまあ、ある程度は仕方ないことだから、どの立場を取ってても「いろんな人がいるよね」という視点でものごとは見た方が人生豊かになれるよ。
    せっかくライブなんていうこんなに楽しい空間が許されてるのだ。客、ステージ、運営もみんな一生懸命で考えていきましょうよということを、切に願っています。ヤー。
     
    ということで。
    4月からの全国ツアーでは我々のライブでも声出しがOKになるらしい。これは世の流れなので逆らいたいとは思わない。発声無しLIVEみたいなのはやりたいけど。
     
    転換点ではあれど、結局いい音楽がライブにはあるよね、というのは圧倒的事実だと個人的に思うので、まあみんな色々あると思うけど懲りずに来てくれよ、と思っている今日この頃である。
     
    音楽って、ライブって、本当にかっこいいよなあ。
    ヤー。
     
    それではまた。
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  • TABUCHI
    小生田淵がよく喋る2023年1月
    2023/01/22
    2023年のユニゾンが始まった。
     
    9枚目のアルバム「Ninth Peel」が4月12日に出る。
    そしてツアーに出る。
    ツアーは2回にわけて全国を2周する、4月~6月と、11月~12月。
    これで2023年は終わり。わーい。
    先があるっていいね。
     
    アルバムについてはこれからインタビューとかで聞かれて頭を整理していくのかなと思うので、特にこれ以上言いたいことはない。まあいい曲いっぱい作ったよ。
    そしてCDの初回盤を買うと昨年のスーパーいいライブだったfiesta in chaosが、限定生産版は同じセットリストだけど青森の激アツライブハウスでやった我々が見れる。いいツアーだったからちゃんと記憶に残して欲しいんだよな。
    はっは、CD買え。
     
    全国ツアーに関してはアルバムツアーを2回やるというのを先に発表したかったのが大事なところだ。
    ロックバンドが今一番いいライブをすることを目的とすると、そのためには必ずしも新曲が必要なわけではない。となるとアルバム全曲やらなきゃいけませんというのはちょっと矛盾するんだよね。
    ツアーが2回あればなんとか全部演奏できるっしょ。そんな軽い気持ちで今年の計画を立ててみた。まだセットリスト完成してないけど。
    ファンクラブなぞに入る物好きには「家の近くの公演は1ツアー1回当てる」ということを今回は2ツアー共にできる限り達成すべく頭を捻る。昨年の反省も踏まえよりベターな形はないか、考える。
     
    という感じ。説明できてないとこもあるかもしらんがそもそも情報としてむちゃくちゃ一気に出ただろうからそれしゃぶるように見たり聴いたりしてなよ。
    アルバムは4月12日発売ね。ツアーもチェキチェキ⇒https://unison-s-g.com/ninth-peel/tour.html
     
     
     
    ということでここからは年末年始しばらく話せてなかった分の話。
    我々のライブを作ってくれているイベンター、VINTAGE ROCKと新しいライブ企画「VG」を始動させた。
    3マンライブをライブハウスでやる。そういう企画。
     
    やはりライブハウスに人が集まっているのはいい。
    そこでロックバンドの凄みを体感したり、予期せぬ出会いがあったり、わけわかんなすぎて爆笑するのも、なんか色々いい。
    そういうのが多分我々は人より好きで、だからバンドをやって、いまだにステージにいるのだと思う。
     
    時代は変わった。音楽衝動をぶつけてはしゃぐにはバンドを組んでライブをやる以外にも沢山選択肢が増えた時代だ。バンドを組んでライブをやるというが一体どういう意味があると思われているのかも、やる人がどんな気持ちでそれを選んでいるのかも、ネガポジ関係なく正直知る由もない。
     
    時代は変わった。沢山どころではないバンドの数が一同に集まり一日中ライブが行われる大型イベントが全国いたるところで開かれるようになった。沢山の音楽が溢れて幸せになれる天国の様なイベントで、音楽シーンの年間スケジュールすらもそれを元に示し合わせたように決まっていく時代が訪れた。
     
    つまりは、
    音楽なんて生業は早く有名になるぞレースなので
    ライブハウスみたいな小さなところでライブを続けたり体感したりするのはコスパが悪いので必要性が薄い。
     
    そうか?
     
    大型イベントに行っておけば1度に沢山のバンドを見れるので
    ロックバンドを沢山知れる。
     
    そうか?
     
    本当にそうか?少なくとも僕は全くそう思わん。別物すぎて笑いが止まらん。
     
    どれだけ大型イベントが音楽の歴史に意義があって素敵だったとしてライブハウスのイベントが減っていいわけがない。
    そこじゃないとわからないロックバンド体験があるのだ。以前から言っている「ロックバンドがきちんと届くのは2~3000キャパのホールがせいぜい限界」というのもここから繋がっている。
     
    あとライブがちゃんとできるロックバンドはそこでしっかり経験を積み重ねなければ生まれないというのが僕の持論だ。
    この法則から外れているバンドを僕は今まで一つも見たことがない(未来のことは知らんが)。
     
    つべこべ言わず来てみろ。
     
    そういうことをもう言わないといけないんだろうなあと思って、できる限りやってみることにしたよ。ってこれまで数多のロックバンドがやってきたことだから、何を今更な感もあり恥ずかしさもあるのだが。
    3マンライブだとなかなか儲からないし、東京以外でやるのがこれまた収支的に難しいので、意義深く続けるためには考え続けなければいけないのだけど。
    まあ我々はロックバンドと楽しいライブがライブハウスでできればそれでいいや。
     
    ということで、今年も派手にやる。
    アルバムと2周分の全国ツアーが主だった本筋だ。
     
    派手にやるぞ。
     
    それではまた。
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  • TABUCHI
    小生田淵がよく喋る2022年12月
    2022/12/03
    fiesta in chaosツアー、ひとまず終了。
    追加公演はあるにはあるが、元々計画していたものは終わった。
    なかなか行けないところにも行けて良かった。それでもまだ行けてないところがあるので考え続けなければいけない。
     
    そしてこれをもって2022年の我々の計画は全て終了である。
    まわりくどい言い方をしても誤解を生むので、要するに今年は年末年越しの企画は無い。
    理由をまとめだすと色んな角度の話になりそうなのですまんが割愛させてくれ。
     
    ため込んだ気力はきちんと来年に向かっている。かなり楽しそうなことになってるよ。
    といいつつちょっと一息つくのでちょっと待ってね。
     
    しかし年内はまだライブがある。
    大型イベントもあるけど、緑黄色社会のイベント、My Hair is Badのイベントがあるのもとても嬉しい。
    ライブハウスの2マン3マンのイベントは本当にいいよ。みんな行った方が良い。バンドのライブって楽しいんだよ。
    どちらのバンドもバンドの核がはっきりしてるから役目の果たし甲斐がある。先に演奏できるというのも呼ばれたイベントの良いところだな。
    やっちゃおう。
     
    そして来年も早々に面白いイベントが決まった。
    https://event.spaceshower.jp/liveholic/rbd/index.html
    (コメントあるの)
     
    こういうことを考えてくれる人がいないともう僕の知ってたロックバンドというものは文化としてそろそろ終わるよ。
    終わっても別にいいんだけど、まあ諦めないで生きるのも結構楽しいんだよね。
     
    ライブがあり続けるのは本当に楽しいな。
    一つ一つ丁寧にもらいながら2023年の準備を続ける。
     
    それじゃあまた。
    CLOSE
  • TABUCHI
    小生田淵がよく喋る2022年11月
    2022/11/15
    ※現在開催中のツアーについて言及しているところがあるので、まだ見てないやつは気をつけて。
     
     
     
     
     
    2023年1月10日、fiesta in chaosの追加公演を東京で開催する。
     
    一つ前のブログで「FCへのツアー1公演につき1回の当選を確約というのを適用しないツアーである」という説明をした。
    キャパシティ的に大都市近郊の倍率がまあまあ高そうという予感があったからだ。2022年はもう一定の規模の全国ツアーは7月からのkaleido proud fiestaである程度果たしたということにして、行けなかったところに行くというのが何よりの目的とした。なのでそれ以外はそこまで気にしないという落とし所でしかツアー行程を設定できなかった。
     
    そこが主な理由で、それ以外にも色々な思惑があって追加公演的、という書き方をしたが今回はシングル「カオスが極まる」を中心としたツアーだ。それが一番輝くようにセットリストを長い時間をかけて整えていった。kaleido proud fiestaツアーでやった曲たちで構成できるように頭を捻り続けたが、何にせよ今回も自分の哲学基準をしっかり満たすセットリストになったと思う。
    今回もロックバンドが存在するステージがあってよかったと万感の思いでライブを続けている。
    そのまま今年を駆け抜けて終わり、で良かったのだが案の定見れないやつが出てきた時にどう考えるか、というのも頭の片隅ではずっと考えていた。いざツアーが始まってからスタッフと沢山のブレストと意見交換と気まぐれがあってこんな感じで着地と相成った。
     
    言い訳じみててすまない気持ちもあるが、
    要するに。
     
    2023年1月10日、fiesta in chaosの追加公演を東京で開催する。
     
    どうしてもチケットが当たんなかったやつ、気を利かせてまだ見てない人に譲ってくれたやつ(感心するね)、すごいツアーなのでもう1回見たいやつ、最近知ってライブに興味を持ったやつ。全員来るといい(あまりそう)。
     
    ライブを見ないと完成しないのがロックバンドだ。手軽に聴ける音源の確認作業だと思って生きてると勿体無いし、痛い目見るぞ。
     
    それではまた。
    CLOSE
  • TABUCHI
    小生田淵がよく喋る2022年8月
    2022/08/14
    とても楽しいkaleido proud fiestaツアーである。
    とかヘラヘラやってる間に新しい情報が出たのでこんにちはである。

    2022年10月19日にニューシングル「カオスが極まる」をリリースする。
    そして7月からやってるツアーの追加公演的な位置づけになる「fiesta in chaos」ツアーをやりながら年末まで進んでいく。

    またなんかすごい良い曲作れたなあという感覚で、いよいよもって先行シングルも貯まってきたしアルバムの骨子も自動的に固まってきた様な。
    まあ「カオスが極まる」に対するあれこれはこの後ちょこちょこやっていくインタビューとかで話してまとめていくと思うので多くは語らないとして(取材は頭が整理できるので良い)
    本日のトピックは下記。

    ●「カオスが極まる」をCDで買った方がいい理由
    ・カップリング「放課後マリアージュ」も普通に良い曲なので 他

     ●ツアー「fiesta in chaos」に来た方がいい理由
    ・ロックバンドのライブは生で観ておいた方がいいので 他

     ●ツアー「fiesta in chaos」に別に来なくてもいい理由
    ・今回のツアーはFC一人一公演の確約はしないのだが 他
     
    この辺りを話していく。
    ではこんにちは。
     
     
     
     
     
    ●「カオスが極まる」をCDで買った方が良い理由
    サブスクリプションで音楽をリリースするということは当たり前になり、我々もいつぞやから流れに乗っかっている。
    CDというものはすっかり時代遅れのものになり、音楽を聴くための行動とはかけ離れたものであってみんなそれは認知すべきだと思う。

     しかしCDは買ってもらった方が良い。喜ぶ人が多いからだ。(一応私も)
     
    シングルにはカップリング曲というものが存在する。我々は前作「kaleido proud fiesta」からカップリング曲をサブスクリプションでは公開しないということを決めた。
    これは別にどっちでも良かったんだが、サブスクに置いたってどうせ聴かれないし、別に聴かれなくてもバンドの歴史には影響ないし、じゃあこれをCDという物体を彩る道具として考える事にした。
    これがやってみると不思議と発見があるもので、「ナノサイズスカイウォーク」という前作のカップリングをライブで演奏したりすると
    「ああ良い曲だな、けどこれ誰も知らないんだよな」という気持ちになって、ライブでやってるとすごい楽しい。
     
    そういうよくわかんない思考を振り切るとCDを買われたい理由になる。面白い。
    ということでまあ今回もCDを買うといい理由の中に「全然知られそうにないんだけどすごい良い曲」を入れておいたよ。
     
    +++
    ”放課後マリアージュ”
     
    思い出たちのライブラリ いつでも見つけられるように
    手間暇かけてるんだから とやかく言わないで
    朝までまだ時間がある 大事なやりとり重ねて
    長電話もありにしよう 離れてもマリアージュ?
    +++
     
    良い歌詞~~~
    そんでもってそれにMVがついたら更に買った方が良い理由になるんじゃないのと思って、MVも作ってみた。全然知られないのに。ウケる。
    撮影はもう終えてるんだけど、とても面白そう。
    もちろん「カオスが極まる」のMVも付く。なんとかyoutubeに出す前に物好きが先に見れる権利を与えてやりたいもんだね。
    あとはめちゃくちゃいいセットリストだったfun time HOLIDAY8のライブCDか。
     
    まあ多く聴かれた方がいいものはちゃんとインターネットに配置しておくから。それだけ聴くも良し。
    ただお金を出して物を買うとよりいい思いができそうだね。
     
    はっは。
    CD買え。
     
    10月19日発売。
     
    ●ツアー「fiesta in chaos」に来た方がいい理由
    併せて10月から始まる全国ツアー「fiesta in chaos」が発表された。
    全国11本という普段から考えたらだいぶ少ない本数なんだがそのカラクリを話すと、元々2022年のツアーは年内ずっとやってようやということで組み始めたツアーだったように記憶している。
    つまり7月からやってる「kaleido proud fiesta」ツアーが年内いっぱい続いて全国を回るのかなというイメージだった。
     
    しかし10月にシングルが出るということになった。
    あれツアー中に出ることになるの?そしたらどうする?7月から新曲としてセットリストに組んでおく?(脳内喧々)
    いやそれはないだろ。そしたらリリースを挟む感じでツアーを2つにわける?(脳内諤々)
    これを採用することにした。
     
    しかしそうなるとこの後半のツアーに切れる本数が結構限られてくるので年内で終わらせるとなると全国を回るぜというほど大層なツアーにならない。というか大々的な全国ツアーを立て続けに2本というのはちょっと我々のキャリア的なことを考えると追いつかない何かがある(何とは言わないが)
     
    じゃあ追加公演的に捉え直してシングルリリース挟むタイミングでツアーの様相を少し変える感じにするかと思い構想を進めていった。
     
    なのでまあ2022年のシングルツアーが続くよという感じなので我々の心持ちはそんな感じ。ただステージに行ってでかい音で好きな曲を演奏するだけ。
    君に対して言えることと言えば、ライブがあるからには来た方がいい。
    ロックバンドの2022年最新系が聴ける。サブスクやyoutubeや大型イベントなどでは味わえない体験ができるのだ。
    我々のバンドも良い感じに時代に遅れてきたので、念押ししてどこかの物好きがちょっとでも来ようと思うのであればこれは言い続けていくつもりだ。
    体験しないで知った気になるのはもったいない。ロックバンドのライブは思いついたら行っておいた方がいい。
     
    特に今やってるkaleido proud fiestaにツアーに日程的に来れなかったり、近くまで来てくれないから行かなかったというやつは来た方がいい。
    ロックバンドの2022年最新系が(以下同文)

     そう。今回はkaleidoツアーに来れなかったやつのための公演でもある。
    よってファンクラブ先行に関して「1人1公演はなるべく当てる」というルールは適用しない。
    次の話に進む。
     
    ●ツアー「fiesta in chaos」に別に来なくてもいい理由
    ちょっと物騒な言い回しで見出しをつけたのは上に書いたファンクラブ先行における今回の決めごとに対する説明をつけるためでもある。
    毎度ファンクラブのことなんて知らんわというやつには関係ない話で申し訳ないが(気にせずライブに来てくれ)、自分の責任としても設定している大事なルールに関わるところなので丁寧に咀嚼して折り合いをつけないと自分で納得ができないので説明できるところまでは持って行っておきたいものなのだ。
     
    我々の全国ツアーにおける決まりごと(?)みたいなものとして
    ・FC会員は1年のうちの1ツアー1公演、家の近くのところに応募すればチケットをなるべく確約する
    ・セットリストは全公演変えない
     
    というものがある。一つ目についてはバンドとして年会費もらって提供できる最大のことといえばそれを置いて他に無いからである。
    各土地の会員数を把握して適切な会場設定をすることが可能になった。
    そしてなるべく細かく回ることを目指している。でかすぎる会場は音楽にあまり向かないので大都市でパッとやって終わりというのは個人的に反対だ。
    大都市においても適切な会場規模を優先するためにその土地に住む会員の人数を把握することはとても参考になる。
     
    そして二つ目、我々が一つのツアーを同じセットリストでまわるのは理由がいくつかあって、その中の一つが「土地ごとに日替わり曲みたいなもので差をつけたくない」というものである。
    「私もいかなきゃ!」と遠くから何回も訪れる可能性があがってチケットの倍率があがる恐れがあるからだ。
    ある都市での公演というのはその土地の近くに住んでる人に会いに行くからいくのであって、そいつがチケットが買えなくなる可能性があがるのは本末転倒だ。
    もちろん日程的に行きやすいからということで遠出をしたり、同じセットリストだけど何回でも楽しいという人もいるだろうと思う。人生を彩るには素敵な心がけだ。僕もよくやる。
    だから行きたくて応募したら当たったとか、チケット余ってたから旅行の計画立てて行ったとか、そういうのは大いに賛同するし、止めないので気後れせずgoである(goである)
     
    とはいえこちらとしての心構えはいつも一緒である。
    特に今回のツアーでkaleidoツアーで訪れていない青森、熊本、沖縄に関してはその県に住んでる会員が応募すればほぼ確実に当たる様に設計する。
    kaleidoツアーに参加をしていない該当県在住者に関しては確実に当てる。
    できればその隣の県でまだライブをやってない土地に住んでるやつもなるべく当ててあげたいが、数字を見つつ。
     
    そして追加公演というのは「来れなかったやつのための公演」ということでもある。
    ファンクラブに入っていないやつに対してもこれはもちろん言えることだ。
    今のキャパ設定で地方公演が売り切れることはそう無いだろうが、主要都市となるとまだ少し倍率は高いのかも知れない。
    適切に数字を見ながらであるがなんとかまだ来れてないやつになるべく当たる様には考えておきたい。
     
    となると、どうしても既にkaleidoツアーに来ているファンクラブの人間が割りを食うことになってしまうかもしれない。
    特に謝るとかそんなわけでもなく「そういうことなんで、一つ頼むわ」という心持ちである。
    もちろん応募はしたらいいし、当たったら来たらいいと思う。
    「田淵がこう言ったので」という拡大解釈をして無理して見送る必要もなければ、それぞれの正義を気取って他人を監視したり文句を言うのもセンスが無い。
    来たかったら行こうとする、それでいいじゃない。売り切れてないから行っちゃおみたいなのもいいじゃない(いいじゃない)。
    ロックバンドはいつだって楽しいので余計な気後れは要らないじゃない(要らないじゃない)。
     
    本当はセットリストを変えない方が筋なのかなと思いもするんだが、まあここは自分の好き勝手に振る舞わせてもらう。ロックバンドなので。
    とはいえなんか構想ごと変えまくって「新しい俺たちだ~~!」というつもりはそんなにないので、良い塩梅に着地するよう結構頭をフル回転させている。
    だってfiesta in chaosだから。ツアー名似てるのよ。
     
    なので来れなくてムキーとなんなくていいよ。どうせ来年もツアーやるんだから。
    お互いちゃんと生きてりゃロックバンドは当然の様に君の前に現れるのよ。
     
    まわりくどい言い方になってしまったが「行った方がいい理由」も「行けなくてもいい理由」を君なりにかみ砕いて判断してくれ。
    2022年の我々は頭から最後までずっと強い。
     
     
     
    ということで新作も出るし、ライブも続く。
     
    最後にまた余計なこと言うけど、相変わらず物騒な感染症の世の中である。何が物騒って人それぞれ色んなこと言い出すから物騒だよね。
    まあ色んな人が色んなこと言うのはこの際しょうがないから、君が何だろうが別段興味が無い。
     
    とはいえライブとなれば一定の人数が集まって一つのことをしなければいけなくなる。となれば「まあこういうルールにしたからよろしく頼むよ」という指針が必要になってくる。
    国とか役所のガイドラインがどうとかそういうことじゃなく、この指針に向かってやりましょうやということを言わなければいけない立場なのである。
    そりゃ赤の他人に一々言うのはこちらも骨が折れる。しかしこちらも責任をもってやる覚悟があるので骨くらい折らないといけないのだ。
     
    この新規感染症対策の基本は「喋らない」ことだとは再三言っていて、僕のスタンスはここ2年半ほぼ変わっていない。
    咳だくしゃみだは置いておいて、ウイルスを持っている人が喋るからうつる、喋らなければリスクは下がる。ここが基本事項と思っている。
    とはいえ喋らないというのは生き物的に難しすぎるのでここに換気だ距離だマスクだがくっついてきてリスクをおさえたり下げたりしていきましょうねと、そうやって段階的に考えることができればそんなに窮屈に感じすぎなくても外に出れるし、楽しく生活はできる。
    色んな形でみんなトライしたりなんなりしていて選択肢も増えてきたが、我々のライブに関しては「まあ、でかい声でしゃべんないでよ」という指針に基づいて引き続き進めるつもりだ。
    会場に入ったらね。あとは自分で考えて。
     
    もちろん絶対なんてことはない(おまけに手強い)ので病に倒れる時は倒れる。そしたら責任など感じずに素直に休む。
    生きて帰れたらまた元気に生きる。実に単純ではないか。
    楽しく生きれる気がしてこないかね。
    まあ私も流石に逃げ切れなくないかこれと思いながら生活しているけど、楽しいことを考える思考は1ミリもぶれてない。
    そろそろ来年の計画も見えてきたよ。
     
    それではまた。
    CLOSE
  • TABUCHI
    小生田淵がよく喋る2022年7月
    2022/07/06
    kaleido proud fiestaツアーが始まる。
     
    ロックバンドはアルバムを作って全国ツアーをやって、飽きたらアルバムを作って、というサイクルで回っていくのだと思っているのだが、全国ツアーのタイミングの直近のリリースがシングルだということが時にある。
    ということで今回は「kaleido proud fiesta」のシングルCDツアーに結果的になりそうである。
    そのカップリングである「ナノサイズスカイウォーク」もサブスクにないので全然聴かれてないだろうがとてもいい曲なので多分やる(CDに入ってるよ)。新しい曲をやるのは楽しいからね。
     
    となると、それ以外のセットリストに関しては全くもって自由度が高い。
    人気曲を上から順に、みたいなバンドもいるかもしれないが我々はそんなもん知ったこっちゃなく、その時に一番楽しめるセットリストを磨き上げてやる。
    幸いキャリアにおける大体の曲が今も古びることなく演奏できる。(これまで度々話している”新曲本当に要るのか問題”にも関連する)
    そして我々にはセットリストの才能がある。
     
    いつからか我々の強みはそこにあると思って突き詰めてきたつもりだ。
    まあライブで何の曲をどうやるかなんてのはそんなもん考え方は人それぞれだろうし、正解なんかなくていいんだけど
    そこに時間と命をかけてる自分は結構好きなので、そこには自信を持って今日までやってきている。
    このキャリアになるともう多くの人に認められたいとか思ってないし(昔からだけど)、自分たちの楽しいことを最大限やっていくための残りの人生なので
    誰かから見て不思議に見えようが、滑稽に見えようが、時代に遅れていようが楽しいセットリストを考え続けるのが飽きない工夫の一つだと思う。
     
    そう。時代に遅れている、という話をする。
    今回のツアーのセットリストも実に楽しいものができたことに紐付けて。
     
     
     
    セットリストを先に知ってからライブに行きたい、という人がいることをこの間耳にした。
    あらかじめどの曲をやるのかを予習しておいて、全部知ってる音楽が流れる時間を過ごしたいと、そういうことなんだと思う。
    なるほどとても合理的。今は情報もコンテンツも溢れまくってて消化したい情報が昔より段違いに多いだろうし、ハマるものの出会い方もきっと変わっているんだと思う。
    そういう人が確かにいて、もしかしたら結構多いのかもしれないし、今後多くなってくるかもしれないというのが今の時代というやつなんだろう。
    時代が変わればいろんな人も出てくるよねというのは思考に織り込んでいるので、どんな人がいてもいいと思ってはいる。
    しかしこれに関しては耳にした時正直結構ショックだった。
    ロックバンドのライブを知ってる曲確認大会と捉えられるのであれば、僕の音楽へのこだわりは半分くらい消滅する。
     
    誤解の無いように強調しておくけど、別にそういう人がいたって良い。きっと昔だってそういう人は沢山いただろうし、人は自分の気持ちいい方を選択して豊かになっていくのだから、自分が楽しいと思えるのならそれでオッケー。とても素晴らしいことである。
    ただ選択肢も同時に沢山あるのだということも忘れられないためにはあえて喋るしかないと、最近特に思っている。
    そんなことを強引に一人の目線から喋ってみるべくこれを書いている。
     
    1から10まで知ってる曲が聴けて嬉しい。それだけがライブの醍醐味か?
    それだけではない楽しさがロックバンドのライブにはあると思っているからこれを書いている。
    よく言われるライブに向けての予習とか、再三言い続けて来たことだけどライブの楽しみ方ってなんなのかみたいなことを引き合いに出しながら話を進める。
     
     
     
    そもそも皆が何を持って予習と言っているのかは人それぞれあるだろうが、その中にライブのお約束を知っておきたいとか手拍子やかけ声を合わせたいみたいなのがあるというのは知っているつもりだ。
    みんなで一緒のことをする楽しさに喜びを感じる人がいる。それはよくわかった。
     
    ただそうじゃない人もいる。
    全然知らない曲だけどずっと踊れたとか、凄すぎて身動きできなかったとか、元々知ってた曲がライブで良く聴くと意外なほどにハマッたとか、終わった後何にも覚えてないんだけど楽しかった記憶だけはあって帰り道ずっと興奮してるとか。
    どんなことだって最高なんだから、正しさなんかどうだっていい。
    ライブの楽しさに「曲をめちゃくちゃ聞き込んで熟知してる」かどうかは別にあんま関係ないんじゃないの、という話を今しています(唐突な指さし確認)。
     
    初めてライブに来たよ、という人が「ライブとはこういうものなのか」と思いながら周りの空気に混ざっていくこともあったかもしれない。
    本当はその音楽体験が自分にとって楽しければ形はなんだっていいわけで、自分に合うものを見つけてもらうことがとても重要だ。
    だから隣の人や会場の空気なんか教科書にならない、大事なものは自分で見つけてほしいと思っている。
    となると先ほど話した現代における合理性の話で「知ってる曲をできるだけ確認したい」というのが仮に時代の流行りだとしても
    「知らない曲があった=損をした」という様なマインドは別に無くたってよくない?という問いかけをしたい気持ちにもなる。
     
    個人的な話で言えば
    掛け声とか手拍子とか手を上げるタイミングとか、本当にどうだっていいんだよ。それはずっと言ってきたつもりだ。
    それがロックバンドのライブだと思われると、正直困る。
     
    でもこれはここ20年くらいの音楽文化が作り上げた歴史だとも思うので仕方がない。
    手拍子しようね、コールアンドレスポンスしようね、タオル回そうね。
    みんなで一つになるって、最高だよね。
    メディアもステージもそれだけが通過儀礼かのようにやり続けてきた(多分被害妄想もあるけど)
    そりゃみんなライブはそういうもんだと思って育つ。
    僕はメジャーデビューした頃に出演した大型イベントを見渡してそれに危機感をめちゃくちゃ感じた。そんな世の中になんなきゃいいなと思ってたけど、結果そうなった(これも被害妄想)。
     
    まあ元々世の中というものがそうだったんだろう。自分はそれに馴染めなかった人間なのだ。
    ただやっぱりこの業界にまだ残っているからには、流行りは流行りで結構なので、こっちはこっちで100人中1人でもいいから気が変わるような事になればいいのにと、心の根っこで思っている。
    性格がひん曲がってるのかもしれないけど、自分の信じる音楽があるならできるだけ試してから死にたい。
     
    誰かの気を変えるというのはもちろん強制的に命令しようだなんて思ってない。繰り返すけどどんな音楽の楽しみ方だっていいんだから、何も否定することはない。
    ただその分どんな楽しみ方も肯定できる準備をするために、またしても一人の目線から喋っている。
     
    好きな曲が生で聴けたらそりゃ嬉しいだろう。
    けどたまに来る知らない曲があったから何か困ることでもあんのか。
    ロックバンドなんてでかい音で聴く時間が楽しかったか楽しくなかったか、それだけでいいのよ。
    私なんかはライブを観に行ったらとりあえずずっと踊って楽しくなってきたら酒飲みに行って、終わったらあんまり詳しく覚えてないこともしばしば。
    自由でいいじゃん。人と違う踊りだって、棒立ちだって、目を瞑ってたって、なんだっていいんだよ。
     
    予習だかなんだか知らないけど、じゃあ今ツアーの試験範囲はバンドのキャリアとイコール。だから今1から必死に覚えても身体に悪いよ。
    生活に沿うように適度に好きなアルバム聴いたらあとはライブででかい音を浴びたらロックバンド体験は十分だよ。
     
     
     
    少し偏見も込みで話してしまっているが
    どうやらライブは知っている曲を確認するための催し、という考えが時代には合っているのかもしれない、という仮定からずっと思っていることを書いてみています(唐突な指さし確認)。
     
    なのであれば取るスタンスはより強固になってくる。
    SNSでもサブスクでもスマホでもキャッシュレス決済でも時代に合わせた方がいいものは合わせるけど
    これに関しては時代遅れで全く結構。流行りに乗れなくて全く結構。
    別に準備なんか適度でいいのよ。知ってるとか知らないとかどうだっていいから、でかい音聴いて楽しかったかどうかだけおみやげに帰るのもいいじゃんということを強調する。
     
    ということで、ロックバンドがいつもの様に好き勝手に沢山の曲をやるライブが間もなく始まる。
    9月までセットリストは全部一緒なんだが、何も知らないで90分過ごしてみてほしいよ、興味があれば。
    だからと言ってネットでネタバレやめろとか田淵がこう言ってたとか、しょうもないジャスティス合戦はしなくていいよ。適度な距離感で共存してろ(唐突な平和主義)。
     
    いつも以上にポジショントークが過ぎたが、今回のツアーのセットリストも実に楽しいものができたので最近思っていたことを書いてみた。
    kaleido proud fiestaツアーが始まる。なんにせよロックバンドのライブって本当に楽しいから、ちゃんと生で観ておきなよ。
     
    チケットあるぽん
    https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2207665
     
    それじゃあまた。
    CLOSE
  • TABUCHI
    小生田淵がよく喋る2022年6月
    2022/06/13
    自主企画ツアーfun time HOLIDAYが終わった。
    今回もとてもいい共演者に恵まれた。とても楽しかった。
     
    ツアー始まる前にしっかり書けなかったんだけど、対バンイベントの楽しさをどうにかして知ってもらいたかったし、何より自分たちが十分過ぎるほど楽しんでしまった。対バンサイコ~
    ちゃんと受け取って来てくれたやつが何かを発見してくれてたら、何よりの喜びだ。
     
    バンドという生き物の活動というのはユーザー感覚で考えうるものが大体真実であると自分でも思う。
    やはりワンマンツアーが確固たる軸としてあり、今の時代は流行り柄この季節は大型イベントにも出たりするよねみたいな感じまでは大体どのバンドにも当てはまるだろう。
    で、その先のライブハウスでのイベントとか、今回みたいな対バンイベントみたいなものがその後に付いてくるんだけど、これの認知というか需要というか供給というかが、先のものに比べて圧倒的に無い。これが個人的にもったいなく思うし、正直に言うと悔しい。
    ワンマンや流行の劣化版みたいなものとして捉えられている様な気が時々してしまうんだが、そんなことはないと声を大にして言いたい。
    音楽生活を彩る上でめちゃくちゃ良い1日の過ごし方だと個人的には思うのである。
     
    もちろん自分の考えはあんまり主流じゃないものだとは自覚しているし、時代が進化していっているのもわかっているつもりだ。
    だがこの感覚を無視して置いておけるほど僕はロックバンドを諦めてない。
    がんばって予習してきた曲が聴けて嬉しいとか、大型イベントで回収できたとか、そりゃ体験としては十二分に素晴らしい。
    ただその先に、そこだけじゃないすごい何かがライブにはあって、対バンイベントにももちろんある。そこでしか体験できない音楽生活の醍醐味だったりする。
     
    時代に合ってる合ってないということは様々なことで考えたりするが、これに関しては合ってなくてもムキになって言い続ける。
    言い続けてうっかり気が変わるやつとかが一人でもいるなら、言い続けて時代に合ってないまま僕という人間は終わっていこうかなと思ってきたよ。逆に燃えてくる。
    ライブイベント行った方がいいよ。せっかく君はロックバンドを知ってるんだ。
     
    とまあそんなことを思いながらまた先の事を色々考え出したりしたんだけど、まあ楽しくバンドが続けられればなんでもいいよ。
    fun time HOLIDAY8、良いイベントだった。また楽しみなライブが続いて、来月からはワンマンツアー"kaleido proud fiesta"に出る。
    ライブにしかない事件がある。心して来い。
    チケットあるの
    https://unison-s-g.com/2021-2022/tour-kaleido-proud-fiesta/
     
    女王蜂
    SUPER BEAVER
    sumika
    TK from 凜として時雨
    マカロニえんぴつ
    Base Ball Bear
    My Hair is Bad
     
    繰り返すけどみんなすごいライブしてるからちゃんと観に行った方がいいよ。
     
    我々のセットリストのプレイリストが出てる。こういうのいいね。
    https://TF.lnk.to/usg_holiday8
     
    1,23:25
    2,リニアブルーを聴きながら
    3,何かが変わりそう
    4,アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")
    5,メカトル時空探検隊
    6,Catch up, latency
    7,MR.アンディ
    8,夢が覚めたら(at that river)
    9,Nihil Pip Viper
    10,徹頭徹尾夜な夜なドライブ
    11,kid, I like quartet
    12,君の瞳に恋してない
     
    今回も天才的。
     
    それじゃあまた。
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  • TABUCHI
    小生田淵がよく喋る2022年3月
    2022/03/13
    もう3月か。筆が追っつかない。
    最近は自主企画fun time HOLIDAYのセットリストを考えていたが、なかなか面白いセットリストができたので今年も我々はセンスがあるなあと一安心である。4月お近くのところ来てね。対バンもめちゃくちゃ良いメンツで楽しみだ。
    さて今日は新曲「kaleido proud fiesta」についての話をする。我々のスタンス的な話にも繋がるので結構重要な話。
     
    まず概要から説明する。要点は「4月13日の発売日をどう楽しむか」という話。
    だいぶ長くなったので・~・気になるとこだけ読んで。

     
    ・前回のPatrick Vegeeからそうした気がするが今回のシングル「kaleido proud fiesta」はCD発売日とサブスクリプションの公開日は同じ日になる。
    ・CD初回版に収録されるMusic Videoのyoutube公開はリリース日より前にはせず、少し後にする。
    ・カップリング曲は今作から1曲収録となり、今回の「ナノサイズスカイウォーク」のサブスクリプション公開はせず、配信販売もない。CDのみの収録にする。
     
    以下各点について話していくが、タイアップという意味では2019年以来のシングルということで、十分空けてもらったのでしっかり気合いを入れて作れたと思っている。前回のブログをはじめ最近色々なところで話している「そんなに新曲って必要なのか?」というスタンスで長期計画を考えているので、シングルリリースが忙しなくないとアルバムの計画がしっかり立てられて良い。
    残りは色々な雑誌とかで読んでもらえたらと思う。雑誌は良い。
    それでは本題。
     
     
     
    ・CD発売日とサブスクリリース日が同じ
    この曲はCDリリース日と定額ストリーミングサービス・すなわちサブスクリリース日が同じになる。
    「そんなもん当たり前だろ」という人が多いと思うが、実は我々には配信販売期も含めて結構な歴史があり、要は「CDを買ってもらえるとやはり嬉しい」という事実に対してどういう形で発信していきましょうかというのをかなり紆余曲折トライしてきたのだ。
     
    その辺りは2019年7月のこちらのブログを読むと少し伝わるかもしれない。
    https://unison-s-g.com/blog/member/category/tabuchi/page/3/#978

     
    CDの存在意義みたいなのに関しては世の中的にも自分的にもだいぶ変わってきた思っているが、今読み返しても気持ち自体ははあんまり変わってない。
    音楽家として正しく届けるべきだという「純粋さ」を大切にする、ビジネス上の理屈として諦めてはいけない「使命」にこだわる、ユーザーにとっての「便利」をきちんと考える、あとランキングはマジでどうでもいい「マジでどうでもいい」。
    その一つ上の2019年8月のPhantom Joke発売に関するブログでもサブスクについての言及があるので興味があれば併せて読んでみて。
     
    そこにも書いてあるが何故紆余曲折あったかというと「CDが売れた方が喜ぶ人はいる」という事は確かにあって、じゃあそのCDを売る努力をしましょう、ということが根本にある。
    まあ音楽を売る手段として一時代主流だったもの、というのに過ぎないのだが今のところやはりCDが買われると喜ぶ人はいるという事実は圧倒的にある。
    もう市場的に正直先はあんま無いとは思うが(別のやり方を考えればいいだけなのだが)、その中でできる努力は全力でやるというのは意義があるというか、結構楽しめる。
    先述の通りユーザーの「便利」を考えれば入り口にする意味でも手軽なところに音楽はあった方がが良い。なのでサブスクだYouTubeだというのはなきゃ始まらないし、発売日と称される日に無いのはユーザーにとってよくない。
    これを両立するためにちゃんと考えましょうよというのが・そして・である。次の話。
     
     
     
    ・CD初回限定盤の話
    じゃあCDを買ってもらう努力はどうしたらいいの、という問題。
    既に発表があったと思うが今回も特典が色々入る。「買って良かった感」を出すことが今の時代CDの一番の使命だと今のところ思っている。
     
    今回新曲はアニメのタイアップがついているということで、「アニメの1話が出るまで楽曲はどこにも出さず、1話を見た瞬間にCDが買えて、そこでフルサイズが初めて聴けるということにできないか」ということからもろもろの施策協議はスタートした。
    つまりは「CD買った方が誰よりも早くフルサイズの楽曲を聴ける」という仕組み。これは昔から考えてたんだけど、youtubeでMVを先にフルで出すのが当たり前の世の中だし、先行サブスク公開とかラジオで「どこよりも早くフルサイズOAだ~!」みたいなのもまあいいんだけど、「発売日に誰よりも早く楽曲の全貌が知れるんだよ」という物好きの喜びを無にしちゃってるのは本当に見逃して良いのかなとはずっと思っている。
    実際に協議を進めていって、実現しないものも多々あったがそれは想定内として、いくつか考えた「買って良かった感」の中の一つが「Music VideoはCD買ったやつが先に見れる」というものだった。youtubeは入り口として必要なのでMVは追って公開するが、別に遅すぎなければいつでもいい。
    今回はネットユーザーへのアプローチもしたいのでアニメーションMVというのも作品サイドのご厚意で作らせてもらったのだが、凄まじくかっこよくなってあまりにチームスタッフの評判が良いのでこちらも作品に入れる運びとなった。
    プラスFC用のアコースティックライブでやった「お人好しカメレオン」もおまけでつけることになった。これは我々のセンスあるアレンジにいたく感動したマネージャーがなんとか形に残そうとデータを残していたというところから始まっているのだが、まあこれは喜ぶやついるし乗っかるしかないか~というほのぼのやりとりで着地となった。こんなの滅多にやらないから堪能しとけ。
    ということで、サブスクで聴くのが主流でしょうし全くもってそれで結構なんだけど、CD買うとまあ良いことあるよ、というのをこの内容に込めている。その流れで次の話になる。
     
     
     
    ・カップリング曲は今回から1曲のみ。今作「ナノサイズスカイウォーク」はCDのみの収録
    まず何故1曲にしたのかを説明すると前々から言っている「儀式的にいたずらに新曲を発表するのが果たして良いことなのか」というところにも起因している。
    曲を作って入れるということ自体は造作も無いのだが、それが儀式的になってしまうといけない。
    既に数多くのレパートリーを持っている我々が最新の渾身の楽曲である表題とセットでいたずらに2曲追加する(おまけにライブでやる優先度は低い)というのがデフォルトになるとユーザーの認知力もだいぶバリエーションでてくるので、知ってる人だけ盛り上がる内輪感と、曲の認知の相対的低さのバランスが悪くなる危険性がある(内輪感と低認知、もちろんどちらも必ずしも悪いことではない)。であれば1曲でバシッと良い曲かます方が意義はでるよねということでその形を提案した。
     
    次にサブスクの有無について。まずカップリングの歴史を遡る必要がある。
    シングルを出す度にカップリングが2曲、というのはそもそも業界のビジネス的な風習で形式的になっていった歴史がある、30年前くらいまでは1曲で、20年前くらいから2曲以上が主流になっていったような記憶。
    ここに我々の「アルバムに入んなかった曲いっぱいあるし入れよう」というのがマッチしていていたので特に異論無く乗っかっていた。
    またシングルCDはアルバムを待ちきれなかった物好きへのちっちゃな褒美みたいなもんだと思っているのでそれくらいの温度感におさまる曲をチョイスしていた。
     
    さて時代は流れ今。サブスクが主流になった現代、バンドも楽曲もただ増え続ける現代においてユーザーの音楽の聴き方は変わったのは否めないだろう。
    その中でシングルという作品においては「表題曲1曲しか聴かなくない?」というのは昔より(まあ昔もそうなんだけど)強くなっていると思う。
    アルバムでさえ適当に1曲だけ聴かれて終わり、ということが昔より更に増えているだろう。そこに関しては人それぞれだし「へー、気が合わないですね」で終わりでいいのだが、
    元々シングル買ってくれた物好きへのおまけだったカップリングに関しては「まあ確かにサブスクにあっても聴かれないよね」というのを思うところもある。
     
    前にも言った通り音楽は入り口に手軽にあった方がいい。聴かれた方が良いからだ。
    で、カップリングというカテゴリについてのこの命題に対するロックバンドミドルエイジの僕的な答えを
    「僕はめちゃ好きなんですけど、別に聴かれなくていいですし」
    としてみることにした。
     
    これは個人的に凄まじくこだわりがあるわけではないし、サブスクにあったらあったで聴きやすい管理しやすいというのもわかるのだが、表明するスタンスのロジック的に一番面白そうだからというのが決定に至るのに一番大きかった気がする。
    あと、ほとんどの曲を書いてるのが僕一人というバンドの構造があってこそやって良い施策だと思う。色んな作家の人が書くようなコンテンツであればカップリングだって一人のクリエイターが命を書けて書いた曲なんだから平等に扱ってあげて欲しいと思う。
     
    ・の話でkaleido proud fiestaは発売日にサブスクにある。
    ではカップリング曲はどうだろう。「別に聴かれなくていいですし」これで行くことにした。もちろん1曲の音楽としてちゃんと作るので、普通に良い曲になるのはセンスがある我々なら当たり前だし、そういうのこそ好きそな物好きがいるのも知っている。
    これもCDなんて時代遅れのものを買ったやつへのちっちゃなご褒美だ。それを最大限機能させることにする。
     
    カラオケにせよSNSにせよ大型イベントにせよ、音楽が文化として盛り上がってくれるのはそれで楽しくなる人間が増えるということなので好ましいが、反面「道具として使われる」現象も発生しやすくなる。
    これは批判的意味でもなんでもなくて、そういうものだというだけの話。音楽で人が楽しくなってるなら概ね良いことだ。
    とはいえ音楽家は道具として使われるために作ってるわけではないので、その先に誰かの心に刺さるようなことがあれば、それが音楽家にとっての本望なんだろうと思う。
    ではユーザー側ではなくこちらが楽曲をあえて「道具として使って」みてはどうだろうか。自分が出すCDシングルの価値をより高める道具として。
     
    少し乱暴な物言いに聞こえるかもしれないが、そのための楽曲と捉えるとバンドとしてのカップリング曲の意義が少しアップデートされる感覚があって、制作意欲が上がることに気がついた。
    ロックバンド本来の「楽しい事やってるだけだよ」というアティチュードがなんでか鮮明になる。面白い。
     
    ということで我々にとっての新たな試みの一つ目としてリリースする楽曲は「ナノサイズスカイウォーク」という。
    「いやぁ~こういう曲、いいよなあ」としんみり思える様なミドルロックチューンである。
    歌詞の書き方が昔となんら変わってないのが良い。曲も含めて全然流行らなそうだけど、こういうの好きで結成当初からロックバンドやってたよなあ、みたいな曲。そういうのを用意していくのも今時のカップリング理論なものかもしれない。
     
    +++
    けど ナノサイズで飛び回ってく
    今をただ生きていく
    溢れ出す情報の大気圏を吸って吐いて
    ナノサイズで世界を描く 少し間違えてしまったら
    君が電子になる!?

    ("ナノサイズスカイウォーク"より)
    +++
     
    ライブでやるのも楽しそう。
    何か君が好きそうな気もしなくはないから、自信を持ってカップリング曲としてリリースするよ。
    サブスクにはないけど。
     
    はっは
     
    CD買え。
     
     
     
    あ、いやいや。まあ買ってくれたら嬉しいけど。
    なんにせよすげーシングルができたから、君の好きな方法で聴いてよ。
    あと、ライブ来て。
    かくして4月13日、「kaleido proud fiesta」を発売する。
     
    それではまた。
    CLOSE
  • TABUCHI
    小生田淵がよく喋る2022年2月
    2022/02/13
    Patrick Vegeeツアーが終わった。
    結構やったなあと思ってたけど20本しかやってないのか。行けてない土地も多くあったことになるのだが、時代が変わってしまったので今までの常識で比較ができないので特にネガティブな心持ちはないかもしれない。とはいえロックバンドが近くに来ないとつまんないよね。引き続き考えるしかない。
     
    なんにせよ2021年ライブツアーをやりまくって来た先で「なにボケッとしてんだよ。ライブやるぞ」という姿勢を示すための全国ツアーでもあったように思う。我々はすっかり通常営業なので後は君が乗っかるだけなのだ。
    ライブをやるんだよ。
     
    最新アルバムのツアーなのでそりゃあ最新アルバムの曲をやる。
    しかし元々作っている時に構想していたツアーとは違うものになったのでやり方も変えたというのは先に言ったとおりだ。
    以下セットリスト。
     
    1,Simple Simple Anecdote
    2, Hatch I need
    3, マーメイドスキャンダラス
    4, Invisible Sensation
    5, フライデイノベルス
    6, カラクリカルカレ
    7, Nihil Pip Viper
    8, Dizzy Trickster
    9, 摂食ビジランテ
    10, 夜が揺れている
    11, 夏影テールライト
    12, オーケストラを観にいこう
    13, Phantom Joke
    14, 世界はファンシー
    15, スロウカーヴは打てない(that made me crazy)
    16, 天国と地獄
    17, シュガーソングとビターステップ
    18, 101回目のプロローグ
     
    やり方を変えた、というのはツアー自体にもう一つ意義を持たせたという意味合いである。
    最初に話した「なにボケッとしてんだよ。ライブやるぞ」をでかい声で言いに行くというのも重要であった。
    となると我々の生存証明をするという事の方が意義として筋が通っていると思う。
    と考えるとバイオグラフィーの幅広い切り取りをきちんとやった方が美しいセットリストが作れるよねという塩梅で取りかかっていった。過去のシングル曲や必殺技みたいな曲も最新アルバム曲との組み合わせ方で全く新しい輝きを放つ。
    楽曲はセンスがあれば古くならない(我々にはセンスがある)。
    ということで作り上げられたこのセットリストからは最新アルバムPatrick Vegeeから数曲漏れているのは経緯と理由がある。
     
    「最新のツアー」というのは「最新の曲のためのツアー」では必ずしもなく、バンドが今一番やりたいこと、ふらっと来た音楽物好きがブチあがれること、これもを作る上では忘れてはならない。
    ライブ時間というのはなんとなく決まってて(理想的なライブ時間というものがある)最新アルバムの曲全部やったら他にできる曲は必然的に絞られてくる。
     
    そうなると最新アルバムの曲を全部やることが果たしてベストなのだろうか?
     
    実はこの話、キャリアが長くなる流れでずっと思っていたというか、今回のツアーに限った話ではないテーマであるし、正直全バンドちゃんと考えた方がいいんじゃないのと思っている。
    キャリアスタートから5~10年くらいはそういうことは別に考えなくて良いとして、キャリアが長くなるバンドはその問題が顕著になることを見逃さない方がいいと個人的には思っている。
    我々が最新アルバムツアーで全曲を演奏しなかったというのはCIDER ROADとMODE MOOD MODEがパッと思い浮かぶ。それはそれ以前のシングルツアーで結構切り出しているからということもあるんだが、全部をやらないおかげでセットリストのドラマの純度があがるという狙いがあったことも大きい。
    今回に関してももちろん最新アルバムの曲をどう配置するかから考えていったのだが、並べていくにつれて「ここはこう流れを作らないとブチあがれん」「これは今回はハマるところが無い」ということをあれやこれやと考えた結果他に必要な曲が先に決まったり、最終的に入れることを諦めた曲があったりした。
     
    多分物好きたちに「最新アルバムのツアーでは最新アルバムの曲を聴きたいですか?YES or NO」みたいなアンケートを取ったらそりゃ聴きたいという結果になるだろう。
    このブログを読んだあとも読み方によっては「いや最新アルバムの曲やれよ」という感想を持つ人間が多くいるとも思う。
    しかし我々や君がふらっと来てブチあがって「すごいライブだったな!」となるにはそれがベストアンサーとは必ずしもあんまり思ってないのだ。
     
    "最新アルバム沢山予習してから行く"みたいな言説がある。ある程度覚えた方が踊りやすかったりするだろうし、まあ知ってる曲はある程度多い方がいいよね、というのは僕も概ね同意見だ。
    ただロックバンドのライブでブチ上がりにいくだけなのに予習ってなんなんだよという気持ちもある。
    義務的に発生する能動的な吸収ではなく長い生活の中で身体に染みこんでいる音楽をでかい音でライブで聴くことだって醍醐味なのだ。
    特にそのバンドの長いファンだと余計にその傾向はあるのではと思うし、であればその気持ちを肯定してやりたい。
    100曲好きになった後の次の10曲がそんなすんなり大事なものになってくれるか?このあたり人間の脳の構造で解き明かす研究があったら知りたい。
     
    バンドというビジネスモデル目線で考えると新作を作るということがバンドの制作意欲と関わらず必要になることがある。
    極論を言うとともすれば作りたくないのに作らないとだめかーみたいなこともある(我々が、という意味ではない)。ある程度世の理なので誰もネガティブに考えてはならない。
    というのはあんまり関係ない話だが、音楽が古くなってないのであればそれはいつだって最高だし、ライブでやるやらないも曲の新旧は大して判断材料にならない。
    それでも最新作は作られ、最新作をひっさげたツアーも開催される。
    メディアは褒める、「今回も名作ですね!」と。バンドもリップサービスで言う、「毎回最新作が最高傑作だ」と。
    そうか?根拠のない定石は疑うべきだ。音楽ってそんなに最新が最高なのか?
     
    「最新曲、みんなチェックしてくれてるよね~?」みたいな幻想にバンドもユーザーも囚われてライブ自体の意義が目減りしてしまうようなことはあるんじゃないのと思っている。
    それが常態化していくと余計なふるいにユーザーがどんどんかけられていく危険性もある。そうやって気づかないうちにライブにいかなくなったバンドってあったりしないだろうか。
    もちろんアルバムの作り方によって全部やらないとストーリー完成しないみたいなこともあるので常にケースバイケースだというのはわかるよね(よね)。
    あと我々はライブやるために組んだバンドだから曲作ったらライブでやるだろというのは根本には必ずあるというのもわかるよね(よね)。
     
    もう思い切って新アルバムからの曲は半分くらいにして日本2周して違うセットリストにするとかにしても楽しいんじゃないかなあと、最近は考えている。
    キャリアが長くなるということはライブでやりたい曲がその分多いということだ。ロックバンドなのだから。
    今回やらなかったPatrick Vegeeの曲も2021年のツアーから漏れただけで、今後のライブでも機会があれば普通にやる。
    とにかくPatrick Vegeeツアーが我々が一番楽しくブチ上がれる最新系だったという話。
    良い感じに新アルバムに飽きてきたのでツアー中新曲も沢山作ったよ。
    君の事は知らんが我々は今回も楽しかった。いいセットリストだったなー。
     
     
     
    しばらく書かないうちに色んな情報が出ているので、それについて話したいこともたまってるので、また書く。
    ・新曲”kaleido proud fiesta”の話
    ・新曲のカップリングの話
    ・自主企画「fun time HOLIDAY 8」の話
     
    それではまた。
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  • SUZUKI
    お久し鈴木2022
    2022/01/30
    タイバニ曲カレイド~の解禁がありましたね。
    アー写の舞台裏です
    撮影者は意外と田淵さん




    最近は音楽やライブから受ける刺激も慣れてきたというか、良いものも結構見てきてしまったり好みもハッキリしてるので新しく感動するのが難しい
    しかしふとした時に見た踊りのバレエ。画面越しにしか見たことがなく退屈なものだと思っていたら3回泣いてしまった。決して到達できないと分かりながら頂上に向かって飛び続けるような人間の美の限界への挑戦
    楽しむ踊りとは少し違う、美の格闘技だった

    という経験から見たこと無かった宝塚、相撲を見に行ったり、自然を見に行ったり、最近行けてなかった劇団四季も行ったし来週は久石譲のオーケストラ。次は落語を見たいと思う。
    テニスをやり始めても思うが、今は違う文化からの方がドラムに生きるものを吸収できる。バレエの指先や宝塚の佇まいは特に勉強になった



    相撲のかわいい広告



    ポケモンがほぼ全試合に懸賞金出してて、「この試合はフワンテから懸賞金が出ています」などとアナウンスされるたびに会場の空気がふわっとして良かった

    相撲もバレーと一緒で画面越しに見ると退屈だったが、直接見ないと分からない駆け引きとぶつかり合う音、力士の緊張や感情、怒りなども感じれてとても良かった。
    実際に体感せず「つまらないもの」としてしまっている事のいかに多いことか
    「自分は何も知らない」と常々思っていたいが、なかなか難しいと気付かされる

    androp伊藤と元パスピエやおと静岡の伝説のサウナしきじへ。
    この御時世、人1倍コロナに気を使ってはいるが、やるべき対処配慮をした上であれば人と会うべきだし外に行くべきだと思っている。つくづく生き物はコミュニケーションによって生きていると思わされる

    上に書いたような刺激も含め、心を充電するような意味で色んな人に最近会うようにしている
    伊藤、やお、ゆうまおやセキユウ君にも会った。ハライチの岩井君も久々、作曲家カルロス、オーラルのあきら
    スプラトゥーン友達、ラジオディレクター、幼馴染
    自分を好きで居てくれる友人たち
    「笑ってはいけないシリーズ」は制約により面白さが増すように、感染してはいけない24時が常時行われている世の中だからこそ改めて人の必要性に気付かされる



    モクレンのつぼみは見つけると触りたくなる。触った。もふ

    それではまた(Θωθ)
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  • TABUCHI
    小生田淵がよく喋る2021年12月
    2021/12/30
    なんか情報がいっぱい出てるけど、CIDER ROADリバイバルツアーのBDがリリースされたのでしっかりインフォメーションを。
    https://www.youtube.com/watch?v=W5z_6DSr6_o
     
    今年はとにかくずっとライブツアーをやる年だったから、その軌跡を見ておいてもらうのは結構楽しいかもしれない。今やってるPatrick Vegeeツアーも何かしらで映像になるでしょう、恐らく。
    リバイバルツアーというのはライブできりゃなんでもいいと思って立てた企画だったけど、やってみるとなかなか楽しかった。
    秋に出したSpring Spring Springリバイバルツアーもそうだけど、8,9年前の当時の映像もセットになって入ってるバージョンがあるのが面白い。恐ろしく恥ずかしいんだけど他のミュージシャンどうやってこういうの捉えてるんだろうか。
    あと今回出たCIDER ROADと併せて買うと付いてくるボックスがとても良かった。あれは物を買って家に置く体験として良い物になると思う。詳しくはどっかで調べてみて。
     
    さて今年最後のブログになるが大晦日のことを忘れてもらっちゃ困るのでそれだけ強調しておこうと思う。
     
    もうバンド的に大晦日にライブハウスでやり散らかすというのが無くなりそうな機運なので、往生際の悪いアイデアで配信でやっちまおうというのを去年今年とやっている。そうするそこでしか実現し得ないアイデアが出てくるから楽しい。
    大晦日に家にいる状態でロックバンドを見るという意義は、無くてもいいけど意外と大きい。
     
    しかも今回は女王蜂と2つのバンドでライブをやる。
    普通の2マンと考えると痛い目を見る。それぞれの存在意義と得も言われぬ混じり合いが発生して見たことのないライブになっている。
    アヴちゃんと僕の対談を見てもらえればその片鱗が少しわかってもらえると思う。
     
    (前編)https://www.youtube.com/watch?v=r0HJetb5wx0
    (後編)https://www.youtube.com/watch?v=mrLEm7qq5DY
     
    お互いライブのセットリストには異常なこだわりがあって、話しているとそこが嬉しい。
    女王蜂のライブのセットリストには必ず文脈がある。
    それにひっぱられてやったことないセットリストの組み方をしてしまったよ。
     
    そこにははじめた理由があって、
    そこには生きてく理由があった。
     
    ロックバンドなんてわかりやすいものにここまで執着するのはそういうことなの。
    それ見てる間に年越せるなんてすごいことだと思わないか。
    そして2022年も派手に進んで行く。それもすぐ話すよ。
    楽しいは尽きないね。
     
    https://stagecrowd.live/s/sc/group/detail/10140?ima=0038
    (チケットは買わないと見れない)
     
    新曲出るの決まったけど、話が長くなるのでまた別の機会に。
    そうやって今年も終わるよ。
    それじゃあね。
    CLOSE
  • TABUCHI
    小生田淵がよく喋る2021年11月
    2021/11/30
    Patrick Vegeeツアー、実に楽しく進んでいる。やはりアルバムツアーは良い。
    バンドにとってもとても大事な局面で、これがあるから次に行ける。
    ツアーは1月まで続く。まだ来てないやつも楽しみにしているといい。ロックバンドは楽しい。
     
    夏の新規感染症の大変な時期を乗り越え、幾分今は落ち着いた世の中である。
    我々の観劇に際してのインフォメーションは他のライブと比べるとやや強い注意喚起に意図的にしているが、これにはきちんと矜持があってやっている。
    落ち着いているこの時期に少し調整するというのもなくはなかったが、夏と同様「まあ、しゃべんないでよ」という形で進んで行くことにした。
    まだこの時代終わってないし、とかどうせまた大変になるだろうしというのもあるにはあるが、ちょっとだけ違う。
    しかるべき処置をした人も多くいるだろうし、科学的に考えれば落ち着いてる時には基本の字面上のルール共有くらいにして、今の我々の現場ほどの縛り付けはしなくてもいいんじゃないのという気持ちは一個人的にはある。
    しかしライブを作りあげている立場としては「まあそれで始めたし、変に区別せず共通でいきますかねえ」という想いが強いかもしれない。
    ただ喋らないだけで、でかい音を浴びて踊り狂うことは禁止されてないんだからそれで十分じゃんというポーズで今回も駆け抜けようと思っている。
    今の時代のこのやり方の中で自分がどこまで自由に楽しめるか。君が君を試してほしいのだ。
    ロックバンドはそこにいる。君の身体は動かせる。じゃあ自分で考えて好きにやってみてよ、という話。
    そう考えるとこの縛りの中で進むことがあんまり不思議なこととは思ってないのだ。なのでこのまま恐らく最後まで行く。
    Patrick Vegeeをしっかり受け取りに来て欲しい。良いライブができているよ。ひとまず休んでまた来年。
     
     
    さて、12月になるので年末の話だ。
    今年も年末年越しライブ「fun time COUNTDOWN 2021-2022」を開催する。
     
    配信ライブ形式で行われるので各自家で観るイベントになる。
    配信ライブという面白い時代が来たが、今年は普通のライブも戻ってきたしなかなか実行するタイミングに恵まれなかったが、ここでやる。
     
    配信ライブの時代は一回終わってしまった感じがあって、それは悲しいというか、もったいないと感じている。
    やはりお笑いや演劇と比べるといかんせんロックバンドと配信ライブの相性は悪いような気がしている。(お笑いも演劇ももちろん生が良いのだろうけど)
    でかい音で聴いて踊り狂うのがロックバンドの醍醐味だろう、というのは個人的にももちろんある。そうやって時代は進んできたから元に戻れるなら戻るよねというのは普通のことだ。
    しかし配信ライブだからできることもあるだろう。交通費もかからずどこに居たって受け取れる。君なりの楽しみ方も見つけたはずだ。くつろぎながら、酒を飲みながら部屋で踊り狂うことだってできるだろう。
    ロックバンドが生きてる証を残すためにその手法を取るのは十分意義があると思っている。
    新規感染症時代に突入する前の年末あたりで、なんとなくバンド内の空気的に年越しイベントに出るのは難しくなるだろうなというのを肌で感じていたので、何かしらの形で年末を派手にやれる機会ができて嬉しい。(ということで、録画ね)
     
    さて今年は我々だけでやるわけではない。この形式で一番面白い形を考えた。
    自分たちだけのやり方でステージを作り続けてきたバンドと相反するような、そして何故か調和するようなライブをぶつけ合いたかった。
    女王蜂がその相手になる。
    ロックバンドとして僕にとっての理想と言えるようなワンマンライブを作っているバンドだ。
    客に決して寄り添わない、その音楽的爆発を一瞬一瞬写真にするような芸術的パフォーマンスが、実に短い時間の中に凝縮されている。あれはすごい。みんな見るべきだ。
    去年中止になった幕張メッセのチケットがまだ4枚財布に眠っている。それから行く機会を逃していたがようやく見れる。
     
    配信ライブは生ライブの代替品だとは思っていない。ロックバンドがやるからにはまったくの別物として作り上げた方が意義があると思っている。
    生で見せるライブはまたいつでもやればいいよ。お互い生きてたらいつでもできる。
    12月31日はこの形式でしか味わえないようなものを作れたらと思っている。
     
    こうして2021年も派手に終わる準備が整った。リアルタイムで見てくれ。
     
    積もる話もまだありそうだが、それは追々色んなところで。
    それではまた。
    CLOSE
  • TABUCHI
    小生田淵がよく喋る2021年10月
    2021/10/05
    Patrick Vegeeツアーが始まる。全国19箇所20公演。
    ようやくのアルバムツアーだ。来た方が良いよという話を今日はする。
     
    ロックバンドはアルバムを作ってツアーをやる、ただそれだけの生き物だとずっと言って来ているので、当たり前中の当たり前の活動なのだが、それにしても待ちくたびれた。
    アルバムを出したのは昨年の9月。元々は2020年7月に出すつもりで作ってたので本当に時間が空いている。
    これは状況状況に合わせて割と早いタイミングでジャッジしていた。アルバムのツアーはバンドの歴史にとってとても大事なので時代を読んで一番適切なタイミングを選びたかったのだ。
     
    じゃあその間どうすんのということで、ツアーができれば何でもいいからという意図でその間に4つのツアーを開催した(4つもやったのか)。これが思わぬ手応えと発見があり、本当に刺激的な時間を過ごせたと思う。
    そのライブが今回のツアーにもたらすものは結構大きい。
    趣味であるツアーのセットリストの構想時間も半年近くかけたように思う。
     
    もともと世の中がなんともならなければPatrick Vegeeはいわゆる「同期曲」というものを排除して臨もうと思っていた。
    7枚目のアルバム「MODE MOOD MODE」を経た「Patrick Vegee」は3人の音だけで構築するアルバムにしようと思っていたので、ツアーでもそっちに振り切ったものにするのが面白いと思った。
    なのでシュガーソングも、夜な夜なドライブもなんもなし。
    MCもなし。要らないので。
    そんなセットリストにしようと思っていた。1曲目はマスターボリュームの予定だった。
     
    その構想も愛おしいなと振り返って思うが、時代が変わったのでやることも変わった。(なのでマスターボリュームは2回目の配信ライブの1曲目に使った)
    昨年秋にLIVE on the SEATツアーを開催した時に、やはり客の人数はかなり減ったと思った。
    もちろん時の事情や個人の事情はがあるのでそこは異論無く尊重するとして、個人的な肌感覚としてはこの事態はまだまだ続くだろうし(案の定続いている)、これに慣れると忘れてしまってもう戻ってこない客もそりゃいるだろうなと思った。
    人間にとってライブ音楽が別に必要なわけではない。こちらとしては減ったら減ったで合わせたことを考えればいいだけなのでネガティブ面のショックは特に無い。
    ただ前向きな目線で考えると、これ戻れる場所作っておいてあげた方がいいよという気持ちはあった。ただほうっておいたらもう会わなくなるであろう人間がいるならほうっておかないためにできることはあるんじゃないのと思った。
    これまでずっとツアーをやり続けてきたこともそうだが、今回のPatrick Vegeeツアーを早めに発表したのもその一貫だ。
     
    以前どこかで2020年春の状況を「止まった世界」と評した様な気がする。それに対して「動き出した世界」についてのことも考えていた。
    どこをもって動き出したのかは各々が勝手に決めりればいいが、我々自身はギアが整った状態で早々に動き出していた。
    それは戻れる場所を作っておくための礎作りであって、時間をかける必要があったが、もうその期間には区切りをつける。
    我々は動き出した世界を存分に楽しむ準備が整った。
    UNISON SQUARE GARDENがいつものライブツアーをやりに全国の物好きに会いに行くのだ。
    それを今回のアルバムツアーの構想に据えた。
     
    来てくれというのは柄じゃないんだが興味があんなら観てくれよと思っているのは正直なところだ。
    なるべく多くの街に行ける、我々にとってようやくの当たり前の全国ツアーなのだ。
    バンドにとってとても大事なバイオグラフィの1点だ。
    広い世間の目でものを見ると受け手も出し手も何故か大型イベントばかり取り沙汰するが、我々に限らずロックバンドのいる空間もそこかしこにちゃんと存在してるのだ。忘れてくれるな。ライブ行け。
     
    2020年初旬、世の中の様相がはっきりと変わった頃のブログにこんなことを書いている。
    「どんな事態に巻き込まれようが世の中は必ず面白くなる。」
    「生きているならできるだけ楽しまなければもったいない。」
    今思っても一字一句同じ気持ちだ。
    僕は常にわくわくを探すことを諦めることなくバンドの動かし方を考えてきた。おかげで沢山の面白いことが見つかったし、楽しいことばかりが起き続けている。
    だからこの気持ちでもってPatrick Vegeeツアーに挑めるのは実に意義があると思う。必ず面白くなるし、楽しくなる。
     
    そして「ちゃんと生きろよ」と言い続けてきたつもりだ。
    流石に時間もだいぶ経ったので君も自分がどうやったら楽しく生きれるかの見つけ方はわかったんじゃないの、と信じたい気持ちもある。
    我々は楽しく生き続けてきたよ。君は何をやってたんだよ。
     
    それを同じ空間で思う存分お互い証明してやろうじゃないかというライブツアーになる。
    ロックバンドの楽しい本筋はライブでしか味わえないのよ。そんなもん観に来た方が良いに決まってる。
     
    ツアースタートの10月6日には新曲「Nihil Pip Viper」もリリースされる。何の気なしに作っていた曲ではあるが、これもこの時代の動きを見て出すタイミングを決めた楽曲だ。
    ロックバンドが普通に生きてたらこんな風に新曲がポッとできるのよ。
    曲聴いて、ライブに行く。
    当たり前すぎて最高じゃないか。
     
    UNISON SQUARE GARDEN 8枚目のフルアルバム「Patrick Vegee」のツアー。
    埼玉。
    栃木。
    静岡。
    千葉。
    石川。
    宮城。
    札幌。
    神奈川。
    香川。
    岡山。
    大阪。
    愛知。
    兵庫。
    京都。
    福岡。
    広島。
    新潟。
    群馬。
    東京。
     
    全国20公演を駆け抜けながら2021年をまたいで来年に続いていく。
    待ちくたびれた分派手にやる。ライブはいいぞ。
    会場で会おう。
     
    それではまた。
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  • TABUCHI
    小生田淵がよく喋る2021年8月
    2021/08/13
    情報が多いので項目だてて書く。
    いつも見ない人が見るかもしれないので内輪向けのことは最後に書く。
     
    1,新曲「Nihil Pip Viper」の話
    2,自主企画"fun time ACCIDENT 3"の話
    3,現在やっているCIDER ROADリバイバルツアーを敢行するによせて
     
    どうぞ。
     
     
     
    ●新曲「Nihil Pip Viper」の話
     
    Patrick Vegee発売以降初めての新曲「Nihil Pip Viper」を配信でリリースすることにした。
    いつもアルバム出した後は何かしらのタイアップのお話があったりして(こんな光栄な立場もないが)にょ~と腰を上げることから始まる。新アルバムの構想はずっとしてるけど。
    そんなにバンドに新曲急ぐ必要なくない?というのは以前から言っているが、火がつくタイミングはいつも一瞬で訪れる。
     
    ようやくニューアルバムの全国ツアーができる。ロックバンドはアルバムを作って全国を回るだけの生き物なので待ちくたびれたよ。
    そこに向かうに連れてセットリストを考えるのはずっと前からチコチコやってたんだけど(チコチコ?)派手にやれる仕掛けが何か一個足りないなあと思っていた。
    去年から散々いろんな曲やったし、アルバムから先立って演奏してる曲も大分あるから、なんかね。
    じゃあ新曲やるかあと思って、作り貯めている曲を見渡してみた。さっき言ったタイアップ用みたいな目標が無いままいたずらに断片を作ってるだけなので、どれも無責任な乱暴さがある。楽しい。
    良いね。そのまま出しちまおう。
     
    最後の一瞬が全然説明ついてないが、そんな感じで選んだ曲がNihil Pip Viperだ。
    次のアルバムのコンセプトも持ってなければ作る対象があって書いた曲でもない。
    その全然無責任なものを新曲としてリリースできるなんて、ロックバンドとしては今となっては難しいシチュエーションであり、ご褒美みたいなものだ。
    ここ数年ご褒美ご褒美言いまくってる様な気がふとしたけど、長く生きるとこんな事がどんどん起こるぜ。はっは、長生きしろ。
    10月6日配信リリース。CD欲しい物好きのために同日発売の映像作品の特典につけたよ。好きな方選べ。
     
     
     
    ●自主企画fun time ACCIDENTの話
    とにかくライブをやらせろというのが2021年のUNISON SQUARE GARDENのテーマだ。
    骨子が決まっても隙があれば次々ワクワクごとを考える。
    昨年からずっと「ライブしろよこの野郎」という事を誰に向けるでもなく言いまくってるんだけど、「色んなバンドのライブ見ろよこの野郎」ということも同時に思っていた。
    どちらにせよ良い音楽が聴かれるためには沢山のミュージシャンが必要で、それを可能な限り手の届く人に見てもらえたらと思っている。
    だからステージがあるなら見せたいミュージシャンがいた。
    知ってるとか知らないとか本当にどうでも良くて「すげー!音楽いっぱいある!」という事件は目撃した方が良いと、僕の立場では思っているのだ。
    下記出演者メモ。
     
    9月6日 大阪公演
     
    ・カッパマイナス
    偶然見つけたバンドだが目がマジっぽいのできっと兼ね備えてる真心も鋭利だ。
    いつの時代もこういうでかい音出しそうなバンドがいてくれることをこの先も願う。
     
    https://www.youtube.com/watch?v=MlzFWni6b-A
     
    みんなが弾けるようになったら世界が幸せになるイントロ。
     
     
    ・崎山蒼志
    昔ライブを観たときに一人でステージに出てきてアコギ弾き倒してなんの前触れもなく曲が終わって思わず爆笑した。
    音楽で爆笑させられるミュージシャンは宝だ。
     
    https://www.youtube.com/watch?v=aFR7TjHtG7s
     
    みんな生まれ変わったら弾けるようにしたいギター。
     
     
     
    9月10日 東京公演
     
    ・黒子首
    いそうでいなかったバンド。
    というかバンドという執着があるっちゃあるけど無いっちゃ無いみたいな音楽だなと思って、バンドインタビューを読んでみて色々納得した。
    インタビューで言ってることがはっきりしている人は尊敬する。
     
    https://www.youtube.com/watch?v=jiqsaWaZ8-k
     
    全部が歌のためにアレンジされた様な曲たち。
     
     
    ・日食なつこ
    こういうメロディと言葉がポップと言われる世の中であって欲しいし、僕は思っている。
    ずっと昔からリスナーで、叶えば共演したい~と昔から思っていたらある日赤い公園に先を越された(2015年に共演している)
    見たか津野ちゃん。叶ったぞ。
     
    https://www.youtube.com/watch?v=cgawELIM3U0
     
    教育科目として合唱曲にしたら音楽好きな子供が沢山育つ1曲。
     
     
     
    来る来ないはしらないけど、音楽がいっぱいあることは知っておいてくれよ。
    9月も派手にやる。
     
     
     
    ●今やっているライブツアーの話
    リバイバルツアー"CIDER ROAD"がスタートしている。
    ライブをやり続けているのは楽しいからであって、やってないと心と身体が死ぬからである。
     
    この文章を書いている時はまただいぶ世の中が悲惨な状況になってきている。
    世の中が悲惨でも僕の心にそこまで影響は無く、常に未来のワクワクごとを考えているが、それにしても悲惨だ。
     
    今ライブを開催しているのは強大な権力で禁止をされていないからで、ここはラッキーな事だと思っている。明日禁止されたら「そっかそりゃそうだよな気持ちはわかる」と思うと思う。
    しかし禁止されてないから何やってもいいってわけじゃないし、字面上のルールを適当に守ってる雰囲気出して「私たちは守ってるんで文句つけないでくださ~い」みたいなツラしてる運営側も存在している肌感覚があって呆れる気持ちも正直ある。だからこんなに渾沌としてるんじゃねーのとも思ったりする。
    やるなら責任をもって自分で考えないといけないのだ。
     
    そう、考えるということ。これは我々だけでなく君もそう。
     
    昨年から続くこの非常事態に対しての基本の防衛策は「喋らないこと」だと僕は再三言って来た。専門家ではないのでツッコミはあると思うが、僕なりに勉強しつづけている上での持論だ。状況や事の性質も日々変わってきてはいるが、なんだかんだ基本はここだと思っている。
    人の近くで喋らないこと、喋っている人の近くに行かないこと、人が多く喋っていそうな環境(特に室内)を警戒すること。これが基本。
    ただ、人間は喋ることで意思疎通を図ってきたし、そうやって生き延びてきた。だからそれを完全に禁止することは不可能に近い。
    じゃあどこまで許容できるんですかということで様々なルールやマナーが作られてきた。正しいものからトンチンカンなものまで多種多様あるけど、基本原理はそういうことだと思っている。
    そういう時代が始まったのだ。文句を言っても何にもならない。
     
    なのでステージで歌う我々みたいな人間は原理的にはアウトなのだ。歌っているので。
    しかしこの生き方しか知らないし、歌わないと死ぬのであれば知恵をつけてそれに対応しないといけない。
    なのでここはメンバー各自だと思うが環境作りから生活に至るまで色々な対策を重ね合わせながら今を生きている。
    僕の話をすると仕事柄良く外にも出るし、喋らないと作れないものも多数ある。なので知識をつけた上でできる対策は講じているが全てを禁じて徹底するのは身体に悪い。
    危険と隣り合わせというのも自覚しながらできる対応策を重ね合わせながら日々生きているつもりだ。
    そもそも完璧なものなど無いというのも自覚している。
     
    話が逸れたが、この基本である「喋らないこと」を今一度徹底するべきだと考えて、先に発表したガイドラインに繋がる。
    https://twitter.com/USGinfo/status/1426008143729856514/photo/4
    ガイドラインなんてものもなんとなく長文が掲示してあるだけで、その時代が続きすぎたせいでもう読んでない人もいただろう。
    なんか項目がいっぱいあってどれが一番大事なのか学ばなかった人も沢山いるだろう。
    気持ちはわかるが今はそういう時期じゃない。
     
    会場に来る全員が行きも帰りもが全く喋らず、誰かが喋っている環境に近づきませんでしたということが達成できたのであれば(歌ってる我々はすまん)
    ライブに足を運ぶということについてリスクはそこまで上がらないのではと現時点では考えている。
    ただ現実的にそんなことあり得ないから後は自分で考えてね、と言う話。
     
    まあだから、会場に入ったら喋んないでよ。
    これは我々が真摯に考えて出した現時点での答えだ。
    こういう命令めいたものをしてしまうと他の人の所作に過剰に目くじら立てる人が出てきたりするけど、しなくていいよ。余程度を超してなければめちゃくちゃ神経質になることでもそんなにない。
    そもそも全員に届くと思って言ってない。全員が人の言うこと聞いてくれる世の中だったらとっくにこの惨事は終わってる。
    だから自分で考えて、自分で行動しろっていうのをずっと言ってる。
    守るもの守ったら、あとは自由にできるんだから、君は君のことを考えてくれ。
    来ないのだって自由だ。自分の身は自分で守れ。
     
    命があればどうせライブも音楽も続く。
    だってライブって楽しいじゃん。音楽最高だよな。
     
    それじゃあまた。
    CLOSE
  • TABUCHI
    小生田淵がよく喋る2021年5月
    2021/05/05
    我々の次のツアーが発表された。
    リバイバルツアー「CIDER ROAD」である。
     
    4月から始まったリバイバルツアー「Spring Spring Spring」は自分で仕掛けておいて予想以上に楽しいツアーになっている。
    かなり苦しいセットリストになっているが、今ならではのセンスでまとめあげたライブが実に興味深く、良いバンドだなあとなっている。
     
    客席も9年前に起きていた光景とは全く違う。
    今は時代柄空間もあるし押されもしないのでなかなか自由にできるじゃろ。
    やっぱ楽しみ方は一人一人違う方が良いよ。自信持て。
    まだ続いているのでまだのやつはもうちょっと待っててね。
     
    その流れに乗ってCIDER ROADツアーのリバイバルを仕掛けることになるが、今年はとにかく沢山ライブツアーをやるという年なのだ。
    既に計画として発表しているとおり秋にはPatrick Vegeeツアーをまあまあの本数やる。やっとできるので気合いは入る。
    我々はロックバンドなのでライブをやらないと死ぬ。なので細かくてもいいからライブをやる理由を作り続けているのだ。
    今は一つのツアーをやるにも沢山本数が切れない(人が来ない)ので、短いスパンになる。リバイバルツアーみたいなものは長くやっても飽きてしまうのでさっとやる方が良い。このタイミングには向いていると思う。
     
    4枚目となるCIDER ROADというアルバムは我々の1曲に込める尺的なカロリーがMAXに行っていた時期のアルバムである。
    曲の作り方が少しずつわかってきてとにかく大体楽しいぜの時期にようやく入れた頃の一枚だと思う。
    一つでも構成を取りこぼしたら死ぬぐらいの強迫観念に囚われていたのか、とにかく1曲が重い。恐らく収録時間的にも最長である。
    それを期に「長いアルバムは良くない」と思い立ち次作の制作に向かうわけだが
    完成して世に出るまでとにかくずっと聴いていたし、J-POPの人みんな土下座しに来ると思ってたような記憶があるし、改めて見返してみるとかなりすごいアルバムである。
     
    それをひっさげたCIDER ROADツアーも、まあ尺が長い。
    今やっているSpring Spring Springでも大分だが、それよりも長いんじゃ無いかと今から戦々恐々としている。
    例によってツアー模様を収録した映像作品を出して過去のツアーもおまけでつけるから、適宜見返すなり見返さないなりご自由に。
    あれ、ファンクラブのチケット先行今日までなの?
    https://unison-s-g.com/2021/ciderroad/
    (日程見て)
     
    そういえばその映像作品だが、2月3月にやったNormalツアーが初日からとても好評だったので急遽大幅に予定を前倒ししてリリースすることにした。
    ライブは観た方がいいんだよ。ロックバンドがそこに生きてんだから。
    君がどこにいようが知らない。会いに来てるのかも来てないのかも知らない、興味も無い。
    ただロックバンドが今日もでかい音でライブをやっていたんだよという、その記録。いつも通り楽しくできたし、良い仕上がりになったよ。
    https://www.youtube.com/watch?v=EBVVxEXxrKQ
    (CM見て)
     
    5月26日に発売ね。よろしく頼む。
     
     
     
    さて、これを書いているタイミングではまた世の中が混乱のピークが来ている。
    この世の中になってだいぶ立つのでこの世の中(と、沢山の人間たち)との付き合い方は大分わかりやすくなっているはずなのだが
    随分殺伐としているのは気のせいだろうか。
     
    気をつけてたって、来るときは来る。ただリスクの下げ方は大分わかってきた。
    結局個人行動でもって世の中と付き合うしか無いんだから、イライラするだけもったいないよ。
    そりゃこの時代も大分長くなってきたし、たまには気も緩むだろう。気を張りすぎるのも逆効果になるときもある。
     
    とはいえ、そんな中でかい音でブチあがるために生きてる我々(君みたいな物好きを含む)が許されてることは、残念ながら少し制限がある。
    逆に言えばそこだけ守ればブチあがって良いんだったら、ちょろいもんだよ。
    というわけで、君も覚悟を持ってライブだったりイベントだったり、行ってくれよ。(元気が無い日はちゃんと休もうね。誰も責めんよ)
    「まっすぐ来て、喋らず観て、まっすぐ帰れ。」
    まずはそれだけ覚えて、あとは勉強して。
     
    忘れないで欲しいけど、どんな時にも希望はあるよ。
    君がそれを掴むか掴まないかだ。
    何だっていい。考えて、動いて、掴んでくれよ。
     
    じゃあまたね。
    CLOSE
  • SUZUKI
    PANTARHEY
    2021/04/08
    鈴木です。また服作りました。

    まず始めに、これはバンドグッズとは全く別の世界線で産まれたし産んだものです。
    そして経緯など語りたいと思ったんですが、これ以上の文章は書けねえってレベルで相方の谷田さん(お洋服ブランドSTOF)が完璧にまとめてくれてます。

    谷田さんのブログ

    承前してもらった方もそうでない方にも。ポツポツと書いていこうと思います。

    _



    振り返ると消えていた

    赤い野菜を売り歩く商人

    キラキラと輝く絹の織物

    芸人は玉や輪っかを出したり消したり

    お医者さん どんな病気も治すような

    街の真ん中に大きな砂時計

    それがひっくり返ってちょうど24時間で

    街はまた次の場所へ旅をした

    そこには何でもあるらしい

    其の街はパンタレイと名付けられた

    _



    ODDS & ENDS 寄せ集めのコート
    パンタレイの研究者は、移動した街の痕跡を集める。




    そのN3B。壁画が出土したりもするし、そのウールパンツもある。



    パンタレイシティに遊びに来た人がこぞって買って帰るお土産Tシャツ。
    そしてこちらもODDS & ENDSなスキニーパンツ。



    24時間で消える砂の街、その消え行くストール。



    まぼろし、砂絵、そしてさざ波



    パンタレイの地下から出土したロゼッタストーン亜種。それをパンタレイ研究者鈴木が模写。
    踊る描写や日本語に見える箇所があり、本家とは違うようだ

    砂上の楼閣、そして夕暮れ
    上 パンタレイの跡地に風が吹く。すると浮かび上がる砂紋や、地下に眠っていた動物達のフーディー。
    下 パンタレイの民が信仰する壁画をパンタレイ研究者鈴木が模写。フクロウや砂時計、守護の石像などが星座や地上絵のように描かれている。それをサロンのようにあしらったパンツで、酒屋や商人がよく履いている。



    その砂紋のワンピース。



    その壁画のサロンパンツ。


    とまあこんな感じでした。紹介しきれていないものや色違いなどもあります。
    さらにこんなものもあります。



    これ前回のものなんですがよく見るとスペルが違うんですよね。まあ多分パンタレイシティで使われる言語ってそういうとこあるんだろうなって思います。EとかAとかがまどろんでます。
    たくさんみたいなのでぜひ

    ショップのサイト

    あとこれは前回も言いましたがファンアイテムでは無いです。グッズ的に買わなきゃ!みたいな気持ちは置いておいたりバンドグッズの方へぜひ!
    それを分かって頂いた上で、宝くじが当たっていたり心が動いてしまった方はぜひ。


    最後に。
    俺STOFチームの作った服が大好きで、少しネガティブな言い方をするとこれしか着れないんですよ、99%
    そのくらい大好きなお洋服屋さんの物作りに、自分の感性も混ぜてもらえた。
    こんな幸せなことがあるだろうかと、いまだに冷静になった時にびっくりします。
    びっくりしてるんですが、またやりましょう。

    鈴木拝

    予約はこちら
    PANTARHEY PRE-ORDER IN ZOZOTOWN ANLIO
    ZOZOTOWN ANLIO

    Photo / Ryosuke Kikuchi
    Designer / Hiroshi Tanida / Takao Suzuki
    Photographer / Ryosuke Kikuchi
    Hair / Chika Ueno
    make / Miho Shimizu
    Model / Shohei Yamashita / Kaho Seto / Denis
    CLOSE
  • TABUCHI
    小生田淵がよく喋る2021年3月
    2021/03/21
    我々の次の全国ツアーが4月1日から始まる。
    その前に3月23日24日に神奈川でNormal TOURの追加公演を行う。そこにもちょいと触れておく。

    _

    最初に発表した数本ではの応募者をキャパシティに収めることができなかった。特にファンクラブなる団体(入ってない人には関係ない話で申し訳ないが)からの応募者に適切に用意できなかったのはこちらの失策でもあるので、めちゃくちゃいいセットリストなのをいいことに埋め合わせ公演を切った次第だ。

    _

    すごい短期間で動いたのでこれまた需要人数がコントロールできるわけもなく、見事に席は余っているので今からでもふらっと来たくなったやつは来るといい。もう2日後だ。

    https://unison-s-g.com/2020/normal/

    (インタビューある)

    _

    さて今回は4月から始まるリバイバルツアー「Spring Spring Spring」の話だ。リバイバルツアーってなんだよというのはしっかり説明しておいた方がいいと思う。
    端的に話すと2012年に行ったライブツアーのセットリストをそのままやるというライブである。

    _

    開催に至るまでの話は全部話すと長くなりすぎるのだが、現時点においてライブをやり続けるのはバンドにとって大切だと思っていることが大きい。
    やり続けるには工夫が必要だ、そこで出てきたのが過去のツアーを再現するというアイデア。
    バンドにはいつだって新曲が必要なわけではない。でかい音が出せる場所があればなんだっていい。

    _

    過去の曲を並べるだけもセンスのある我々はいくらでもライブができるのだが、そこにセットリストが固定されたらどうなる、というのが今回の主旨である。

    _

    2012年は結成して8年、フルアルバム「Populus Populus」を出して「流星のスコール」が出る前の時期である。始めてライブDVDとしてリリースしたのもこの作品が最初だ。

    _

    セットリストを見返してみると、まあ苦しい笑
    この頃はまだセットリストの天才として生きてはいなかったのだなあと思うが、当時もきっと鼻息荒く曲を並べてにやにやしてたんだろう、苦しい。(若者は真似してはいけない)
    映像作品ではMCはカットしていると思うがMCも長い、苦しい。(若者は真似してはいけない)
    バンド史上ただの一度だけ、このライブでメドレーというものをやっているが、ただでさえ1曲が無駄に長いこの時代にメドレー内の尺の組み合わせ方が今ひとつ苦しい。当時の貧困なセンスに思いを馳せてほのぼのしている(若者も真似しよう。どんな過去もスイッチひとつでほのぼの振り返れるものだ)
    ただ、メドレー自体は今演奏してみるとめちゃくちゃかっこいい。

    _

    かなり悩んでいるのがアンコールというもので、そもそもあるかどうかわからないものでそれをなぞり直すというのが実にダサすぎるので考えなければいいだけなんだが、この頃はそこまで含めてストーリーラインのようなものを描いている感が出ている、苦しい(若者は真似してはいけない)。
    まあなかったらやんなくてすむのだけど。

    _

    そんな苦しいだらけのツアーを再現する。流れ自体に今風の工夫は必要だと思っているが、曲順自体はそのまんまやる。
    そんな驚きもクソもないライブに来たいやつなど果たしてどれくらいいるのだろうかとも思っているが、これは少しでも興味があれば面白がって来たほうがいい。
    何故ならロックバンドが生きている今は絶対に見ておいて損はないからだ。
    繰り返し言う、大事なことだ。

    _

    随分と様変わりした世界になって1年以上経過しているが「止まっている」段階ではとうにない。我々はできる勉強をできるだけして賢くなっている。
    「戻ってきたら」という言葉を使うのもいささか同意しない。君も含め我々は今を生きているし、戻るもクソもねえよいつまでんなこと言ってんだよ、という気持ちは結構ある。

    _

    今回も社会状況は大して変わってないので、君が留意するのはとにかく「喋るな」これにつきる(とはいえまあ、決まりは色々読んでおいて)。
    あとは我々に安心して任せて欲しい。

    _

    そりゃウイルス一つをとって一元的に見るならば外に出ないに越したことはない。ただ外に出たらすなわちかかる病気ではないのだ(ちゃんと勉強して欲しい)。
    もちろん大変な時代であることは事実だ。苦しんでいる人は沢山いる。だから君も生き抜くためには考えて学んばないといけない。
    個人の行動でいくらでも人に迷惑をかけずうまく生きるやり方は見つかるはずだ。環境や時代のせいにしていたら楽しいものを見逃してしまう。

    _

    幸いなことに音楽はまだ死んでおらずバカ正直にそこにある。あとは君が乗っかってくるのを気長に待ち続ける。
    ただし死ぬまでだ、バンドも音楽も死ぬ時は割とあっけなく死ぬ。
    だから今を最大限楽しみつくすしか僕の頭には無い。

    _

    余計な話が長くなったが4月5月はこのツアーをもって生存証明を続ける。でかい音で音楽を鳴らせるのは、本当に楽しいよ。
    https://unison-s-g.com/2021/spring/
    (なんと先行が今日までだった。間に合った。)

    _

    あ、今回のツアーは多分映像化して元になったツアーも特典でつけるから今急いでDVDを買う必要はない、あしからず。

    _

    それでは会場で会おう。
    CLOSE
  • TABUCHI
    小生田淵がよく喋る2021年1月
    2021/01/31
    年が明けてからは初めての更新になる。
    年越し配信ライブは無事終わりまたいつものようなロックバンドをやるための新年が始まった。
     
    どうやら予想を上回る数の物好きが見てくれたようで、企画した身としてはかなり安堵の気持ちがある。
    ようやくアルバムの曲が演奏できて嬉しい。演奏するために作っているので、やっと気持ちが進んだ実感がある。
    前から話している通り新しいアルバムはしばらく作るつもりはないが、気持ちが進まないと活動のアイデアにも限界が来る。そういう意味でも安堵の気持ちがあるのが正直なところだ。
    やはりいいアルバムなのでまたPatrick Vegeeの曲をやる機会が来ればいいと思う(発表されてる通り今年の秋にやる)。
     
    昨年は毎度ライブをやんなきゃいけない理由とライブを成り立たせるために必要なあれこれを並列させて考えなければいけないので骨が折れたが、そこまでやったらライブができるんだったらかかる時間は何も惜しくはなかった。そして、全て一定の成功はおさめたと思っている。
    勝算はあったがそれにしても物好きの心が死なずに我々から目を離さなかったことはとても大きい。
    他人なので特に何かかける言葉があるほどの間柄ではないが、逞しくてなによりだ。
    ロックバンドがきっと大好きなやつなんだろう。気が合う。
     
    そんなやつらの力を適度に借りながら好き勝手進んでいく我々は2月からNormalツアーをスタートさせる。
     
    このツアーを決行するに至ったのは「いや、ロックバンドは普通ライブをやるだろ」というとても当たり前な感情から来ている。
    それに加えてこれまでの会場をおさえる大人の事情もあり、実は昨年からもうおさえてたんすよ的なことも開催に寄与している。
    全4箇所、8公演。いつもの全国ツアーにしてはかなり少ない上にキャパシティ自体もかなり少ないのはそのあたりが理由の発端になっている。もともとかなり特殊なライブを計画していたのを思い出してほっこりしている。すごい企画だったなあ。
    これ以上は説明しづらいので割愛するが、ライブをやっていい場所があるなら全力でやりにいく。
    それが今の時代であれやっていいやり方はある程度わかってきているはずなのであるものを必要以上にを無くすのは個人的に本意ではない。
     
    ということで来るやつは楽しみにしてくれたらと思うが、毎度関係ない人には関係ないファンクラブの話を少し。
    全国ツアーとはいえファンクラブのやつらを全員来させるということは物理的に最初から不可能そうだという予感はあった。
    まあ半年前くらいの時点でライブに来たいやつがめちゃくちゃ減ってはいたので、応募数がキャパにおさまる可能性もゼロではなかったが、蓋を開けてみればそりゃそうだよねとなった次第だ。
    じゃあまあ数字みえたところで1発全員救済のドームやっちゃいましょうということも提案はしたが(僕がでかい会場でライブするのが嫌いというのはさておき。あとそこまで応募が来たという意味ではない)、まあ今回は見送る方が順当だろうという判断であった。
     
    言い訳めいたものが続いてしまうがついでに話しておく。ファンクラブに関しては当初の「全国ワンマンツアーは全員当てる」という僕の中のこだわりがこの世の中で完全に崩壊してしまっていて、そこに対応が遅れてしまっているのが実情だ。気持ちはあるんだが通常営業の立て直しにかかるタスクの増大が想像を超えてかなりあって僕もスタッフもその対応に追いつけなかった。
    現在スタッフがめちゃくちゃがんばってくれていてそこに任せきりなところはあるが、満を持せばまた色々アイデアは出すし、ここから巻き返していかなければという気持ちもある。
    それぐらい少々不甲斐ない状況だ。
    こだわりたい線引きはあるが、可能な限り考えていくしかない。というのが情けないが現時点で話せる話だ。
     
    つまらない内輪ごとはこれくらいにして、ただ普通にワンマンライブをやる、というのが今回のツアーだ。
    いつものように90分くらいで終わる。観たいやつが観てさっさと帰る(特に今の時代はすぐ帰れ)。
    先の話にもつながるのだが新曲だけがやりたくてバンドがあるわけではない。ライブをやり続けて飽きてきたころに新曲が出るだけでやれてない曲が山とあればバンドのわくわくはあんまり尽きない。
    そういった意味で昨年は幅広い曲ができてとても楽しかった。その意気で活動を続けることに非常にわくわくしているのが今だ。
     
    さてどうやるか。
    忘れていたがシングル「Phantom Joke」のツアーをやっていないのだ。
    これ15周年イヤーに出たシングルで、そこからアルバムまでの期間がかなりあったにも関わらず他の全国ツアーでキャッキャとやっていたのでその余白がなかった。
    アルバムツアーと違ってやんなきゃいけない曲がそんなに多くなく大したコンセプトもないのでセットリストの振り幅が結構あるのだ。
    とてもおあつらえ向きだ。これをやるしかない。
     
    ということで我々の2021年は当たり前すぎるツアーで始まる。
    先に書いた通り想定通りの人数を招けなかったのは歯痒い限りだが、
    世の中のことは各自が勉強しないと話にならないので(勉強しろ)、その上できちんとしたスタンスで来ることを期待している(そしてすぐ帰れ)。
    そしたら後は派手にやんなよ。
    どうやら立って観ていいみたいだよ。
     
    今回本数を後付けでも増やさなかったのはまたすぐ次の活動計画も進めていたことも関係している。
    4月からはライブDVD「Spring Spring Spring」再現ツアーをやる。
    もうやり納めかなと決めてた曲もセットリストに入っててわっはっはな感じだけど、これも全然来たい人の人数が読めないので本数も会場規模もすごい探り探りの着地になったけど、まあ客が大していなかろうがロックバンドは派手にできる。
     
    そう、大事なことは変わらないのだ。
    世の中がどうなってようが家にいようがなんだろうが
    ロックバンドにバンドやらなくていい理由なんかねえんだよ。
    みんなやれよ。そんでみんな見てくれよ。
    どこででもいいし、何だってできるんだよ。
     
    それでは今年もよろしく頼む。
    ロックバンドの2021年が始まるぞ。
    CLOSE
  • TABUCHI
    小生田淵がよく喋る2020年12月
    2020/12/13
    LIVE (on the) SEATツアーが無事終わった。
    手癖で"無事"と書いてしまったが今回に関しては無事という言葉がなにやら謎の圧を持って響いてしまうな。やめよう(残った)。
    いや、やはり現時点で無事と軽々しく口にすることで揚げ足を取られて批判は飛んできそうだ。これはごもっともだからやっぱりやめよう(残ってる)。
    しかし批判が飛んでこようとこちらが世の中に無駄な迷惑をかけないようにできることはやってきたという事実は揺らがないので取り合わないことにしよう。
    なんにせよ現時点にて2020年の全国ツアーが全行程終了したのは事実だ。楽しいツアーだった。
     
    今回個人的な感覚で割と安心して(もちろん100%は無いが)走り抜けられたのは「こちらがどれだけ対策をやったから」だけでは無い。
    もちろん検温ですとか換気してますとか間隔空けて並んで下さいとか、招く側としての準備として大事なことはそりゃある。
    しかしそれだけじゃなく客が「熱ある・咳出る・体調悪いとかの人が来場を控えた」ことと「会場内で大声を出さなかった」、これがとてもでかい。
    大事さの大小の話ではなく、「個人の行動」が欠落してたら元も子もないという話。
    「環境の準備」と「個人行動」、これを分けて考えて欲しい。
    行きも帰りも、いろいろあるもんね。詳しくは勉強して。
     
    堅苦しいこととはまた別に、座ってても踊れんじゃんとか感動できんじゃんとか、君が発見することに抗わなかったこともポジティブなツアーになったことを証明している。
    一つ発見することでまた一つ人生は楽しくなる。
     
    過去から見れば「なにをしょうもないことを、ロックに嗤われるぜ」と言われるようなことを、よくぞやった。
    ロックが笑ってやったのだ。
    気持ちの悪い話しだがここは誇ってもいいと思うよ。
     
    何度も繰り返して言わないといけないが、やはりバンドやってライブやってないと心が死ぬ。
    これは客にとっても似たようなことがあって、音楽やライブから離れると、時が経てば意外とすんなり慣れてしまう。
    だから音楽なんて必要ないのかもしれない。これは皮肉でもなく本当に思っている。
    ただ、無きゃいけないやつがいるから音楽は存在し続けるし、バンドもある。これも誇張でもなく普通に思っている。
    それでいいじゃん。やりたいやつがやって、聴きたいやつが聴けばいいんだよ。
     
    だからといって忘れていい理由はできるだけ少ない方が良い。こちらがサボったらその理由は増える。
    だから存在する場所は作り続けなきゃいけない。忘れられない努力はできるだけしなきゃいけないと思っている。
    今来たくないやつは来ない。それは大事なことだからいいとして
    来たくなった時にシーンの勘が鈍ってたら悪い意味で新しい時代になってしまう。新しい時代はポジティブに迎えないといけない。
     
    とにかく各自ちゃんと知識をつけたら(ここ大事ね)あまり周りのことに流されずに今を最大限楽しく生きてほしいのだ。
    まあ全人類が同じ考えになるわけがないから、とにかく自分の身と心を大事に一生懸命生きましょうね。
     
    というようなことを今年は本当に毎日毎日考えていたので前置きがつい長くなってしまったが、そうやって終わっていく。
    その前に最後の一発、年越し配信ライブの話をする。
     
     
     
    配信ライブの環境が整ってきたおかげで家でも楽しく音楽体験ができる面白い時代が到来した。
    生で体感するのとはまた違った楽しみ方がまだまだ見つけられるはずだ。
    我々は7月から9月まで毎月配信ライブをやったが、これは年内にもう一回やりたいと思った。
    10月から全国ツアーを回れるということで「やっぱり生ってサイコ~」となるには容易だが、家で見れることで喜ぶやつもいる。
    じゃあ倍頑張れよというのが信条だ。来年以降どれだけ配信のことを気にし続けられるかはその時にならないとわからないが、できるだけ忘れないようにしたい。
     
    ということで年末に配信ライブを提案した。
    しかし配信ライブブームというのは実は一回終わってしまっていて、まあまあ下火だ。業界軒並みチケットの売り上げが落ちている。
    となるとただやりますだけだと観たいやつの人数に期待ができない。数なんか関係ないっすよとは押し切れないほど配信ライブには予算がつきものなのだ。
    ということで何か観たくなる工夫をしなければいけない。共犯関係は大事。
    そこで思いついたのがまだツアーを敢行してないため一度も演奏されてない曲も多いニューアルバム「Patrick Vegee」の全曲披露というアイデア。
    そして年越しにぶつけるというアイデアだ。
     
    おそらく世界人類の結構な割合がワクワクイベントとしてカウントしている年をまたぐという行為。
    そこに大々的に物好きを付き合わせるイベントを組むというのはあまり気が乗らなかったのでこれまではひっそりyeahという感じでやるのがとても心地よく、毎年楽しかった。
    ただ今回に関してはわざわざ外に出すこと無く家で見せる事ができるという気楽さもあり、じゃあ大いに物好きに乗ってもらおうやというワクワクが勝った。
     
    ちなみに今回は生配信じゃなく収録放送という形になる。
    元々大晦日はそろそろ家でゆっくりしたいという声もでていて、大晦日に気楽にyeahというのは去年がとりあえず最後になるかなとは薄々感じていた。
    生でやる普通の日か年越しかでいうと今回は圧倒的に年越しの方が面白いと考えての着地だ。
    まあ配信ってタダでさえ結構緊張するので年越しなんてスリリングなのを生でやってたら途中で僕がぶっ倒れてそのまま無音でhappy new yearということにもなりかねない。
    流石に今年は家にいそうだから、自分によく似たおっさんの演奏見て年越しとかアホかと思うけど、あんま無い経験だから覗いてみるかね。
    ハッシュタグみちゃお。
     
    12月31日、画面越しにロックバンドで年越しをしてもらう。気楽に見続けられるような準備も大体整った。
    こんな面白いこと思いつく年末なんか、なかなか無い。
    外から見たら地味にも程があるけど物好きには派手に見えてしょうがないロックバンドの年またぎだ。文句は言わせとけ。
    気楽なスタイルで目撃してみないかね。
     
    チケットは全力で売っていく
    https://up.auone.jp/articles/id/82294?ref=os
     
     
     
    ここまで読めばわかると思うけど、いついかなる時も普通に楽しい事を考えるだけなので、来年も普通にライブツアーやるよ。
    2月からのツアーはまた次回に書くけど、ただ普通にライブをやるだけのツアーだ。
    Phantom Jokeのシングルツアーみたいな感じで考えようかな。
     
    今年も楽しかったね。年末も会おう。
    それではまた。
    CLOSE
  • TABUCHI
    小生田淵がよく喋る2020年9月その3
    2020/09/30
    Patrick Vegee。
    我々の8枚目のアルバムがリリースされた。
     
    まず初歩的な話を一つ。
    今回サブスクリプションサービスにも同日に出せることになってメンバー一同的には嬉しい限りである。
    他これまでのアルバムも今年の6月とかににょろ~んと公開を初めているので、このタイミングで改めて我々というロックバンドを思い知って欲しい。気になったら過去のアルバムも聴いてみてくれ。
    そしてこれをもって、ようやくCDを作ってる意義をしっかり話すことができる。(参照⇒https://unison-s-g.com/blog/member/2019/07/09/)
    別に音楽を聴くためにCDがなければいけないわけではないが、我々が音楽をやっている記録としてはこの物体はなかなかに良くできている。
    形あるものとして持っていると、不思議と気持ちがこもってくるものなのだ。
    入り口はどこでもいい。その先でもし更に興味が出て来たならCDを買ってみてくれ。向いてる人にはより音楽が楽しくなる魔法が詰まってるはずだ。
    CDショップというものも色々なワクワクが詰まっているから足を運んでみると楽しい出会いがあるかもしれない。お店の人もがんばろうね、オー。
    ということで超かっこいいCDができたぞ。気が向いたやつは買ってくれ。
     
    さて、前作MODE MOOD MODEを出したときには全然間を空けてもいいと思っていた。というかこれからは新作リリース時の気分的にはずっとそんな感じだと思う。
    キャリアを重ねたセンスあるバンドにとって、やれることは無限にある。全国ツアーのコンセプトなんかいくらでも出せる。
    やりたい曲だって、曲の数だけある(そんな意味でも3ヶ月に渡る配信ライブはとても有意義だった)。新曲だけがあり続けなければいけないわけではないのだ。
    ただまあ安心して欲しいのはライブやり続けてりゃ新しい曲のアイデアなんかじきに出てくるし、往々にして時間が経つにつれ段々新作は出したくなってくるものである。
     
    前作MODE MOOD MODEが個人的な音楽人生でも十分すぎる傑作だったので、あのアルバムを最新作として聴かれ続ける時間をできるだけ長くしたかった。それは今でも思っているので、これからいつ振り返っても「あのアルバムすごかったよな」と言われるバンド人生でありたいと思っている。
    そうはいっても華々しい15周年を迎えた後しっかり華々しくない態度に戻らなければいけないこと、ありがたいことにシングル曲が限界値まで貯まったということ、まあなんだかんだで2年前のツアー中に構想が浮かんできちゃったことなどなどが理由となり、Patrick Vegeeを新作として出すべく計画を進めて来たここ数年であった。
    今回はそんな今後のバンド人生を構想した上で欲しい弾を整えていったつもりだ。何か別の遠心力が必要になるシングル曲以外は、容量の多い曲はそんなに必要ない。変に祀りあげる必要のあるような曲を作りすぎると追う方も大変で疲弊したり気疲れを起こしたり責任が増えて来たりするかもしれない。このマインドは楽しいバンド人生の工夫にも繋がっているという自負もある(個人の見解)。
    それでいてロックバンドとして派手にできるものを。そうやって取りかかるとその時ならではの空気がこもってまた新しい何かができるじゃろ。そんなアルバムを狙ったつもりである。
    あとはインタビューとかを読んでくれたら更に楽しめると思う。雑誌は良い。
    成長なんか望んでいない。ただ今を派手に生きてるとこうなるの。
    それを踏まえて今作を噛み砕いてわかった気になったりわからない気になったりしてくれ。
     
     
     
    さて前回のブログにも書いたがツアーが始まる。少し前回だと言葉が足りてなかった気もするので今一度思うところを追記しておこうと思う。
    仮にチケットが売り切れてたらこんな細々しいことなんか言わずにしれっとツアーやってくりゃいいんだが、アルバムツアー用に取ってた会場なもので案の定元気に売れ残っている。と正直に書いてから綴ると全てが言い訳と負け惜しみにしか聞こえないんだが(ちがうよ)、書かない方が変な気持ちを抱かせそうなので最初に書いておく(ほんとだよ)。
     
    今回はアルバムツアーではなく、それこそ生きてたロックバンド発見生バージョンというものを気楽な気持ちでやりたいと思っている。今回は「やっぱり生で聴くロックバンドってすげえじゃん」という当たり前すぎる体験を今できるレベルでなんとかさせてあげたいという目論見である。マナーさえ守れば心配事はほとんどないくらいまで見地は揃っているので、まあ来れる人は気楽に楽しもうやという温度感で君に呼びかけている次第だ。
    ただ今回は人によって、そして地域によって物事に対するスタンスがかなり違う事態に直面している。こちらが思うことが君だったり君の周りだったりと同じ意見だということはあんまり確率高くないと思っているし、紐解いて話して共有しようというのも多分無理だ。
    という前提でそれでもやりたいと決めたチーム全体の意思を背負ってライブツアー開催を決定した。
    だが、ここでアルバムツアーですと銘打ってしまうと君を無理に付き合わせることになってしまいかねないのでそれは避けたい。となると普通のライブをやるよとなるけど、それを席減らしてチケット代高くしておまけに立つな騒ぐなとなるとこれまたなんとも気持ちが良くない。そんないきさつで今回の仕様のアイデアに至ったという面もある。
    つまりは今どうしてもロックバンドを生で見たかったやつへの、せめてものお裾分けだ。我々は何も変わることなくロックバンドをやり続けたことの証明をしにいく。
    公演予定1時間という短さも気乗りしない一因になってるかもしれないが、だからこそ生み出せる魔法もあるもんだよ。
    今回しかない仕掛けもセットリスト含め考えたので、実に楽しみである。
    見ないより見た方がそりゃいいじゃんとは思うけど、こればっかりはあまり誘い文句がない。こちらができることはやった。あとは君次第であって、周りがどうとかではない。
    来たかったら来る。
    来る元気がないなら来ない。
    そういうことでいいんじゃないかね。今回のツアーに来れなくたって普通にロックバンドは続くよ。
     
    ということで言い訳がましい内容になってしまっているが(ちがうよ)、今回も派手にやりにいく(ほんとだよ)。
    チケットは元気にある。いぇい。
    https://unison-s-g.com/2020/los/
      
    Patrick Vegeeツアーも、ちゃんと考えておくよ。
    とりあえずアルバムでかい音で聴いてろ。
    それではまた。
    CLOSE
  • TABUCHI
    小生田淵がよく喋る2020年9月その2
    2020/09/22
    fun time HOLIDAY ONLINE。無事に終わった。
    派手すぎる生存報告、なんつってひょいと書いた文字があんなに大きく扱われるとは思ってなかったから照れちゃうぴょんけど、その分なにか受け取ったものがあるなら十分本望。
     
    ロックバンドは飽きるか燃え尽きるかで役目を終えるその日まで、ああやってでかい音だして生きてるのよ。
    だから生きてる間は君もそれをなるべく全力で楽しみに行った方が人生豊かだよ。
     
    東京スカパラダイスオーケストラ
    フレデリック
    パスピエ
    BIGMAMA
    9mm Parabellum Bullet
    a flood of circle
    THE BACK HORN
    UNISON SQUARE GARDEN
     
    ちゃんと見てくれ。そしたらこれからも続いていくのも視界に入るだろ。
    数には限りがあるから呼べなかったバンドもいたけど、あとは任せるのでポジティブなアンテナはちゃんと張っててくれ。
     
    変に謙遜してもしょうもないから言うけど、すごい達成感あったよ。
    こんなにバンドたちが派手にやってくれるなんて、思ってたけど生で感じるとやっぱり言葉にできない喜びがある。
    バンドだけじゃ無くスタッフもそう。過去の配信で得た経験をしっかり引き継いで、また新しい高みでのアウトプットを目指す。裏ではみんなが興奮しながら一つ一つの指示を共有しあって、できたことを喜び合う、いい現場だった。
    みんな音楽に生きてるんだから、文句は言わせねえっすよ。
     

     
    さて、前置きが長くなってしまったが、今回は10月から始まる全国ライブツアー「LIVE (on the) SEAT」についての話をする。
    開催を決めるまでの自分の話と、そこに向かうための君への話もある。今ここまで読んでるようなやつは最後まで読んでくれたらと思う。
     
     
     
    もともと7月にアルバムを出すと動いていたもんで、当然アルバムツアー用の会場はおさえていた。世の中が変わった今年の春よりもっとずっと前の話だ。
    そして今年の夏ころに「ツアーを開催しよう」という提案がスタッフからあった。
    そりゃメンバー的にはライブやれるのラッキーおっけおっけぴーという感じであったことは間違い無いのだが、同時に気になることはあった。
     
    「いや人来ないだろ」と。
     
    そこから開催を声高に発表するまでを説明する。「引き算の話」と「足し算の話」だ。
     
    ●引き算の話「喋らない」
    春の大きな事変によってライブ会場で人があつまって聞くということの風当たりは科学的事実を遥かに上回る事態になった。
    そうなると行く人自身も気後れするし、行く人を見る目も少し変わってしまったのかもしれない。となると親にも同僚にも少し言い出しづらいなという様なことにもなっているのかもしれない。
    自己責任で基本やってくれよの世の中なので今回の事態と対策についても大っぴらに丁寧な説明を根気よくやるというのに業界それぞれ結構差があったのも仕方ないのかなと思うところもあるが
    それにしても説明が足りなすぎたところはある(これは本当にもったいなかった)。
    多分したところで他にもある雑多な情報に埋もれてただけだろうからどうしようもなかったと思うけど、みんなで勉強して一つ大人になっちゃおみたいな空気に世の中全体がならなかったのは肌感覚としてある。
     
    さてそんな中開催するには人として科学的な見地をできるだけ正当に持たなくてはいけない。
    できる対策としてイベントを開催する側としてできることは最大限やるが、個々人の範疇によるところが最後のネックになってくる。
    逆に言えば個々人がそれさえ気を付ければ不安はかなり取り払われるのである。
    僕は専門家ではないので完璧なことは言えないのだが
     
    「喋らない」
     
    これを個々人で守る、というのが今回の開催における大事なところである。すさまじく荒い呼吸とか、揚げ足の取り用はあるかもしらんから、各々僕の言葉を曲解しないでちゃんと考えてね。
     
    んで急にでるくしゃみとかもあるから全員マスクはつけようねというルールもある。こりゃ色んな人の目があるだろうし、ルールとしてはまっとうだと思う。
    マスクつけてるんであれば隣の人に聞こえないくらいの小さい声で「すげー」だの「うひょー」だの呟くのはまあいいんじゃないのとも思っているが、ここは個々の勉強の範囲で他人に迷惑かけないよう正しく判断してくれ。
     
    まあライブ中大丈夫だって来たやつが行き道帰り道どこいくかわかんないので、なんにせよ最後は君がしっかり判断して行動することだ。人に迷惑さえかけなければ君の行動は誰にも否定されるものではない。
    と、ここまでくそつまらん引き算の話をしてしまったがここからは足し算の話だ。
     
     
    ●足し算の話「座って観られる」
    いざライブを開催しよう、ということになっても今の世の中は先に書いた通り引き算の話が先行する。
    大声で歌ってはいけません、マスクはつけないといけません、人と距離を詰めてはいけません、などなど危険なことは禁止していきまっしょいというのが常識になりつつある。
    守らなければいけない大事なことはもちろんあるとしても、そんなんで人来んのか、来たとして楽しかったっつって帰ってくれんのか、また来たいって思うのか、というところを見落としてはいけないと思っている。そこを考えず開催してしまうのは少々危険だという気持ちはある。
    なのでやるからには倍考えなければいけないのだ。
    じゃあ「立ってはいけません」じゃなくて「座って観ていいです」というライブツアーをすればいいのではと思いついた。
    元々着席ライブはずっとやりたいと言っていて、それを仕掛けるチャンスだとも思った。
    まあ別に喋らないなら立つのは問題無いかもしれないけど(断定的なことは言わない)今回はそういうルールにして、その上で楽しめるものを考えるのだ。
     
    さて業界風習上席数をフルフルに入れるわけには現時点ではいかないということなので、利益的な話をすると大変な打撃だ。
    それでもやる、という場合チケット代を1,5倍とか2倍とかにしたりするところもある。これは判断として仕方ないと思う。
    が、さっきも言った「それで客は楽しめんのか、また来てくれんのか」みたいなところに少し疑問があったので慎重に考えたかった。
    座ってライブを観る場合の集中力の持たせ方だったり、室内の滞在時間が長くなることに対する不安感(これは科学的見地は置いておいて、来る人間が多いのでそういう人もいるよねという視点)だったりで
    「1時間で終わる」というものが一番ストレス無く観れるんじゃないかという考えにいたった。
    そうするとチケット代2倍ですというのはいささか無神経すぎる。最後に出てきたアイデアが2回公演だ。
    身体の物理構造上の過酷さもあるそうなので(僕は詳しくない難しい話だったのだけど、勉強してみるとなるほどという概念だ)、無理はできないよなという話ももちろんあったが、最終的には「やってやりましょう」という結論に誰が強制するでもなくメンバー一同なった。
    やってみないとわかんないけど、これも楽しい挑戦だ。
     
    そんないきさつでツアーの開催をアナウンスの通りに決めた。
    とにかく「座って1時間観て帰れる派手なライブ」を実現することにこのツアーの意義の全てがこもっている。
     
    さて「座って観る」ということに楽しさが目減りすると考えている人がいるかもしれないが、僕の考えではそれには同意しがたい。
    「座って観る」というのは「微動だにするな」ということではないのだ。そこを勘違いしてしまうと非常にもったいない。
    座ってたって踊ることはできる、体を揺らしながら音楽に浸ることはできるのだ。
    酒飲めて飯も食えたらもっと最高だったけど、それは実現不可能なのでまたの機会に。
    なんにせよロックバンドの派手なライブを身体に浴びればわかるはずだ。心配せずに来ると良い。
     
    そしてこれはニューアルバム「Patrick Vegee」のツアーではない。今回はお互いの生存確認をする場所でもあるので新曲を一生懸命覚えてくるようなことより通常営業を爆笑(無音で)しながら観るというのが丁度良いと思っている。
    そして配信を併用する公演もない。ロックバンドの音を生で体験することに意義があるツアーなので必要以上に多くの人に見せる必要も無い。
     
    この3ヶ月のライブで演奏した楽曲はセットリストにちょっとしか入ってない。
    やらなきゃいけない曲は可哀想なくらい有り余ってるのだ。
     
    ようやく行ける君の街で派手にやる、1時間のロックバンド体験。
    いつもと違うようで、結局いつもと同じような当たり前の事がそこにある。
    当たり前がなければ生きられないやつもいるのだ。
    世の中は変わる、常識も変わった。
    ただ世の中がどうなろうが考え行動するのは君自身だ。
     
    今年も終盤、楽しすぎる季節が始まる。
    ロックバンドは座って観てろ。
     
     
     
    チケット余ってる。いぇい。
    https://unison-s-g.com/2020/los/
     
    それじゃあ会場で。
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  • TABUCHI
    小生田淵がよく喋る2020年9月
    2020/09/05
    LIVE (in the) HOUSE2が無事終わった。また少し時間が空いてしまってすまない。
    見せたものが全てなので余計な説明はせず済ませたいが、楽しい1日だった。やはりロックバンドは良い。
    配信ライブなら配信ライブで一番派手にやれる方法を今回も考えたつもりだ。毎度周りにハテナを浮かばせてからのスタートになるが、その分達成したときの安心感はでかい。
     
    繰り返し言って自分のポジションを強調していく所存なのでくどくてすまないが、あれがないこれがないとか言っててもつまんないよ。
    楽しいものは自分で見つけにいく方が絶対人生は楽しい。それがしたくて音楽聴いてるんじゃなかったのかよ。
    だからどんな時でも一番面白いことを全力で考えて全力で派手にやる。それが僕の好きなロックバンドだ。
    気が合うならまた付き合ってくれ。
     
     
     
    ということで我々の次の計画は配信ライブで自主企画を開催することだ。
    9月19日、かなりの時間をかけてロックバンドの派手すぎる生存確認を放送する。
     
    対バンライブというものはやはりあってほしいと思っている。
    理由としては楽しいからで以上終了なのだが、多分どっかのブログで書いたと思うので遡って見てくれ。(調べたら去年の12月だった)
     
    対バンライブの悪いところは長いからずっと立ってたら辛いところだ。あと転換が長い。
    開催側にも経済的な事情があったりする。関わる人数が多い上にチケット代も高くできない暗黙のルールがあるらしいので利益が減る。配信ライブの時代が到来した時に対バンに打って出る人がそんなに多くなかったのは、自分たちがまずなんとかしなきゃということに頭が集中していただけでなくそういう事情もあったりするのかなと思う。
     
    それでもやらなきゃいけない理由がある。生きてなきゃいけないロックバンドは1つだけじゃないのだ。
    君も半年前に比べて気にかけるバンドが無意識に1つに絞られたりしてなかっただろうか。別にそれでもいいんだけど、楽しいはそこそこ数あった方が世の中は平和になるよ。
    だから君の目に強引にでも入れにいくのだ。
     
    配信ライブなので収益が全く予想できない。出演の相談の仕方もこれまでと同じように、とはいかないよなというところからのスタートだった。
    それでも仲間たちはすぐ反応して答えをくれた。どうしようもないやつらだ。笑える(泣ける)。
     
    でかい音を鳴らさなきゃいけなかったロックバンドが、我々のまわりにはいるのだ。
    こんな面白い時代が来たんだから、派手に仕掛けない手はない。
    君に束になってかかって「俺たち生きてんだよばーか」という一日にするつもりだ。
    のんびり見てろばーか。
     
    9月19日。fun time HOLIDAY ONLINE。
    5時間超の派手な自主企画は立ったり座ったり寝たり食ったり飲んだり、全く自由だ。
    今月のロックバンドも家で観てろ。
     
    チケットあるの
    https://up.auone.jp/articles/id/81116
    服もあるの
     
    その先も発表されたけどまた今度にする。
    それじゃあまた。
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