西武4000系「秩父の主」2ドアクロスシート車で“ほかの車両にはない”特別感 ライオンズカラーが異彩放つ「山のレジェンド」
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現在、飯能―西武秩父間ではワンマン運転を行っているが、これは2003年から。同社によると「ワンマン運転は、運転業務について一定の年数を経過したものに対し、ワンマン列車の運転取り扱いに関する教育を経て担当をすることができる」という。運転については、走る区間が「他の路線に比べて勾配が続く区間も多いことから、制動についてはとくに注意する必要がある」(広報担当者)という。 長年活躍する中で、登場時とは変わった部分もある。ワンマン運転対応もその1つで、車内には運転台から客室内を確認できる防犯カメラを設置している。ほかにも清涼飲料水の自動販売機撤去や、車端部のシートがボックスシートからロングシート化されるなどの変化があった。
看板列車に抜擢されて大変身した車両もある。2016年に運行を開始した観光列車「西武 旅するレストラン『52席の至福』」は4000系の改造車両。内外装デザインを建築家の隈研吾氏が手がけ、車内はその名の通りレストランのように、外観も秩父の四季をイメージしたというカラーリングに生まれ変わった。 2024年には西武秩父線の開通55周年を記念して、1編成がかつてセメント輸送で活躍した電気機関車「E851」をイメージした赤とクリーム色の塗装に変わっている。
■「山のレジェンド」4000系 一方で、運行の範囲は以前より狭くなった。2020年3月のダイヤ改正以降は「52席の至福」を除き、4000系は定期運行で飯能から都心寄りの池袋方面に顔を出すことはなくなった。現在は飯能―西武秩父間と、土休日ダイヤで乗り入れる秩父鉄道線内が活躍の場だ。 【写真をもっと見る】「山のレジェンド」西武4000系。白地に「ライオンズカラー」のラインを配した2ドアの車体やボックスシートが並ぶ車内など、ほかの西武車両とは違う特徴の多い各部をクローズアップ
また、西武は省エネの「VVVFインバータ制御車両」を増やすため、他社のVVVF制御車両を譲り受け、「サステナ車両」と名付けて投入している。サステナ車両は西武秩父線にも導入予定とされており、西武は「2030年度までに車両のVVVF化100%達成を目指す」としている。 近年、西武はイベントなどで4000系を「山の主」や「山のレジェンド」と呼んでいる。レジェンドが「主」として活躍を続けてきた秩父にも、変化の時期が訪れそうだ。
小佐野 景寿 :東洋経済 記者
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