西武4000系「秩父の主」2ドアクロスシート車で“ほかの車両にはない”特別感 ライオンズカラーが異彩放つ「山のレジェンド」
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■塗装は「ライオンズカラー」 そして、従来車との大きな違いはなんといってもカラーリングだろう。当時、西武の車両といえば黄色がほとんどで、ローズピンクとベージュの旧型車両「赤電」が最後の活躍を続けていた時期だ。その中で、4000系は従来車とはまったく違う、白地に青・赤・緑という当時の「ライオンズカラー」のラインを配した塗装で登場した。 【写真を見る】「ライオンズカラー」の3色の帯は、前面は赤と緑の2本。青のラインは側面に入っている
このカラーの車両は1985年に登場した新交通システム・西武山口線(レオライナー)の8500系がすでに存在したが、新交通ではない一般の車両としては4000系が唯一。8500系との違いは、各色の境に白いラインが入っているところだ。 ちなみに登場年の1988年は、西武ライオンズ(現・埼玉西武ライオンズ)が3年連続5度目の日本一に輝いた年でもある。 それまでの西武車両と大きく異なるさまざまな特徴をひっさげて登場した4000系だったが、当時の西武の「伝統」を受け継いだ部分もある。走行するための機器類だ。
西武の車両は、前述した「黄色い電車の元祖」101系以来、長らく同形式の機器類を基本としてきた。4000系も同様だ。 【写真を見る】4000系の台車。一時期の西武車両のスタンダードだったタイプだ 西武鉄道によると「4000系の走行装置は101系と同様」で、101系の走行装置は「山岳区間を安全に走行するため、150KWの主電動機ならびに抑速ブレーキ付発電ブレーキも備えた力強いもの」(広報担当者)。車体は大きく違っても、機器類は実績のある101系から受け継いだ堅実な設計だ。
■池袋から秩父へ直通運転 4000系は昭和の末期、1988年12月のダイヤ改正でデビュー。このときから原則的に飯能駅で池袋方面と西武秩父方面の運転が分離され、4000系は秩父方面の主力として運行を始めた。 平成となった翌1989年の4月には新たに設けた連絡線を介して秩父鉄道との直通運転も始まり、同鉄道の三峰口や長瀞方面へも乗り入れるように。土休日には池袋から長瀞・三峰口行きの快速急行として4両編成を2本連結した8両編成で走り、行楽輸送に対応した車両らしい華やかな活躍を見せた。
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