「ウクライナは屈服せず」 アゼルバイジャン大統領、ロシアに停戦忠告 溝の深さが鮮明に

アゼルバイジャンのアリエフ大統領(ロシア大統領府提供・タス=共同)

ロシアによるウクライナ侵略を巡り、旧ソ連構成国アゼルバイジャンのアリエフ大統領は13日、「自らの独立とアイデンティティーを守ろうとする(ウクライナの)国民を屈服させることはできない。今もなお戦闘を続けようとする者はそう理解すべきだ」と述べ、ロシアに停戦するよう忠告した。アゼルバイジャンは「ウクライナの領土保全と主権」を支持し続けるとも表明した。

国内フォーラムでの発言を現地メディアが伝えた。アゼルバイジャンは2024年12月に起きた露軍の誤射による自国旅客機の撃墜事件などを背景にロシアへの反発を強める一方、欧米との関係強化を進めてきた。ロシアに批判的なアリエフ氏の発言は両国間の溝の深さや、ウクライナ侵略後に旧ソ連圏で進むロシアの権威低下を改めて示した。

ペスコフ露大統領報道官は14日、アリエフ氏の発言に「誤りだ」と反発。アゼルバイジャンにロシアの立場を説明していくとした。一方で、ロシアと友好関係にあり、多くの問題で異なる見解を持つ国はアゼルバイジャンだけではないとの見方を示した。(小野田雄一)

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