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「被害者の尊厳を踏みにじった」「卑劣かつ悪質」高齢患者虐待の元看護助手の男に有罪判決 大阪地裁

2026年7月14日 18:23
「被害者の尊厳を踏みにじった」「卑劣かつ悪質」高齢患者虐待の元看護助手の男に有罪判決 大阪地裁

 大阪市生野区の病院で、高齢の入院患者らを繰り返し暴行したなどとして傷害や暴行の罪に問われている元看護助手の男に対し、大阪地裁は、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

 (裁判長)
 「主文、被告人を懲役2年に処する。裁判が確定した日から4年間、その刑の執行を猶予する」

 元看護助手の男は、落ち着いた様子でまっすぐ前を見つめて判決に耳を傾けていました。

 事件があったのは、大阪市生野区にある「優心会厚生病院」。

 この病院に看護助手として勤務していた奥野順葵被告は、2024年から2025年にかけ、認知機能が低下した高齢の入院患者ら3人に暴行を加え、ケガをさせた罪などに問われています。

 裁判では、耳を疑う暴行の手口が明らかになりました。

 奥野被告らは、70代の女性患者の小指を熱湯につけたり、加熱したパッドに左手のひらを押しつけたりし、全治2週間のやけどを負わせました。

 また、2025年5月には、90代の男性患者の頭に段ボール箱をかぶせたうえ、押し倒したといいます。

 さらに、奥野被告は、患者が怒る様子を面白がって撮影し、動画を仲間内で共有していました。

 虐待を繰り返していた奥野被告。裁判では3人の患者に対する傷害と暴行、あわせて7件の罪に問われています。

 病院側はこうした虐待を把握していたのでしょうか。読売テレビの取材に対し「詳細は調査中」とだけ回答しました。

 そして、迎えたきょう(14日)の判決で大阪地裁は――。

 (裁判長)
 「反応を面白がって動画を撮影し、自身の鬱憤(うっぷん)を晴らしていた。被害者の尊厳を踏みにじる常習的な犯行で、卑劣かつ悪質だ」

 と、厳しく批判。そのうえで「事実を認め再発防止を図る姿勢がみられる」として、懲役2年・執行猶予4年の判決を言い渡しました。

最終更新日:2026年7月14日 18:23
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