7/14(朝) 本日の市況と解説コラム

7月13日の米国市場は、半導体株の急落が響き、主要指数が揃って反落しました。先週上場したばかりの韓国SKハイニックスが、次世代メモリの出荷遅延や供給過剰懸念から大幅安となり、エヌビディアなど主要ハイテク銘柄に売りが波及。ナスダック総合指数は一時1.6%超下落しました。ダウ平均も中盤以降はマイナス圏に沈み、前日比138.37ドル安(-0.26%)と反落して取引を終えています。外国為替市場は1ドル=161円台後半で推移しています。

早いもので、もう7月も半ば。前半堅調というアノマリーというには物足りない展開になってきています。ダウやS&Pはそれほどでもないのですが、日経にも影響の大きいナスダックがはっきりと膠着感を強めていますよね。

以下に示すチャートのとおり、三角保ちあい(ペナント)を形成中です。この先で上下いずれかにブレイクするというのがセオリー。どちらになるかは不明です。

こちらで確認しておいてください↓
さて、今日はここから足元の相場とは全く関係ない、別次元の話をします。

テーマは、現在市場でささやかれている「AIバブル」についての考察です。いわゆる温故知新として、過去の歴史的なデータを見つめ直してみましょう。

まずはこちら↓
これは1990年代末から2000年初頭にかけて起きた「ITバブル(ドットコムバブル)」の時のチャートです。このグラフは、S&PからIT株(情報技術セクター)だけを切り離して計算した推移を示しています。

これを見ると、いかに当時の「バブル」というものがすさまじい勢いだったかが分かります。他のセクター(情報技術を除くS&P)がほぼ横ばいで推移している中、IT株のトータルリターン指数だけが天を突くように急上昇し、その後一気に崩壊しています。

現在AIブームに当てはめると、AI関連=ハイテク中心のナスダック100がこのグラフのIT株に近い指数になるかと思います。しかし、現在のナスダック100とダウ30やその他の主要指数との関係性を見ても、当時に比べればここまで極端に大きく乖離はしていないと感じます。※一部の半導体などにはそれらしい動きもありますが

バブルかどうかは、結局のところ「後になって(崩壊して)初めてわかるもの」です。そのため、現時点でこれ以上の推論を重ねる意味はさほどありません。ただ、この歴史的なグラフの歪み方と比較すると、個人的には現状をまだ「バブル」とまでは呼べないように思うのですが、皆さんはいかがでしょうか。(^^)

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