境野さんがネットでかなり叩かれているようだ。
でも私は、この発言を読んでいて逆に考えさせられた。
「共産党=悪」というイメージだけが、一人歩きしていないだろうか。
日本で長く政権を担ってきたのは自民党であり、その間には政治資金問題や汚職、不祥事も繰り返されてきた。
それにもかかわらず、「共産党=悪」「左翼=悪」というイメージが広まり、そうしたレッテルが野党批判にも使われてきた。そして、多くの人がそれを当然のように受け入れてきた。その積み重ねが、今の政治状況につながっているように思える。
不思議なのは、一般社会では何度も裏切った相手を簡単には信用しないのに、政治になると、何度も問題を起こした側の言葉を信じ続ける人が少なくないことだ。
仮に共産党が政権に参加したとしても、それだけで日本が共産主義国家になるわけではない。
日本は憲法に基づく議会制民主主義の国だからだ。
共産主義国家のような体制へ大きく転換するには、国民主権や基本的人権など、憲法の根幹に関わる事項について、憲法改正を含む大きな制度変更が必要になる。
実際、フランスでも共産党が政権に参加したことはあるが、共産主義国家にはならなかった。
そして、現行憲法を尊重し、その理念を守ることを最も明確に掲げている政党の一つは、共産党ではないだろうか。
政党は、レッテルではなく、実際の政策や行動で評価するべきだと思う。