2026年06月23日

【薙刀式】その配列が自分に合ってるかどうか

これを知る手段はまだ確立されていない。
なので経験的なことを述べておく。


機嫌を損ねたシェフさん:
> 配列が自分に合っているかはどうやったらわかるのか?

> 4ヶ月使ってみてもまだまだ拙いのは、自分に合っていないのか?
> 練習のやり方が良くないのか?
> 配列が複雑だからまだまだ訓練が必要なのか?

> 何もわからない…

結論を先に言うと「なんもわからん」です。
ただ、以下に僕が分かる事を書いておきます。



月見草エキス配列を4ヶ月。
しかも初のカナ配列。

仮に「服が自分に合ってるかどうか」
という問題に対して、
2着だけ着て答えを出せるか?
という問いに似ているかもしれない。

いきなり、うん、これでいいよ、
と言える人もいるし、
まだ迷う人もいるだろう。


秘書を面接する問題では、
数学的、確率論的な解がある。
まず最初の人を落として、
その人より良い人が来たら採用、
という戦略が一番いい人を選ぶ確率が高いそうだ。
……ほんとかな?
この解はもっとあとにベストが来るかも知れないことと、
今で妥協してよいのか、
という人間心理を無視した、
数学的な解答ではある。

最初にベストを引く確率が低いからこの戦略は正しいのだが、
それはランダムでやってくる時であり、
最初に自分で良さそうとピックアップしただけに、
ランダム到着ではないところが、
この戦略が適用できるのか、
という問題にはなってくる。


月見草エキスは清濁別置配列だ。

清濁別置は運指パターンが同置よりも非常に多い。
2gramだけで考えても、
50^2と、76^2(仮に濁音21、半濁音5で、小書きは無視)
だとして、2500と5776。

倍になってないのに倍以上になってるのが、
組み合わせ爆発の怖さだよね。
もちろん自然言語であるから、
繋がりやすさに偏りがあるから、
全部をマスターする必要はないけれど。
(たとえば「がが」はレディーガガと雅楽とガガンボくらいしかないから、
マスターしなくても困らないみたいなことはある。
一方「だが」はぜひもの。「がだ」も少なそう)


経験的には、
清濁別置配列は、3~6ヶ月くらい見ればよいのでは、
という感覚がある。

新下駄配列を3ヶ月で自在に打てる人は、
たぶん少なさそう。飛鳥も同様。

なので4ヶ月で成果が出ないのは、
まだやめとけという段階ではない。
でも「こんなんでいいのかなー」
という不安が出るのはわかる。

こういう時は人は浮気するものだ。
複雑なやつを目の前にしたときに、
簡単な問題で見積もりを取ることをする。


その戦略でいえば、
月配列オリジナルが一番簡単で、
比較の感覚を得られるのではかろうか。

中間の考えでは、月見草配列v2が、
元の配列なのでそれを触ってみて差分を知る手もある。

簡単なやつグループでは、
薙刀式を勧めざるを得ない。
2週間で動かせる感覚ができるので、
それで手応えを見て、
月見草エキスを相対化する視点を得るためだけにやればよい。

特に薙刀式は拗音同置が気持ちいいので、
月見草エキスとの差分は感じやすいと思う。


また、
月見草エキスはたしかにATCで圧倒的なスコアを出しているが、
どう考えてもタイパーの手つきであり、
専門性の高い動きだ。
その手を前提としてつくられている気がする。

そしてあくまで短距離コピー打鍵の結果しかなく、
実用文アドリブでどれくらい使いやすいかについては、
動画も感想もない。
なので、「タイピングゲーム専用配列である」を、
棄却する材料が今のところない。

僕はqwertyローマ字についても同じだと思っていて、
タイピング競技のスコアは高いかもしれないが、
実用はクソだと考えている。
そういうバランスの配列であると。

月見草エキスが、
そっち寄りであるかないかを、
証明する証拠は今のところない。

僕が配列図を解読した時は、
難しすぎて、実用的かどうかについて判断するのを諦めた。
使えてるんなら使えてるんじゃね?
ぐらいの判断だ。
僕には手に負えない複雑さ、という感想。


たとえばいろは坂配列は、
明らかにあの手の能力がないと使いこなせないだろう。
月見草エキスにもその匂いがする。
もちろん僕のカンという主観だ。

ということで、いろは坂のめんめんつさんが、
実用性高い用につくった、月林檎もおすすめでは?
と書いておくか。



ちなみに、僕の手の能力を測定するために、
30×30の900パターンに対して、
その速度を実測した結果がある。

人の手がどれくらい異なるかはわからないので、
参考になるかどうかもわからない。
めんどくさすぎて追試例が1例しかないので、
なんともいえないところだが、
参考にされたい。
https://oookaworks.seesaa.net/article/490739021.html



実用とタイピング競技の成績が一致するか?
については僕は懐疑的だね。

他人の言葉を写してる時の脳の処理と、
自分で言葉を思いつき、
文の骨格を組み立てる時の脳の処理は、
だいぶ違うんじゃないかと思っている。

少なくとも「その文章の内容の記憶」が、
適当に写経したときは何も覚えてないことから、
明らかに脳の回路は違う処理をしてるだろう。
(昨日書いた文章ぐらいは大体覚えてるだろうが、
昨日打った問題文の内容なんて何も覚えてないだろう。
僕はATCの問題文の記憶はないね。
お題しか覚えてないや)

なので、
実用で結果を出してる配列のほうを、
僕は勧めたい。


ほな何が結果出してるのか?

薙刀式、親指シフト、新下駄配列、大西配列は、
複数の人が使い、長期間使い、
現在も使い手が複数いるという意味では、
結果が出ているといえようか。

その他は経過観察が行方不明になっているんよね。
(マスターしましたというのを最後に、
そのことに関して発信が途絶えがち)

個人が設計して、
ずっと使い続けてる例は数十~100の桁程度はあるかもしれない。

それは他の人にとっても良い配列なのかの、
証明はまだない。




ざっと、新配列の実用の状況について見てきた。

サンプルが少なすぎてなんもわからん、
方式だけが乱立している、
というのが現在地点だろうか。

信頼と実績を取るか、
自分専用が欲しければ自作するか、
ピーキーかも知れないが使ってみるか、
の三択がまずあり、
月見草エキスは3番目の選択肢だね。

なので、服屋の店員としては、
「その服はこれから馴染むかもしれませんが、
他も試着してみます?」
が感想かなあ。

月配列、月見草v2、月林檎の月系、
新下駄配列の、実績ありかつ清濁別置、
薙刀式、親指シフトという実績ありかつ清濁同置、
大西配列という実績ありローマ字、
の4系列かしら。


僕は最初から薙刀式を勧めるよ。
実用性は一番取り回しがいいと思うので。
ただ作者だから信用されないだろうからw、
複数の選択肢を考えてみたわけだ。

医者と薬の処方に似ているねえ。
ただし国家資格もないし、
経験則だけで語っている偏ったヤブ医者かもしれないねえ。
でも内科医は外科医のことは知ってるだけでやったことないのも、
たしかよね。
国家資格だから全部できるわけでもない。


つまり結論は、
なんもわからんwのが正しいところだね。

科学にするにはサンプル数が少なすぎる。
100~1000人程度は、
各配列についてデータ取らないとね。
自作キーボードですら、
そんな数出たのコルネとtofuくらいでしょ。

配列界隈で1000人使った配列って、
親指シフトと大西配列ぐらいかな?
月も全部入れても1000人いないんじゃないかな。
これもカンで、追跡調査はできていない。

新規流入とやめる人が釣り合って、
常にクラスタがある可能性もある。
親指シフトは初期に膨大にいたのが、
徐々に死んでいってるだけかもしれない。


大規模調査が望まれるが、
全然わからん。
配列サミットやろうぜみたいな声はたまにあるけど、
集まるのかどうかもわからんw
posted by おおおかとしひこ at 11:31| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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