2026年01月24日

【薙刀式】薙刀式は線である(続)

いいですね。順調に理解が進んでいる模様。

田中さん:
> さっきの「いうまでもなく」とかだけ、スルスルと打てる感じ。あ、いまの「するするとうてる」も。
> 薙刀式で打つ「あいすること」の気持ちよさたるや。

こうした特定の字の流れ(フレーズ、フレーズより大きな単位も)
が線になって繋がるのが、
薙刀式が線である、ということなのです。


こんな例は無限にあるのだが、
数学的には有限だと思う。

ちなみにそれぞれの運指。
【】はセンターシフト、()は同時打鍵。


いうまでもなく KL【F】(EJ)【K】MH

いう、まて、゛もなく
がアルペジオの流れになっている。

するするとうてる OIOIDLEI

するするがアルペジオ。
そのあとは中央部分の左右交互。

あいすること JKOIVD

あいする、ことがアルペジオ。
当然、
あいするということ JKOIDKLVD
も同様に打ちやすくなる。


これらのうち、

いう までも なく
と てる
する こと

あたりのつながりを「つなぎの語」と呼んでいる。
「いうまでもなく」なんかはワンフレーズで使うので、
1個でつなぎの語扱いしても良い。

名詞や形容詞などを繋いでいく、
日本語の構造を支える語であり、
それらを打ちやすく、繋がりやすく配置されているわけだ。


こうして、
薙刀式で打っていくと線が現れる。
さらに慣れていけば慣れていくほど、
その線は長くなっていく。

「いう」「までも」「なく」という3つの線は、
「いうまでもなく」という1つの線になり、
「このことは、」という別の線とつながって、
「いうまでもなくこのことは、」
なんて長い1本の線になったりする。

こうして、
文章が、途切れ途切れの線と、点と、
長い線で書かれるようになっていって、
長い線はそのうち5文字7文字の、
日本語の基本文字数に到達する。
(もちろん全てではない。原理上悪運指は必ずある)

そうなるとしめたもので、
思考という線を、
指という線で書いていけるようになっていく。
これは手書きの感覚に近いと僕は思っていて、
この「線で書いていく感覚」がないqwerty
(なくはないが少ないし、日本語の代表的なところでそれは現れない)
は、線的思考を阻害しているとすら思うわけだ。

字単位、音単位ではなく、
言葉単位、文節単位で書くのは、
日本語として、自然言語として当然だと思うけど、
それをqwertyは阻害している。
(滑らかに文節単位で打てるためには、
秒8~10打の、競技者レベルが必要になる。
それは道具としては難易度が高すぎる)


新配列習得中の人のツイートを見ると、
「文字の位置を覚えた」
「qwertyのTとこの配列のTを混同する」
とか、
文字という点の単位で認識してることがとても多い。
それは、qwertyが植え付けた点で書く意識なんじゃね?
と思っている。

手書きで「あ」を忘れたらどうする?
まず適当なごにゃごにゃ文字で置き換えて、
あとで書き直すでしょ。
「今書こうとした文節」を止めることはないと思う。
思考の線の方が優先であり、
手先なんかどうでもいいじゃないか、本来。
にも関わらず、点で書く意識ってのは変だと思うのだ。
幼児までならわかるけど、大人でしょうに。

いや、手書きでそこまで到達出来なかった人が、
タイピングに逃げたのかもしれない。

IQの高い人の文字は、たいてい読みにくいことで知られる。
思考の線が速く、手が追いついていないから、
悪筆にならざるを得ないわけだ。

先日亡くなった加藤一二三の直筆原稿を見たけど、
汚えのなんの。俺より汚くてねえ。
でもそれだけ思考の回転が速かったんだろうな、
と脳内を想像するに足る肉筆であった。

なぜ筆記体や草書行書ができたか、
考えればわかる。
「思考の線の軌跡」なんだよな、字や文というものは。
そして草書や行書は、字体から100%読み取るのではなくて、
前後の文脈という線から補って読み取る仕組みになっている。

それを、
タイピングで再現したいというのが薙刀式だね。
アルペジオとか打鍵理論を振りかざしているが、
結局「思考は線でしょ、それが手に写像されたのが字で文でしょ」
といってるに過ぎない。


あと、
この先の話ではあるが、
つなぎの語の中核部の助詞や句読点が、
シフト部や同時打鍵部によく現れることにも着目されたい。

ブロックの繋ぎ目が最後に来るわけだから、
そこで半拍遅らせて、
その隙に変換したりその先を考える時間をつくろう、
という狙いだ。

実際には狙ったわけじゃなくてw、
無意識にそうしてたことに、
あとで気づいたんだけどね。

(このへんはラクダエンさんが、
ブレーキ打鍵、サイクル打鍵などと命名して、
詳しい解説をしてくれている)



別にこの辺は最初から狙って作ったわけではなくて、
qwertyのムカつくところを一つ一つ訂正していったら、
最終的にこうなった感じだ。
つまりqwertyの何一つとして僕は気に入っていない、
ってことだな。w

唯一が汎用性だけど、ターミナルでフリック使えるとか、
そんくらいの改造くらい、そのうちするでしょうに。


というわけで、
線の世界へようこそ。

線で考えない、たとえば面や立体で考える?人には、
別の配列が合うかもしれない。
posted by おおおかとしひこ at 14:19| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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