辺野古事故の防犯カメラ公開を玉城知事が疑問視…遺族との温度差にネット白熱

沖縄県庁で記者団の取材に応じる玉城デニー知事

沖縄県名護市の辺野古沖で抗議船2隻が転覆し、女子高生を含む2人が死亡した痛ましい事故。この事故前後の詳細な状況を記録した防犯カメラ映像を産経新聞が公開したことに対し、玉城デニー知事が不快感ともとれる疑問を呈し、波紋を広げている。SNS上では、知事の発言に対し「調査報道を否定するのか」など議論が白熱する事態となっている。

産経の映像公開に知事が不快感「外部に出るのは…」

玉城知事は13日朝、県庁に登庁した際、記者団に対して、亡くなった同志社国際高2年、武石知華さん(17)ら2人が出航した辺野古漁港の防犯カメラ映像について「ああいう映像が外部に出るというのはそもそもどうなのか」と言及したという。

これに対し、産経新聞の記者が真意を問うと、知事は「あれは捜査の証拠資料。映像は確認したが、コメントは特に差し控えなければならないだろう」と述べるにとどめた。

映像には、救助された生徒らが漁港に搬送される緊迫した様子が記録されていた。と同時に、港で待機していた引率教員らや、抗議船の船長とみられる人物らが、生徒たちの点呼や安否確認を行う様子が「確認できない」という重大な事実も映し出されていた。

緊迫の現場、遺族は「事実が明らかになる意義」を強調

一部では映像公開によるプライバシー侵害を懸念する声(芥川賞作家の目取真俊氏ら)もあるが、当の遺族はまったく異なる見解を示している。

亡くなった知華さんの父親は、事前に全編を確認した上で、懸命な救命活動を行う人々の姿に言及。母親に至っては「むしろ(映像が)公開され、事実が明らかになったという社会的意義は大きく、問題があるとは考えていない」と産経新聞に明確なメッセージを寄せている。遺族自身が、真相究明のための報道の意義を認めているのである。

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