『週刊文春』(6.18)は今週もトップで「高市首相『中傷動画』動画作成者新証言&未公開LINE」。
<第6弾>、<小誌にはこれだけの証拠があるのだ!>と力んでいる。
が、読んでみると、これまでの繰り返しが多く、記事のほとんどは、いかにも怪しげな起業家、松井某が明かした情報ばっかり。
周辺取材もほとんどない。
「文春砲」が泣く。
そこへいくと『週刊新潮』(6月18日号)はさすがだ。同じく高市早苗首相を取り上げても「〝孫〟は中国留学…親中派『夫一族』と高市首相の危機管理崩壊」。
高市首相の夫、山本拓氏の実父、治氏は福井県議会議長、自民党福井県連幹事長を歴任後、鯖江市長を2期。
親中派として知られ<私費で中国の留学生を大勢、鯖江市に受け入れたりしていた><市長を退任後、上海科学技術大学の顧問教授><拓氏は、日中友好議連のメンバー>。
その拓氏が前妻との間にもうけた長男で福井県議を務める山本建氏の一人息子が<「今年9月から正規の留学生として現地の名門大に通う予定で、今はプレスクールで語学の研修を受けている」(福井県政関係者)>という。
峯村健司氏(キヤノングローバル戦略研究所中国研究センター長)が、「あくまで一般論」と断った上で―。
<「監視国家である中国では、義理であろうと高市さんの親族となれば存在自体を100%把握され、盗聴やネット情報の搾取をされるリスクが」
「女性や金銭関係のアプローチを仕掛けられる可能性も当然あります」>
ジャーナリストの高口康太氏も。
<「不安なのは、高市さんのお孫さんが、安全保障や情報管理について十分な知識を身に付けて、必要な警戒心を学んだ上で留学したのかどうかです」>
『週刊現代』(6/22)、今週は署名記事が充実。おすすめは元朝日新聞の敏腕記者、大鹿靖明氏の「資源『小国』ニッポンのレアアース逆襲が始まった!」。
JOGMEC(独立行政法人「エネルギー・金属鉱物資源機構」)の活躍により、レアアースの<中国依存度を09年の85%から20年には58%まで低減させることに成功している>。
こういう情報がほしい。
(月刊『Hanada』編集長)