“生配信中の女性ライバーを刺殺” 金銭トラブル250万円超?男が法廷に
背景に金銭トラブル
20歳以上の年の離れた2人が出会ったきっかけは、事件の3年以上前、インターネットの「生配信」でした。被害者は動画を配信する側で、被告はその視聴者でした。 そもそも被告が視聴していた「生配信」というのは、一般的に、個人が自分自身などを撮影した映像がテレビの生中継のようなイメージで、ほぼ同時に不特定多数の視聴者に届けられる仕組みです。 法廷では、事件の約3年前に2人が交わしたLINEの中身が明かされました。 佐藤さん 「マジラブ、あいりのことだいすきだよね」 高野被告 「やっぱバレてたか」 佐藤さん 「あいりも大好きだよ。いつもありがと」 高野被告 「うれしすぎるよ」 佐藤さん 「優しいね」 高野被告 「好きな人には優しい」 高野被告 「あいりのガチこいになれてしあわせだよ」 佐藤さん 「よかったです」 さらに2人のLINEのやりとりによると、被告が被害者の勤務する飲食店に通うようになってから、お金の話が出るようになっていました。 佐藤さん 「申し訳ないんだけど、財布無くなって手持ちがない。お金貸してくれるかな。もうお金ない」 高野被告 「今って振り込めるか」 佐藤さん 「4万でいい」 検察側によると、被告は被害者に頼まれて合わせて250万円以上の金を貸していたといいますが、被害者から返済されたのは3万円でした。被告自身も消費者金融から金を借りるなどしていたそうです。検察側は「事実ではなく量刑」が争点になるとしています。 一方、弁護側は冒頭陳述で「きっかけはお金の貸し借りを巡るものだった」と主張しました。 弁護側 「佐藤さんがお金を返してくれると信じていた高野さんは4万円を貸しました。『すぐ返すから』という約束は守られなかった。『携帯の利用料金が払えない』などと言われる中で高野被告の貯金は二十数日間で底をつきました」 被告は事件の1年ほど前、警察にも相談していたそうです。 高野被告→栃木県警への相談 「知人にお金を貸して返してもらえない。生活が苦しくてという理由でお金を貸すようになった」 被告の貯金は被害者と出会った当時は450万円以上あったものの、事件当時には11万4259円にまで減っていたとしています。 一方で、被告の住んでいたアパートの関係者を取材すると…。 「(Q.家賃の支払いは)特に問題なくお支払いをいただいていた。その当時仕事をしておらず、これから仕事をしますという説明だった」 また、今月1日の法廷では被害者の母親の供述が読み上げられました。 「事件当日、東京の警察から電話があり、『この度はご愁傷さまでした』と言われ、頭が真っ白になりました。愛里の遺体は顔に包帯が巻かれていましたが、真っ青で冷たくなっており、私は何もできませんでした。(被告の)高野さんは、愛里がお金を返していなかったのなら、それは悪いことですし、ごめんなさい。ですが、なぜ殺してしまったのか、他にやり方はなかったのかと思います。私はいい母親ではなかったかもしれませんが、愛里を愛していました。高野さんが愛里を殺害したことは、一生許すことができません。厳しい処罰を求めます」 (2026年7月1日放送分より)
テレビ朝日