親を憎むな。運命を愛せ。
血族から「お盆に新潟に来れるか」と聞かれた。私は「わからないから俺は死んだものだと思ってください」と言った。血族は「了解」と言った。盆や正月に集まる習慣を、本当は面倒臭いと感じている人は少なくないと思う。余計なことをごちゃごちゃ言わないで「了解」だけで済ませてくれる血族に感謝をした。さっぱりしていて、気持ちがいい。血族のことは好きだ。好きなまま、絶縁した。彼岸に、奇跡の復活をするかもしれない。
神戸在住の女性A様から「私には遊牧民の血が流れていると思うから坂爪さんに共感を覚える。みんなと違うだけで化け物扱いされる日々だが、見世物小屋みたいな世界で卑屈にならずに明るく生きている坂爪さんと話をさせていただきたい」とご連絡をいただいた。私の正しい使い方である。A様は言った。小学生の頃、周囲の女の子たちが何歳になったら結婚してこどもを産んで家を持つみたいなライフプランの話をするようになって、私は全然ついていけなかった。将来のイメージを私は何一つ描けなかった。普通になりたいと願っていたが、普通になんてまったくなれなかった。
先日、二枚の写真を見た。一枚目には、付き合いたての美男美女が映っていた。二枚目には、結婚三年目の夫婦が映っていた。同一人物だが、二枚目の写真は激太りしていた。激太りしていたが、満面の笑顔で「激太りしても愛し合っている私たちは幸せ者です」と言っているような感じの写真で、たくさんの共感を集めていた。激太りしても愛し合える関係は、素敵だと思う。太って醜くなって麻痺らせたら、楽に生きられる。日本には、このようなメッセージが多い。だが、一定数の人間は、孤独になりながら「それは嫌だ」と思っている。私は、そんな人間に会いたいなあと思う。
諦めたら楽になれる。麻痺らせたら楽になれる。みんなと同じになれたら楽になれる。確かにその通りだが、美しくいたい人や、かっこよくいたい人には、生きづらい世の中なんだろうなと思う。美しさを保つ生き方は、孤独な生き方だと思う。みんなと同じになって、みんなと同じように太らせれば、楽にはなれる。楽にはなれるが、美しくはなれない。みんなと同じになれないのは、A様に「美しくない」と思う心があるからだと思う。その心がA様を孤独にさせる。孤独を捨てれば、楽にはなれる。孤独だから、美しいのだと思う。
漂泊の民に対する限りない憧れがある。自由な人間は支配者にとって都合が悪い。だから「根を生やせていない人間は社会人として未熟だ」と言う価値観を植え付けて、差別するように仕向けた。私のような人間は、物珍しさから注目を集めているだけに過ぎない、見世物小屋の化け物に過ぎない。自分のことを「なんで自分はこうなんだ」と責める時期もあったが、その時期は過ぎ去った。鬼の子として生まれたなら、とことん、鬼の子として生きる。親を憎むな。運命を愛せ。自分を生き切ることが、最大の親孝行になるのだと思う。
坂爪さん、こんにちは☺️
神戸のライブ、ありがとうございました。
澄んだギターの音色と、お二人の力強い歌声と言葉の数々に、胸の中がグッと掴まれたり、静かでありながらも揺れたりしていました。
それに浸っている内に、むくむくと「聞いてみたい!」という気持ちが湧き、私事ですが兄弟格差についてお聞きしました。
あの時は最後まで丁寧に耳を傾けて下さって、本当にありがとうございます。
坂爪さん自身が20代の頃、精神的に弱って実家に帰られた時、「母が自分の存在を隠さずに居てくれて安心出来た」と話して下さったことを思い出し、「発達障害を持ち、家でずっと過ごしている兄はどうなのだろう?」と思いました。
苦手な外との関係を最小限にすることは出来ていますが、実際には「自由なようでいて自由がない」と感じたし、グラグラな土台の上に成り立っている安心だとも思いました。(→これも私の主観でしかないですが)
そこで「私はどうだろう?」って自分のことを考えた時に、「自分には自由がある」と思いました。
「なんだ、お互いに得たものもあるし、得れなかったものもある。私達には格差なんてなかったんだ」、そんな気持ちになりました。
一人ひとりの生、そんなことが母への執着で見えなくなっていたと気づきました。
今はあんなに欲しかった母からの関心を得ることよりも、自分自身の感情を震わせ生きることに意識が向いています。
坂爪さんが「話を聞いて、私はここまでやったのに…って気持ちがくっついてると感じた」と話された時、正にドンピシャで「家族なんだから…」という思いと、母から私への関心が欲しかったという理由で動いてました。
そこに「やりたいからやる。やりたくないからやらない」がすっぽり抜け落ちていることにも気づき…。
自分があるようでなかった、いわば亡霊になってたと思います。
私があれこれ先のことを考えるのは、家族の関係を壊したくないというエゴと、母や兄の自分で生きる力を信じてなかったからだと思いあたり…。
先回りするのをやめました。
私の今後の目標は「やりたいからやる。やりたくないからやらない。ひとでなしになる練習をする」ことです。
【愛したまま絶縁する。
絶縁するとは、自分の力だけで生きることができなくなった時は、それが寿命であると定めて、家族だからこれくらいのことをしなくちゃとか、義務感で動くことをやめることである】
この考え方を知って、凄く心が軽くなりました。
私はあの日、新たな視点をもらいに行ったのだと思います。
私にとって、新たな視点は希望になりました。
あれから「渡水看花」を何度も脳内で再生してます。
あの優しくあたたかい場所に辿り着くことができて、言葉には出来ないものをたくさん頂きました。
本当にありがとうございました。
暑くなっていますので、お身体に気をつけて。
おおまかな予定
7月13日(月)兵庫県神戸市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
7月18日(土)LIVE@下北沢RHAPSODY
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
いいなと思ったら応援しよう!
ばっちこい人類!!うおおおおおおおおお!!


コメント