日本脳炎の注意報を発表…長崎県、ワクチン接種など呼びかけ
長崎県は3日、蚊が媒介する日本脳炎が発生しやすい状況になったとして、注意報を発表した。重症化する危険性が高い幼児や高齢者は特に警戒が必要で、予防接種や蚊に刺されない工夫を呼びかけている。 日本脳炎ウイルスを持つブタの血を吸った蚊が、ヒトを刺すことで感染する。県は毎年6~9月にブタの感染状況を調査。県内で先月出荷された1頭から最近感染したことを示す抗体を検出したため、注意報を発表した。 感染者100~千人に1人の割合で高熱や頭痛、意識障害などの症状が現れ、脳炎となった場合の致死率は20~40%。ヒトからヒトへの感染はないが、夏本番に向けて蚊が活発に活動する時期に入るため注意が必要という。 県は「予防にはワクチン接種が最も効果的」とし、虫よけスプレーの活用なども有効としている。 県内では2016年に対馬市で4人、21年と25年に平戸市で各1人の患者が確認された。今年は6月21日時点で発生していない。