ダイオキシン類対策の超高温焼却炉は、日立造船などの造船メーカー、プラントメーカー、重機メーカーが90年代に開発し爆発的に普及した。自治体への導入にあたっては、国が補助金によって積極的に支援を行っていた。
この開発過程にあたってダイオキシン問題を起こしていた旧式の炉の内部や、煙炉に技術者が軽防御で日常的に立ち入っていた。
本人から「あれはとても危なかったね。ぼくら、危ないと知らなかったんだ。こども作り終えていたけど。」と日常的に勤務先からの帰宅のバス車内で聞いていた。
なお、各自治体は、それぞれのゴミの中に含まれるプラスチック類の季節、曜日変動を統計的に把握しており運用を最適化している。
ダイオキシン類は、炭素と塩素が存在すれば合成に適した温度、概ね300~900℃(最適温度は、600〜800℃)で合成される為、化石燃料とプラスチックをゴミと混焼させる事で燃焼温度を上げ、煙炉の温度をダイオキシン合成温度から外す事で、発生を抑えている。
排ガスは。急冷する事でダイオキシン合成温度を外している。その後バッグフィルタ(bag filter)などで塵を捕集して煙突から気体を捨てる。
日本は、プラスチックの再資源化にあたりサーマルリサイクル(燃やす)を認めていることが特徴だが、これは、日本がゴミ処理を焼却に依存していることが大きな原因であって、ダイオキシン問題を解決するための熱量獲得に化石資源や廃プラスチックを用いているという事情がある。
SF的発想をすれば熱源に原子炉=超高温ガス炉を使うというアイデアもあるが、実現は、あって22世紀であろう。まだ太陽炉のほうが現実性がある。現状では、ゴミと化石資源、廃プラスチックを混焼することが現実解である。
これ、プラスチックの焼却がけしからんと言ってる人がいるんだけど日本は事情が別で、日本の場合2000年代以降にダイオキシン対策で新型の高燃焼カロリー焼却炉が大量に設置された経緯がある。