一橋大学 地理 過去問
一橋大の地理は前期日程で出題され、大学公式が問題と出題の意図を公開しています。2024年はコロンビア農業、日本の国際分業、首都圏交通、2025年はオランダ養豚業、都市交通とラスヴェガス、移民送金が主題でした。
1
質問
2024年。コロンビアのバイオエタノールの主原料は何か。
正解
さとうきび。
2
質問
2024年。コロンビアでコカ栽培が残りやすいのはなぜか。
正解
道路が未整備で一般作物の販路が弱い遠隔地が多く、貧しい農民にとってコカが収入源になりやすく、反政府勢力の浸透とも結びついてきたため。
3
質問
2024年。日本の国際的生産分業で後方参加が急拡大した理由は何か。
正解
新興国側の生産技術が上がり、中間財を現地で生産できるようになった結果、日本がそれらを輸入する比重が高まったため。
4
質問
2024年。首都圏の公共交通の課題を解決する方法として、MaaSに何が期待されるか。
正解
検索、予約、決済を一体化して利用者の移動を最適化し、運行側の効率化も進めることで、公共交通の維持につなげること。
5
質問
2025年。オランダ養豚業で、EUの家畜飼料への課徴金免除はどの時期にどんな変化として表れたか。また、その見直しにつながった交渉名は何か。
正解
1960年ごろから1990年ごろまで、豚肉の生産、輸出量、生きた豚の輸出頭数が増加した。交渉名はGATTのウルグアイラウンド。
6
質問
2025年。オランダ養豚業が国内で生んだ環境問題は何か。
正解
豚の排せつ物による河川水、地下水の汚染と、農地への過剰施肥による窒素残留。
7
質問
2025年。ラスヴェガスが発展した背景と、持続可能性の課題は何か。
正解
大陸横断鉄道の中継地で、近くのフーバーダム建設や核実験場、さらに合法化されたカジノの集積を背景に発展した。課題は砂漠地域での用水確保と、カジノ産業依存からの脱却。
8
質問
2025年。外国移住者からの送金が、ODAや民間資金より強みを持つ点は何か。
正解
ODAは政治条件が付きやすく、民間資金は利益の出る分野に偏りやすいのに対し、送金は直接家計や貧困層に届き、生活必需品の購入などを通じて地域経済を下支えしやすい。
9
質問
2025年。外国への人的移動が送り出し国に与える良い面と悪い面は何か。
正解
悪い面は、若い労働力や技術者の流出で国内産業の発展が弱ること。良い面は、帰国後の起業や、海外からの送金、投資によって国内産業の発展に役立つこと。
一橋大地理の特徴は、単なる知識問題ではなく、資料を読んで因果関係を短く論述させる点です。2024年も2025年も、統計や地図や文章をもとに、理由、背景、課題まで書かせる出題が中心でした。
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