Replying to @MseraOfficial
願望に生きるおじいちゃんに事実で応答する。
①「GHQ策略で旧皇族離脱」について
1947年皇籍離脱の主因は皇室財政の巨額負担と象徴天皇制への移行。
昭和天皇自身が『昭和天皇独白録』および側近日記で皇族数削減に一定の理解を示していた記録がある。「弱体化策略」との断定は史料的根拠が薄く願望の域を出ない。
②「本来の日本の姿を取り戻す」について
旧11宮家は江戸期まで存在しなかった。江戸期の世襲親王家は伏見・桂・有栖川・閑院の4家のみ。
明治政府が伏見宮系から分立させて11宮家に拡大したのが実態。「本来の姿」とは明治政府の政治的創作物であり、日本古来の姿ではない。
③「天皇について好き嫌い・人気で語るのは不敬」について
憲法1条は象徴天皇制の根拠を「主権の存する日本国民の総意」と明記する。
国民の総意を語ることを『不敬』で封じる論法は憲法1条の否定に他ならない。
しかも「女性差別を持ち出すな」は憲法14条(法の下の平等)の軽視。憲法を語らずに天皇を語ることこそ、憲法学的に問題。
④「万世一系2600年、初代神武天皇に辿り着く」について
神武天皇即位=紀元前660年は江戸期の暦学者が中国の讖緯思想(辛酉革命説)で逆算した数字。1872年、明治政府が太政官布告で公式採用した政治的決定。
神武天皇の実在自体、考古学的物証はなく、歴史学界の通説では少なくとも初代から第9代開化天皇まで(欠史八代)は神話と確認されている。
2600年は明治の政治的構築物=フィクションであり歴史的事実ではない。
「万世一系」の文言は明治憲法で初めて公式化され、戦後日本国憲法から削除された。
感情ではなく事実で語ろう。
「揺るがせにしてはならない」のは、憲法1条が定める国民主権そのものだ。