物議を醸しているマイケル・ジャクソン伝記映画『Michael/マイケル』は、なぜ当初のラストをボツにしたのか?
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現在日本でも公開中のマイケル・ジャクソンの伝記映画『Michael/マイケル』。この作品が当初の構成が大きく変更されたということに注目したい。 【写真7点】マイケル・ジャクソンの “夢の邸宅”、「ネバーランド・ランチ」 のかつての姿を見る 『Variety(ヴァラエティ)』誌によると、映画はもともと1993年、児童性的虐待疑惑を受けてネバーランド・ランチに警察の捜索が入ろうとする場面から始まり、その後、幼少期からスターになるまでの人生を回想形式で描き、最後に再び1993年へ戻って疑惑とその影響を描いて終わる予定だった。つまり、この疑惑が映画全体のクライマックスとして位置付けられていたというわけだ。 しかし、その終盤の構成はボツになった。報道では、1993年の告発者1名に関する法的な問題が生じたためだ。その人物や関連場面を含むラストが全面的に作り直されたとされている。 ちなみにこの件は、2019年のドキュメンタリー映画『ネバーランドにさよならを(原題:Leaving Neverland)』で取り上げられた、2人の男性による告発・疑惑とは別のもの。最終的に裁判ではなく示談で解決し、マイケル・ジャクソンは刑事事件としては起訴されなかった。 『Variety』誌の取材に応じた制作事情に詳しい情報筋によると、この結末 ── そして告発に関するあらゆる言及 ── は、映画から削除。その理由は、マイケル・ジャクソンの告発者のひとりであるジョーダン・チャンドラーとの和解契約に含まれる条項にあり、その条項では、いかなる映画でも彼を描写したり、その存在に言及したりすることが禁じられていたというもの。 この条項は、本作のプロデューサーを務めたジャクソン・エステート(マイケル・ジャクソンの遺産管理団体)の弁護士らによって発見されたが、その時点では問題となるシーンはすでに撮影済みだった。その結果、映画の結末を書き直すことになり、全米公開は2025年4月から2026年4月へ延期。さらに、2025年6月には伝記映画の新たな最終幕を撮影するため22日間にわたる追加撮影が行われ、制作費は1000万~1500万ドル増加したと報じられている。 『Digital Spy』は、本作を製作し米国で配給するライオンズゲート、および海外配給を担当するユニバーサルにコメントを求めたが掲載までに回答はなかった。
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