巨人ドラ1・竹丸和幸が2か月ぶり4連敗後の6勝目「勝てないのはしょうがないけど全部負けているのはしんどい」と漏らすこともあった
巨人5-4DeNA(セ・リーグ=11日)――巨人がシーソーゲームを制し、連敗を3でストップ。1点を追う七回、代打泉口の適時打と門脇のスクイズで逆転した。竹丸が6勝目。DeNAは継投実らず。
約2か月ぶりの6勝目を手にしても、巨人のドラフト1位左腕、竹丸和幸(鷺宮製作所)の表情は変わらない。「野手の皆さんに感謝したい」と淡々としていたが、久々の白星の味は格別だったはずだ。
ただ、ここからしっかり立て直した。二回以降は右打者に対してシンカーも織り交ぜながら、自己最速の153キロを計測した直球を生かしてゼロを並べた。同点の六回、内野安打をきっかけに勝ち越しを許したが、二死満塁のピンチでは代打度会を見逃し三振に仕留め、「最後は何とか粘れたかなと思う」。6回4失点で踏ん張り、直後に味方が逆転した。
5月17日の5勝目を最後に4連敗。開幕投手を担って白星を重ねた勢いは失われた。「勝てないのはしょうがないけど、全部負けているのはしんどい」と漏らすこともあった。ただ、下を向かずに武器を増やしてきた。シンカーもその一つ。決め球のチェンジアップは右打者にスライダーと同じ待ち方で対応されやすかったという。6月末から習得を目指して投げ始めると、早くも有効なボールに。チームスタッフは「同じ球速帯で逃げて落ちるボールがあれば、また別の投手になれる」といい、現状維持に甘えない姿勢を評価する。
つまずいても、決してただでは終わらない。野球へ向き合う姿勢も、この日の投球も同じだった。(井上敬雄)
巨人・橋上監督代行「初回に点を取った裏に逆転されて嫌な流れだったが、その後に竹丸がだいぶ持ち直した。(決勝点となった門脇のスクイズは)こういう試合はああいうものをしっかりできないとこの先の戦いも苦しくなる」