●「自分らしい投球で甲子園へ」
野球のU―18高校日本代表候補強化合宿に参加した高岡一高のエース左腕・前田侑大(ゆうと)選手(3年)が登板した27日の練習試合にプロ11球団のスカウトが集結し、熱視線を送った。「全国トップレベル」(ある球団のスカウト)と本格派左腕の評価は高く、前田選手は「いつも以上に気合が入り、直球をアピールした」と意欲満々。7月7日開幕の第108回全国高校野球選手権富山大会を前に「自分らしいピッチングで甲子園を目指す」と気合を入れた。
練習試合は高岡市西田の高岡一高野球場で行われた。先発した前田選手は150キロ台を連発。7回を無失点で抑える快投を披露した。
バックネット裏に30人ほどのスカウトがずらりと並び、カメラとスピードガンを手に投球に注目した。
ある球団のスカウトは「高校生では全国トップレベル。U18で評価は上がった」「本格派の左腕はどの球団もほしい。ドラフト上位指名が有力」と評価する。
村本忠秀監督によると、今年4月のU―18強化合宿以降、注目度は高まっており、練習試合のたびに前田選手目当てのスカウトが訪れるが、11球団から来たのは初めてだという。
前田選手は高岡市国吉小2年時にビッグファイトボーイズで野球を始め、同市南星中野球部に所属。自宅から近く、県内強豪の一角である高岡一高の野球部を選んだ。
今年の春季大会は前田選手の力投もあり、富山商との決勝戦を除く全試合でコールド勝ちし、準優勝を収めた。前田選手は課題としていた変化球の精度が春以降、上がっているとし、夏の県大会に向け「どんなバッターでも初球からストライクを取りに行く。ベストは3球で打ち取ること」と意気込んだ。