ビリヤードキューのタップ(TIP)
テーマ:ビリヤード



私はキューのタップはフランスの
シャンディヴィエール社のション
ピオン(英語発音シャンディヴァー
ト、チャンピオン)のタップが好き
である。これはもう1980年代から。
水牛革の一枚物だ。
1980年代から数多くのタップを先
角に接着させて使用体験したが、
このフランス製チャンピオンタッ
プが一番自分の感覚にマッチする。
豚の薄革積層は、どんなに出来が
良い製品だろうと、接着剤のペチ
ペチ感が絶対にあるので好きでは
ない。
これまでで最高だったと感じた
タップはTADブランドの牛革2枚
積層のタップだった。自由が丘ア
ルファが革の手配をしていた。
あれが、今までで一番。今は廃番。
王様の耳がロバである事が見える
ならば、1個数千円する今の積層
商品よりも1個数百円のル・プロ
であっても、実は多角的に優れて
いる事に理解が及ぶだろう。ビリ
ヤードとキューの奥域を極めてい
る人には。
最高のパフォーマンスを見せるフ
ランスのチャンピオンにしても、
1個600円台程度だ。今は廃番だが。
優秀なタップの金額というのは、
本当の真実のところはそのような
ものだ。
皆さん、軒並み商人の販売対策戦
略に乗せられて、高額新商品を売
り出すメーカーは笑いが止まらな
い事だろう。法外な金額だろうと、
世に出せば皆さんがこぞって買っ
てくれるから。
「流行」は仕掛け人によって創作
されるものだが、自ら仕掛けずと
も新商品を作って網を張れば即大
量に超高額タップが売れる水揚げ
が実現する。生産が追い付かない
程に。追いつかなければまたポン
ポン値上げすればいい。それでも
今まで通り客は逃げずに買い続け
るのだから。
本当に「良いお客さん」だ。
かつて1980年代90年代中期まで
はそうした傾向性はビリヤード界
には無かったが、今世紀初頭あた
りから生き馬の目を抜くような商
品販売構造の世界に入っている。
出せば売れる。どんなに世の中が
不景気だろうとも。
そうした系列の構造と流れの中に
「ハイテクシャフト」「タップ」
「チョーク」「グローブ」「カー
ボンシャフト」は存在している。
特に日本人は何かのカルト新興宗
教かのように他人と同じ物を持ち
たがる迎合主義的没主体性の国民
だ。ビリヤード用品も軒並み金太
郎飴で他人と同じ物を使いたがる。
無個性。主体性の無さ。信念の欠
落。アイデンティティの不存在。
それが日本人だ。
それゆえ、今ではほぼ100%に近い
90数パーセントがカーボンキュー
で手袋をしてチョン突っつき転が
し玉をやってビリヤードです、の
世界だ。日本全国どこの玉屋に行
っても、プロの試合を観ても。
生き方がくそダサというのがビリ
ヤードの世界の住人模様になって
しまった。
あれに似ている。
ニワカバイクブームファンやニワ
カキャンプブームファンという層
に。
そのうち、ビリヤードにはこれが
最適、という下着やシャツや靴が
新発売されたら、今の層は全員飛
びつくだろう。
バイクシーンやキャンプシーンを
観ていても、それは明らかだ。
我らが愛すべき祖国くそダサにっ
ぽん万歳!だ。
本当に心底ダサい。