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特別展「いきもの超ワールド展 国立科学博物館×ダーウィンが来た!」開幕レポート。音声ガイドは相葉雅紀

東京・上野の国立科学博物館で、NHKの自然科学番組『ダーウィンが来た!』との共同企画による特別展「いきもの超ワールド展 国立科学博物館×ダーウィンが来た!」が開幕する。会期は7月11日〜10月12日。会場および報道発表会の様子をレポートする。

文・撮影:大原愛美(編集部)

手前がドールビッグホーンの剥製

 東京・上野の国立科学博物館で、NHKの自然番組『ダーウィンが来た!』との共同企画による特別展「いきもの超ワールド展 国立科学博物館×ダーウィンが来た!」が開幕する。会期は7月11日〜10月12日。総合監修は同館動物研究部脊椎動物研究グループ研究主幹の田島木綿子。また、無脊椎動物・昆虫・古生物の研究者らも展示監修として参加している。

「いきもの」の環境適応と進化を6つの章でひもとく

 誕生以来、地球環境は絶えず変化を続けてきた。その変化に適応した「いきもの」たちは、独自の形態や機能、生存戦略を獲得しながら生命をつないだ。本展では、国立科学博物館が所蔵する標本・資料に加え、最新の研究成果や、NHKが長年にわたり撮影してきた映像を組み合わせることで、適応進化の過程を多角的に紹介する。

ホッキョクグマやコウテイペンギンなどの剥製が並ぶ

 展示は、「いきもので異なる『五感』」、「いきもので変わる『エネルギー補給』」、「いきものの挑戦『サイズ』適応術」、「いきもので違う『移動』のかたち」、「いきものに学ぶ『集団』の意義」、「いきものが紡ぐ『命のバトン』」の6章で構成。多様な生存戦略を、標本や資料を通して読み解いていく。 

標本と映像で、「生存戦略」を立体的に体感

 会場では、剥製や骨格標本、液浸標本などを通して、いきものたちが環境に適応するなかで獲得した多様な形態や機能を紹介する。

最大のナマケモノ類「ミラミオドンテリウム」のレプリカ復元骨格
メガマウスの標本
左がミナミゾウアザラシの剥製、右がニシゴリラの剥製

 「いきものの挑戦『サイズ』適応術」では、環境に応じて大型化・小型化してきた動物たちを紹介。魚類の巨大化の例としてメガマウスザメの剥製が展示されるほか、陸上哺乳類ではアルゼンチンに生息していた最大級のナマケモノ類「ミラミオドンテリウム」のレプリカ復元骨格が来場者を迎える。「いきものに学ぶ『集団』の意義」では、繁殖のために大規模な群れを形成するミナミゾウアザラシの剥製などを通して、それぞれの環境に適応した生存戦略を紹介する。

「大自然超体感シアター」の様子 床面にも映像が上映され臨場感を味わえる

 標本とあわせて展開される映像展示も本展の見どころだ。「大自然超体感シアター」では、四方を囲む大型スクリーンいっぱいに自然環境やいきものたちの姿が映し出される。野生で躍動する姿を4K映像で見たあとに、その剥製や骨格標本を観察することで、映像だけでも標本だけでも得られない理解へとつながる構成となっている。

中央はスナメリの消化器官のレプリカ 哺乳類の消化器官は基本構造は同じだが、種によって様々な特色があるという

 人間とは大きく異なる身体のつくりや生態をもつ種がいるいっぽう、人間にも通じる行動や習性を見せる種も少なくない。本展は、それぞれの生存戦略を比較しながら、多様な生命のあり方を考える機会を提示している。

編集部

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