会見を開き、資料を見せながら「カツアゲ」の告発をする吉松源昭・福岡県議
会見を開き、資料を見せながら「カツアゲ」の告発をする吉松源昭・福岡県議
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「ただの福岡県議会の内紛なのか、それとも永田町を含めた政治的な背景があるのか。それによってどう対応するか、大きく変わってくる」

【写真】福岡政界で「県議会のドン」と呼ばれる県議会議長はこの人

 こう話すのは福岡県の自民党県議A氏だ。

 西日本新聞が7月5日、福岡県議2人が、自民県議団の幹部に要求されて2018年から20年にかけて、2人で計約2750万円を支払っていたと“内部告発”したことを報じた。告発したのは、元自民で現在は無所属の吉松源昭県議と、自民の江藤秀之県議。吉松氏は7日に記者会見を開き、自民県議時代、県議団の幹部から、他会派との懇親ゴルフ代や自民県議団の懇親会代やゴルフ代、議会運営の根回しなどの名目で、約1925万円を要求されて支払ったと説明し、こう語った。

「人の弱みにつけこんだカツアゲ、あるいはみかじめ料的な要求であった」

 江藤氏も同様に約825万円を支払ったとメディアに証言している。

 2人が大金を支払った後の21年6月から1年間、吉松氏は県議会議長、江藤氏は副議長を務めている。議長や副議長になるために必要な“裏金”だったともとれる。吉松氏はこうも語っていた。

「(要求に)応じなければ、冷遇される、ポストから外されるという思いがあった。逆らえば議長になれないどころか、自民党から出されるという認識だった」

 一方、カネを要求し、受け取ったと名指しされた自民の中尾正幸県議は、

「事実無根」

 と否定。名前が出た他の自民県議もメディアの取材を受けて否定している。

 福岡県議会では、高額な海外視察や、議長ら有力県議のパーティー券を県職員が組織的に購入していたことなどが問題になっている最中だ。会見で吉松氏は、パーティー券問題は県職員からの「カツアゲ」で、海外視察は県民の税金の「カツアゲ」だと表現し、

「この文化(カツアゲ)を認めてきたことが県職員、県民に及んでしまった。カツアゲを正さなくてはいけないという思いにいたった」

 と告発した動機を語った。

 だが、地元では県議2人の告発の背景には、福岡政界の実力者同士の“暗闘”があるという見方が強い。

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