2次方程式は、中学校で学習する重要な単元の一つです。
問題によっては因数分解を利用すると、効率よく解くことができます。
今回は、最も基本的な因数分解を使う2次方程式を解いてみましょう。
問題
次の2次方程式を解きなさい。
x^2-3x=0
どのように計算すればよいか考えてみましょう。
解説
今回の問題の答えは「x=0,3」です。
まず、左辺を因数分解します。
x^2-3x=0
x(x-3)=0
ここで利用するのが、「積が0になるときの性質」です。
2つの数を掛けて0になるのは、どちらか一方、または両方が0のときだけです。
つまり、
x=0またはx-3=0
となります。
2つ目の式を解くと、x=3です。
したがって、2次方程式の解は
x=0,3
となります。
積が0になるときの性質
「A×B=0」であれば、
A=0またはB=0
が必ず成り立ちます。
2次方程式を因数分解したあとに、この性質を利用することで、二つの1次方程式に分けて解くことができます。
よくある間違い
次のように、両辺をxで割ってしまうのは誤りです。
(誤答例)
x^2-3x=0
x-3=0
x=3
一見正しく見えますが、この解き方では「x=0」の可能性を消してしまっています。
未知数xで割るときは、それが「0でない」ことを確認しなければいけません。
まとめ
因数分解ができる2次方程式では、まず積の形に変形することが大切です。
その後、「積が0になるときの性質」を利用すると、解を簡単に求めることができます。
基本的な解き方を身につけて、さまざまな2次方程式に挑戦してみましょう。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」
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