中国、仲裁裁の南シナ海判断を「違法で無効」と拒絶 12日で10年、姿勢変わらず

中国外務省の毛寧報道官=北京(共同)

【北京=三塚聖平】中国外務省の毛寧報道官は10日の記者会見で、オランダ・ハーグの仲裁裁判所が、南シナ海のほぼ全域に主権を有するとの中国の主張を退ける判断を示してから12日で10年となることに関し、仲裁判断は「違法で無効な拘束力がないものだ」と述べ、中国側として受け入れを拒絶する姿勢を改めて示した。

毛氏は、仲裁判断について「これに基づくあらゆる主張や行動も受け入れることはない」と強調した。

南シナ海で衝突を避けるため中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)が交渉中の「行動規範」に関し、毛氏は「ASEAN諸国とともに交渉を加速させ、一日も早い妥結を目指し、南シナ海の平和と安定を共同で維持することに力を尽くしている」と訴えた。同時に、今年のASEAN議長国のフィリピンが、仲裁判断を行動規範の基礎にする考えを示していることに関し、仲裁判断と行動規範は「全く関係がない」と述べ、「フィリピン側は規範の妥結に障害をもたらすべきでない」とクギを刺した。

Google検索で「産経ニュース」を優先表示。ワンクリックで簡単登録

会員限定記事

会員限定記事一覧