大シルクロード展 鑑賞ガイド
この記事は代シルクロード展に行くために見ておいたらいい動画とかまとめてます。
ちょっと完成しきってないのですが、2月2日までの展示なので、さっさと公開します(。>_<。)
ぼちぼちと解説足していくかも。
公式動画
他のが見れない場合、とりあえずコレだけ抑えておけばOK
京都展
愛媛展
本数は多いけど、1本1本が短めなのでサクッと見れる
シルクロードについて
中国のシルクロードの旅行ガイド
とりあえず全体像がわかるかんじですー
シルクロードが出来るには東西に安定政権が必要で、それが中国とローマ
秦や漢の初期はローマはまだ安定してなかった
後漢が出来てから安定したけど、ローマは軍人皇帝時代、中国は三国志に入ってしまう
シルクロードの起源は張騫と言われている
洛陽
敦煌
楼蘭
今回は出品されないので、参考程度に
ラクダ
砂漠特化した結果、めっちゃヤヴァイことになってる動物
サボテンをトゲがついたまま平気で食べる
コブに脂肪がたまっていてMAXだと4~5ヶ月くらい何も食べなくてもOK
水分もMAXだと2~5週間くらい水を飲まなくてもOK
水分を失わないために汗をかかない
ラクダが持ち込まれる3世紀までは馬が通れる道で進むしかなかった
ラクダを使うことで砂漠を突き進むサハラ交易がスタート
ラクダ界は口から変な袋だしたり、唾出しまくって泡吹いたり、メスを落とすおしっこ噴射するヤツがモテるらしいよ!
平気でサボテンむしゃむしゃしてるよ!
出品物の関連情報
交易品
蚕・シルク
中国では国家機密で、ローマでは金と同等の価値と言われるほどだったよ!
蚕は繭を破って孵化するので、その前に蚕を殺さないといけない、かわいそう…
繭を熱いお湯につけるとほぐれて1本の糸になる
滑らかの1本の糸だからスベスベ度が高い
ローマでは金と同等の価値と言われたり、贅沢すぎると禁止されたり
女装皇帝ヘリオガバルスは薄いシルクを着て、スケスケで全部見えてたらしいw
蚕は中国から持ち出し禁止だったけど、ビザンツ帝国には6世紀に密輸で伝わった
ヨーロッパには蚕は8~9世紀に伝わったとされる
幕末あたりにヨーロッパで蚕の病気が流行ったことで日本の生糸の輸出が伸びる
生糸の輸出はアメリカが多かったので第二次世界大戦で養蚕業が打撃を受ける
○獅子狩文絹布
馬に乗った人物が獅子を射る瞬間を描いた絹布
後ろを向いて矢を射る、いわゆるパルティアンショット
文様は染織技法の一つである臈纈染め(ろうけちぞめ)
淡い黄色の平絹を用い、蝋で紋様を描いたあとで赤茶色の染料に浸し、蝋の部分を白く残して文様を染め出している
パルティアンショットの絵は正倉院展にもあったので、当時の定番の絵だったんでしょうねー
唐三彩
唐三彩の起源: 唐三彩は、唐代に盛んに作られた陶器で、特に則天武后の時代に発展。
三彩の特徴: 多彩な色の釉薬を用いて焼成されたことから、「唐三彩」と呼ばれている。
シルクロードとの関係: 唐三彩は、シルクロードを通って西アジアやヨーロッパにまで輸出され、国際的な文化交流の証となっている。
背中にソグド風の骨付き肉(左)と水差し(右)がある
鳳凰の頭部: リュトンの角の先端にあたる部分が、鳳凰の頭部で表現
蔓草の把手: 鳳凰の口から伸びる蔓草が、盃の口と胴体を繋ぎ、持ち手となっている
鮮やかな色彩: 胴部には花文様が施され、緑、褐色、黄色の釉薬で鮮やかに彩られる
製法: 型で左右を別々に作り、接合して成形
髪型: 流行していた「烏蛮髻」という髪型で、両耳を出して髪を結い上げ、額には丸い形の髪飾り
顔立ち: ふっくらとした頬、細い眉、切れ長の目などが、当時の唐美人の特徴
服装: 藍色の上衣に、ゆったりとした褐色の長いスカートを合わせ、ショールを羽織っています。足元には、つま先が反り返った靴を履いている
ポーズ: 右手を前に出し、左手は袖の中にしまうという優雅なポーズ
ガラス
金
瑪瑙
民族・宗教
突厥・ウイグル
吐蕃
チベットで色んな国の文化や制度の影響を受けた
ソグド人
マニ教:マニ教ソグド語の手紙が出品
善悪二元論で、現世は闇の世界で悪だから、禁欲して光の世界に帰りましょうという教義
初期はものすごい広がりを見せた
独自性が強くて柔軟性が足りないのがまずかった印象
権力者が都合よく使える系じゃないのも生き残れなかった要因かも?
マニ教最高位にあてた手紙:マニ教の最高位の僧侶である慕闍(もじゃ)の、アリヤーマーン・プフルという人物に宛てたソグド語の手紙
差出人:慕闍に次ぐ称号を持つシャフルヤール・ザーダグ
受取人への敬意:中央にマニ教の白い帽子や楽人の姿。金箔押しで祈願文「高位聖職者に栄光あれ」と書かれている。
公的文書:右側に朱印が押されていて公文書的な性格が強い
ソグド語による交流:7-8世紀以降、中央アジアにおける有力な国際共通語として東西交渉に重要な役割を果たした
マニ教の広がり:ペルシアのマニが創始した宗教で、中国にも進出
マニは父親の影響でユダヤ系の宗教だった
教義に疑問を持ち破門されマニ教を開く
ササン朝ペルシアのシャープール1世に保護され、マニ教が広がった
シャープール1世の死後、ペルシア王の弾圧があり獄中死
色々と弾圧にあって滅びちゃう
そもそも戦闘的な性格じゃないのもある
中国では儒教の男尊女卑より良いということで則天武后に保護される
でも会昌の廃仏のときに一緒に弾圧されちゃう
ウイグルで国教になるけどウイグル自体が滅びて絶滅
王朝と貨幣
中華圏と西欧圏の貨幣の違い
◆貨幣の役割
西洋: 「見てくれ!これが我が国と王の力だ!」という権威と美のアピール
中国: 「これで買い物がスムーズにできるよ!」という実用性重視
◆貨幣の作り方
西洋: 金や銀をプレートにして、鉄や青銅の鋳型に挟んで刻印
中国: 銅を液体にして鋳型で流し込む
西洋圏が綺麗な丸じゃないのは、手作業で丸くしてたり、こっそり周りを削り取って使ったり、使ってるうちに摩耗したりなど、色んな理由があるみたい。
また、中国は貨幣でなく元号で権威を示していた感じ。
流通貨幣を支配するより、時を支配する方がかっこいいよね!
「永楽通宝」みたいに元号が入った貨幣が作られたりしてるし、元号は王の姿を刻むよりさらに上位概念として機能してたっぽい。
クシャーナ朝
仏教を広めたカニシカ王の頃にシルクロードの中間点として栄えたよ!
古代インド:マウリア朝→クシャーナ朝→グプダ朝→ヴァルダナ朝
もともと遊牧民の大月氏で、カニシカ王の頃に最盛期
カニシカ王は仏教を保護したことで有名
仏教系の展示でガンダーラ関連動画を見てるとよく出てくる
シルクロードの交点に位置しローマ帝国との公益で発展していた
○ヘライオス(1世紀中頃)
現存するクシャーナ最古のコイン
ギリシャ文字で“ΤΥΡΑΝΝΟΥΟΤΟΣ ΗΛΟΥ - ΣΑΝΑΒ ΚΟϷϷΑΝΟΥ”「僭主ヘライオス、コシャンのサナブ」と書いている
○キパナダ(330-360):金貨が出品
Wikipediaにも載ってないので、どんな人か全然わからない(。>_<。)
ササン朝ペルシア
アルダシール2世、ペーローズ1世、ホスロー1世、2世のコインが展示
イランで栄えたゾロアスター教国家でローマ皇帝を捕虜にしたよ!
農耕イラン人がパルティアを倒して作ったゾロアスター教国家
シャープール1世:エデッサの戦いでローマに勝利し、ローマ皇帝ウァレリアヌスを捕虜にした。マニ教を保護したが、シャープール1世の死後に弾圧され国外逃亡し、各地に伝わる
ホスロー1世:東隣のエフタルを倒して全盛期、ビザンツ帝国と和睦
ホスロー2世:ビザンツ帝国に助けられて即位し、領土を最大版図に
最終的にイスラムに敗れて滅亡
○アルダシール2世(379年 - 383年):銀貨が出品
短命な王様で特に功績もないよ!
短命な治世: 兄の死後に王位を継ぐも、貴族たちの権勢が強まり、わずか4年で廃位。貴族の権勢はホスロー1世まで続く。
アルメニア問題: アルメニアでは親ローマ派と親ペルシア派の対立が激化し、混乱状態に陥った。
東ローマとの和平: アルメニアの混乱を収めるため、東ローマ帝国のテオドシウス1世と和平条約を結んだ。
○ペーローズ1世(459年 - 484年):銀貨が出品
強かったけど無謀な戦いで戦死した脳筋王で、宗教には寛容だったよ!
内戦の勝利: 兄弟との内戦を制し、王位に就いた。
飢饉と反乱: 治世初期には大規模な飢饉に見舞われ、コーカサス地方では反乱が起きた。
エフタルとの戦争: エフタルとの戦いに3度敗れ、最終的には戦死。一方でキダーラ朝を破って領地回復してる。
宗教: ゾロアスター教を信仰し、ネストリウス派キリスト教を支持する寛容策。
建築: ペーローズ1世の名前を冠した都市を建設し、イベリアの教会建設にも関与。
○ホスロー1世(531年 - 579年):銀貨が出品
傾いてた帝国を全盛期に導いた王様
帝国の再興: エフタルを滅ぼし、ビザンツ帝国と互角に戦い、ササン朝を再び強大な帝国へと導いた
内政改革: 税制改革、軍制改革を行い、中央集権体制を強化
文化の発展: ゾロアスター教を保護し『アヴェスター』の編纂を後押し、ギリシアの哲学者を招き入れ、学術・文化の発展にも貢献
これらの成功で名君とされるが、彼の死後63年でササン朝は滅亡するので、改革が成功したと言えるのか説がある
△ホルミズド4世(579年-590年)
今回の展示には出ないけど、ホスロー1世の養子で次の王
反乱を起こされて目を潰されて殺害される
その後、息子のホスロー2世が王位につけられる
○ホスロー2世(590年-628年):銀貨が出品
ビザンツ帝国に逃げて王位を奪還し、ペルシア帝国の最大版図を築くも息子に殺害されるという激動すぎる人生を送った偉大な王
即位と初期の混乱: 父王が将軍に殺害され王位につけられる。色々あってビザンツ帝国に逃げて、皇帝マウリキウスの支援を得て王位を奪還。
ビザンツ帝国との戦争: 助けてくれたマウリキウスが殺害されたことで、ビザンツ帝国に侵攻。小アジアやエジプトを支配下に置くなど、ペルシア帝国の勢力を最大限に拡大。
帝国の衰退: コンスタンティノープルの包囲戦の失敗をきっかけに、ビザンツ帝国の反撃を受け、ペルシア帝国は衰退の一途を辿る。
内紛と死: 国内では、息子たちや有力者たちの間で権力争いが激化し、最終的には息子に裏切られて殺害された。彼の死後に帝国はぐちゃぐちゃになって20年ほどで滅亡。
全然知らなかったけど、ドラマにしたらめちゃくちゃ面白い人ですねー!
○ササン式銀貨
ビザンツ帝国
実は影響力が強かった強国
絹の作り方を密輸で知って、絹織物がビザンツ帝国の主要輸出品に
後編はもうシルクロード関係ないので、面白いけど無理に見る必要はない
○ユスティヌス1世:金貨が出品
知名度ゼロだけど、ユスティニアヌス大帝の活躍に繋がる超重要人物だよ!
貧農出身で、親衛隊に入隊し将軍まで昇進
皇帝の後継者がいなかったことで元老院に推挙されて即位
甥のユスティニアヌスを養子にし、彼が実権を握ることで最盛期の基盤を築く
ユスティニアヌスは踊り子と結婚したので、それを認めるために法律を作った
治世中は、地震やペルシアからの侵攻など、多くの困難に直面
△ユスティニアヌス大帝
ユスティヌス1世の子
ユスティヌス2世の父
今回出品されるコインに関係深いし有名なので、抑えておいてもいい
ただし、内容はめちゃくちゃざっくり
○ユスティヌス2世:金貨が出品
ユスティニアヌスの甥だけど精神異常になった末に病没で良いとこなし
ユスティニアヌスの甥
ササン朝のホスロー1世と戦ったけど負けたからか精神異常を見せる
近寄った人を殴ったり、窓から飛び降りようとしたりヤヴァイ人に
かわりに妻と将軍が対応してるうちに病没
ホスロー1世は平和条約を結ぼうとしたが彼も死去して戦争は続く…
全皇帝の覚え歌
今回、ユスティヌス1世と2世のコインが出るだけなので、当然ながら全員言える必要は全く無いけど、どれくらいの時期かわかるので参考になる
唐
○開元通宝
唐代の統一通貨: 唐の統一後、統一的な貨幣として発行された銅銭。
重量単位の基準: 開元通宝の重さを基準に、新しい重量単位が定められた。
長期間の流通: 約300年にわたって使用され、中国経済の安定に貢献。
周辺国への影響: 日本では「和同開珎」のモデルとなり、東アジアの貨幣制度に大きな影響を与えた。
中国の王様が自分の顔の通貨を作らなかった理由は、一概に特定することはできないらしい。
儒教思想、政治体制、貨幣の機能、文化的な背景など、色々な要素が絡み合っての結果ぽい。
○唐太宗 李世民:妃の墓に描かれていた壁画が出品
「深目高鼻」で筒袖の胡服をまとう外国人が西方馬の首を押さえながら献上する場面
妃の墓の絵があるだけで、本人とは直接は関係ないので、気が向けば見ておくといい感じ
玄奘三蔵
知識欲ヤヴァイ人が大冒険を経てインドのナーランダー寺院で学ぶ話
途中で会った王様・麹文泰のエピソードが印象的
帰ってきた後に李世民に大唐西域記を書くように懇願される
日本
和同開珎
仏教
馬頭観音
日本ではほとんど見られない、白い大理石に彫られたお像。
畜生道を救う家畜の守り神で草の代わりに悪を食べちゃうよ!
家畜の守り神で頭頂部に馬の頭を持つ
馬が草を食べ尽くす→煩悩や悪を破壊する ということになるらしい
悪を倒すので観音なのに強そう
明王扱いもされる
妙法蓮華経
https://www.fujibi.or.jp/news/2023/20231111/
よくわからないということがわかるよ!
どんなことが書いてるかの雰囲気くらいはわかる
内容に関しては、わからんことがわかるw
展覧会のついでにサクッと勉強するような内容ではないのは確か
観世音菩薩普門品(観音経)
法華経の一部で観音様が全部救ってくれるよという内容
法華経に含まれており、その中でも25番目の章のことをいう
普門品とは、観世音菩薩が「普くすべての門(=場所)」に現れ、衆生を救うという意味
どんな場所でも、どんな苦しみでも、観世音菩薩は必ず現れて救済してくれるということ
観世音菩薩が様々な苦しみから人々を救う様子が詳しく描かれている
日本では主に鳩摩羅什訳のものを用いる
観音経に書いている観音菩薩が出来ることの具体例
どんな苦しみからも救ってくれる: 火事や水難、病気、悪鬼の襲撃など、どんな苦しみからでも救ってくれます。
どんな姿にもなれる: 人を救うために、仏の姿になったり、人間になったり、様々な姿に変わることができます。
どんな願いも叶えてくれる: 病気を治したり、お金を手に入れたり、幸せな結婚ができたり、願いは様々ですが、観音菩薩に祈れば叶うとされています。
観音様の仏像はたくさんあるけど、観音経が元ネタで、こーいう設定だったんだねー!
それでいっぱい姿があったんだなぁ…
いやー、はじめて知りました。



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