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やがて離婚が成立したが…

「お喰い初め」を済ませ、育児にも慣れたことで由香里さんと赤ん坊は誠さんのもとに戻った。だが、間もなく誠さんの転勤が決まり、由香里さんと子どもも一緒に県外へ転居することになった。

「そこが電車とバスをいくつも乗り継がなきゃいけないような場所だったんです。私は膝を悪くしていて思うように動けず、行くことができませんでした」

「3年近く顔を合わせる機会がなかった」という元子さんと由香里さんは、折に触れ、LINEでメッセージや写真などのやりとりをしていたそうだが、次第に元子さんは違和感を抱くようになる。

「画像が子どものものばかりで由香里の顔が写ってないんです」

ある日元子さんは送られて来た画像の中にとんでもないものを見つけてしまう。

誠さんと結婚した由香里さん
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「子どもの写真にわずかに写り込んでいた由香里の手首に痣があったんです。背景には壁に穴が開いた室内の様子も写り込んでいました。間違いなく誠のDVが始まっていると確信しました」

すぐに元子さんは知り合いの便利屋と共に由香里さんのもとへ駆けつけ、由香里さんと孫を連れ帰った。

「私が由香里を助け出したのはこれで2回目です。誠が『子どもの相手ばかりして俺のことを蔑ろにしている!』と由香里や息子に暴力をふるっていると聞いて、完全に堪忍袋の緒が切れました」

弁護士に間に入ってもらい、間もなく誠さんと由香里さんの離婚は成立したのだが、「離婚がバレて会社に居づらくなった」という誠さんが退職して実家に戻り、元子さんとのふたり暮らしが始まると、DVの矛先は再び元子さんに向けられるようになった。

「早い話が、私のせいで離婚になったという逆恨みみたいなもんですね。由香里と子どもに未練たらたらの息子は、ある時は殴る蹴るの力ずく、またある時は泣き落としで由香里たちの居場所を聞き出そうとしましたが、私が口を割らないので逆上するんです」

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