「8割がカード決済…本当に困る」“全東信ショック”全国で影響 巨額負債…20年前から粉飾か
大阪市のクレジットカード決済代行会社「全東信」が、破産手続きの開始決定を受けました。負債額は1151億円にのぼり、飲食店などでカード決済ができなくなるなど影響が全国に広がっています。
■「カード使うのがスタンダード」フレンチレストランでは
さいたま市にあるフレンチレストラン。ランチのコースは、初鰹の胡椒焼きに始まり、メインディッシュは、ジューシーな和牛のリブロース。お値段5800円からです。
「会計はクレジットで」と言いたくなりますが、いま、クレジットカードが使えなくなっています。
フランス料理アルピーノ ソムリエ・阪泰人さん
「破産申し立てに関する通知が届いた」
「クレジットカード決済代行サービスを提供してまいりましたが、事業の継続を断念せざるを得ない状況となりました」
フランス料理アルピーノ ソムリエ・阪泰人さん
「(お客さんの)8割がカード決済。カードを使うのがスタンダード。本当に困る」
■異例の早期入金をウリに…中小企業が重宝
クレジットカードが使えなくなった原因は、大阪市に本社がある決済代行会社「全東信」の倒産。今年最大規模の倒産で、負債総額は1151億円以上だといいます。
6日、大阪地裁からの破産手続きの開始決定を受け、全東信のクレジットカード決済端末がすべて利用できなくなりました。
全東信は、飲食店とカード会社の間に入る決済代行会社。
一般的に、クレジットカードで支払われた代金がカード会社から店側に入金されるのは、“およそ半月後”。一方で全東信はその入金を立て替えることで、“5日ほど後”という異例の早期入金をウリにしていました。
手数料分は高くつきますが、資金繰りに悩む中小企業にとって、重宝されていたサービスということです。
全東信によりますと、加盟店はおよそ20万店。今回の倒産の影響は、街中でも目立ちます。新橋にある居酒屋などでは、クレジットカードに関する張り紙も目にしました。
クレジットカードが使えない事態に、街の人は…
街の人
「持ち合わせが少ない時とか困る。わざわざ『ATMに行ってきます』も店員さんにしのびない」
「不便。違う店でいいかな。(クレジットカードが)使える店で」
影響は、全国に及んでいます。
蕎麦ダイニング花歩 松尾真奈美さん
「うちが使っているカード決済代行会社と聞いて『え!』みたいな」