3億5千万円を架空計上…納めるべき税免れ、還付金まで得ていた――国税と検察が合同捜査 6600万円脱税、コンサル役員追起訴

2026/07/04 20:52
鹿児島地検
鹿児島地検
 会社の経費として少なくとも3億5000万円以上を架空計上し、計約6600万円を脱税したとして、鹿児島地検は3日、消費税法違反や地方税法違反などの罪で、鹿児島市のコンサル会社と、住所不定、同社役員の男(42)を追起訴した。同日、補助金1000万円をだまし取った詐欺の罪で、被告と共犯者とされる2人を起訴した。

 熊本国税局との合同捜査。新たに起訴されたのは、いずれも福岡県久留米市の会社役員、男(48)と男(48)。被告の起訴は3回目。

 起訴状などによると、鹿児島市のコンサル会社「ランブリッジ」で会計責任者だった42歳の被告は、共犯者と共謀し、2021年9月1日から22年8月31日までの間、少なくとも3億5000万円以上の架空のシステム開発費を計上した。

 確定申告で、納めるべき消費税約609万円の納付を免れ、還付金約1718万円分を得た。システム開発に関わる架空の減価償却費約1億7300万円を経費として申告し、法人税など4322万円の納付を免れたとされる。

 役員3人は24年10月ごろ、共犯者と共謀し、独立行政法人「中小企業基盤整備機構」に、システム構築などを2200万円で発注するとした虚偽の事業計画書を提出、現金1000万円をだまし取ったとされる。

 地検は42歳の被告を別の脱税容疑で5月29日に逮捕、6月18日に起訴した。いずれの認否も明らかにしていない。

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