根尾昂さすがの存在感!侍ジャパン大谷翔平とのハイタッチに竜党は感無量
夢のような光景だった。WBC開幕直前の強化試合で、日本代表"侍ジャパン"のユニホームを着たドラゴンズの根尾昂がゲームを締めくくり、出迎えた大谷翔平とハイタッチを交わしたのだ。(敬称略) 【動画】根尾昂、最速148キロ!1回零封で開幕一軍へ猛アピールした快投がこちら【0分49秒~】
井端監督に呼ばれた
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の熱戦が続く。これに先立って行われた強化試合では「サポートメンバー」が選ばれた。「サポートメンバー」とは、本大会には出場しないが、日本代表のユニホームを着て練習や試合に参加し、代表メンバーを補助する役割の選手たちである。 根尾にもそのひとりとして、白羽の矢が立った。同じく「サポートメンバー」だった金丸夢斗が、大会直前に代表選手に格上げになったことからも、「サポートメンバー」に選ばれるだけでも、井端弘和ジャパン監督に注目されている証しである。
場内アナウンスに大歓声
そんな根尾に登板の機会が来た。2026年(令和8年)3月3日の京セラドーム大阪、WBC本番前のラストゲーム。阪神タイガース相手に1点リードで迎えた最終回を任された。「ピッチャー根尾昂」のアナウンスに大歓声の球場、やはり根尾は別格の人気がある。 先発の高橋宏斗(※「高」は「はしごだか」)と続く金丸夢斗、ドラゴンズの後輩で代表選手に選ばれた2人が素晴らしいピッチングを見せた後だけに、根尾にとっては負けるわけにはいかない局面だった。ぶざまな投球は見せられない。
わずか9球で"初セーブ"
球は走っていた。先頭打者をレフトフライに打ち取ると、続く2人は、レフトへのライナー、そしてライトフライで三者凡退に抑えた。投球数わずか9球だった。打球は外野に飛ばされたものの、根尾の球速が上回っていた。ゲームセットとなり、根尾にとっては"プロ初"のセーブがついたことになる。そして、侍ジャパンのベンチ前で、大谷ら代表選手に笑顔のハイタッチで迎えられた。そんな姿を見ているドラゴンズファンも、何だか誇らしげな気持ちになった。
早くも8年目のシーズン
早いもので、根尾もプロ入り8年目のシーズンを迎える。甲子園を沸かせたスーパースターとして、ドラフト1位でドラゴンズに入団したものの、紆余曲折の日々だった。内野手、外野手、2022年(令和4年)シーズン途中からは、その年から采配をふるった立浪和義監督の意向によって、投手に転向した。 その後も、先発なのかリリーフなのか、さまよいは続いた。昨季の1軍登板はわずか4試合、この春の沖縄キャンプも2軍だった。そんな根尾に「サポートメンバー」とは言え、代表チームからお呼びがかかるのだから、やはり只者ではないのである。