大谷翔平のメジャー通算300号が空砲に…9回はサヨナラ機にバット折られて凡退 ドジャース“守乱”でまさかの逆転負け ロバーツ監督も大激怒
◆米大リーグ ドジャース3―4ロッキーズ(7日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) 【動画】大谷らしい中堅左への先頭300号!日本人初! ドジャース・大谷翔平投手(32)が7日(日本時間8日)、メジャー史上170人目で、日本人選手では初となる通算300本塁打を達成した。1102試合目(投手専念の19試合を除く)での到達は史上5位のスピード記録。MLB公式サイトのS・ラングス記者によると、先頭打者弾で達成したのは史上2人目の快挙だった。 本拠地・ロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場。0―0の初回先頭で迎えた第1打席で右腕ロレンゼンから今季20号先頭打者弾を放って決めた。2ボールからの3球目、93・3マイル(約150・2キロ)シンカーを打球速度112・2マイル(約180・6キロ)、飛距離409フィート(約124・7メートル)、角度19度の弾丸ライナーでセンター左にたたき込んだ。右上腕二頭筋の張りから復帰3戦目、32歳初アーチから2戦連発で成し遂げた。 しかし、7回6安打1失点の好投を見せたロブレスキが降板した後、3点リードの8回にチームの守備に綻びが生じた。1死一、二塁でフリーマンの打球を遊撃・ロハスが捕れず(記録は失策)、センターに抜ける間に1点を奪われると、1死一、三塁からマッカーシーがスクイズ。同点となり、さらに三塁ががら空きになっていた隙を突いて三塁を狙った一塁走者を刺そうと、一塁ベースカバーに入っていた二塁手のフリーランドが三塁に送球したが、これが三塁ベンチに入ってしまって決勝点を献上した。ロバーツ監督はこのプレーにベンチの柵をたたいて怒りを爆発させる珍しい場面もあった。 1点を追う9回は無死一、二塁と右腕ロマノを攻め、連夜のサヨナラ勝ちの期待が高まった。しかし、大谷がバットを折られて三飛に倒れるなど上位打線が凡退した。 大谷は24年7月13日(同14日)に794試合目(投手専念を除く)で通算200本塁打に到達。そこから300本塁打まで308試合と、ほぼ3試合に1本の驚異的なペースでアーチを重ねてきた。ジャッジ(ヤンキース)の284試合には及ばなかったが、現代のMLBをこの2人がけん引していることを象徴する数字でもある。 開幕から二刀流でフル稼働している今季は、6月11日(同12日)の試合で「左膝の炎症」を発症。今も試合後にアイシングや治療を受けるなど状態は万全ではないが、言い訳することなく試合に出続けている。右手中指のマメ、右上腕二頭筋の張りと「100%でできていないモヤモヤ感」を抱えながら、誰にもまねできない道を不断の努力で進んでいる。 日本ハム時代にはNPBで通算48本塁打を記録しており、日米通算350本塁打には残り2本。まだ32歳になったばかりの二刀流の記録はこれからも伸びていく。
報知新聞社